誰もが知っている曲というのは覚える恩恵が非常に大きい曲です。
例えば、サザンオールスターズの「TSUNAMI」やMr.childrenの「Tomorrow never knows」などは会社のカラオケ会で披露しても、大学の友人の前で披露しても安定した反応を期待できます。
自分が気持ちよく歌うのも大事ですが、どうせなら相手の知っている曲を歌って盛り上がりたいですよね。
今回紹介する「Lemon」も上にあげた2つの曲と同じような曲になりつつあります。今回はこの「Lemon」について、神田なりの人気の理由の考え方、およびカラオケでの歌い方について説明していきます。
「米津玄師/Lemon」はなぜここまで人気になるのか?
Lemon
米津玄師
¥250
「Lemon」は今から約一年前の2018年3月にリリースされた楽曲です。
DL数は200万を越え、YouTubeでの再生数も3億を突破するという、まさに大ヒットな楽曲となっています。
ですが、なぜここまでの大ヒットをしたのでしょうか?神田なりにですが、考えてみました。
ドラマの影響にしては、ヒットの規模が大きすぎる
よく理由に挙げられているのは「ドラマの影響」というものです。
そもそも「Lemon」はリリース時期に放送されていたTBSドラマ「アンナチュラル」の中で挿入歌として流れました。
ドラマのクライマックスを飾るシーンに合わせて流され、ドラマの内容に恐ろしいほどマッチしたその歌詞と旋律は視聴者に衝撃を与えたそうです。
それが原因で、ドラマを見ていた人の中ではかなり鮮明に記憶に残っているようですね。
なのですが、本当にそれだけなのでしょうか?神田の周りでもこの曲を歌う人は多いです。もちろん好きだから歌っていることは間違いないでしょう。
ですが、20代の方から上は40代、はたまた50代の方までこの曲を知っています。米津玄師の「Lemon」を歌っていた人は神田の周りでは28名でした。
その28名にお聞きしたところ、もちろん「アンナチュラル」を見ていた、という人も居ましたが、多くの人が見ていませんでした。
神田自身、ドラマをあまり見ない方なので「アンナチュラル」を見たことはありません。ですが「Lemon」は当然知っていますし、好きですし、またカラオケで歌う事もあります。
どうもドラマの影響だけではないような気がしますよね?そこでその理由について、あくまでも私神田の意見ですが、考えてみました。
サビのメロディラインと歌詞に中毒性があるように感じる
今まで多くの曲を聴いてきた人なら分かるかもしれませんが、曲の中には聴いた瞬間に「これ、いいな!」と思うものと、聴いた時には微妙なのですが、何度も聴いてくるうちに頭から離れなくなる曲の2パターンがあります。
後者の方は、何度も聴いていると好きになってくる曲、なんて言われますね。「Lemon」はどちらかというと後者だと考えています。
というのも、実は一番最初に「Lemon」を聴いた時には、そこまで好きではないなと思ったんですよね。実際、カラオケで歌おうとは思いませんでしたし、覚えようともしませんでした。
ですが、カラオケで友人が歌っているのを聴いているうちに、どうも頭から離れなくなりまして、それで覚えたという感じです。
また曲に関してなのですが、Aメロ、Bメロよりもサビの方が中毒性が高いらしく、私は「Lemon」を思い出すときはサビのフレーズから思い出します。
もちろんAメロも覚えていますが、サビの方がより強く印象に残っていますね。
あくまでも私なりの認識ですが、「Lemon」という曲がドラマを見た人の間で人気になり、それをカラオケで歌った人から広がっていったというのが流れなのかなと思います。
小さな範囲で人気になった曲が、一気に広がっていって若い世代だけでなく、40代、50代の方々にも広がっていった、という事ではないでしょうか。
現在はテレビのコマーシャルやネット上などどこでも知ることができるので、どんどん認知度は高まっていきますね。
その時代を代表する一曲になるのも時間の問題でしょう。あるいは、もうなっているかもしれません。
他にも「灰色と青( + 菅田将暉)」や「LOSER」など人気な曲は多いと思いますが、「Lemon」の中毒性は群を抜いていると思います。
「米津玄師/Lemon」をカラオケでどう歌うか?
さて、ここからは私お得意のカラオケに関する話題です。
今まではあくまでも私なりの考えでしたが、ここからは実際に「Lemon」歌ってみて分かったカラオケで披露する際の注意点についてまとめてあります。
曲のキーは幅広いが、ごまかすことができる
メインで使われているのはmid2G#というキーです。これは一般的な男性の地声での限界声域です。
サビではこの音域を要求してくるので、ここをどう乗り切るかが問題になってきます。
一方で最低音はmid1Bです。結論から述べるとかなり音域の幅が広いです。聴いてもらえれば分かりますが、Aメロ、Bメロは消え入るほどの低音なのが分かります。一方でサビは高めですね。
また、サビでは裏声を使用しています。この裏声も「Lemon」の魅せ場なので、できれば習得しておきたいところです。
ちなみにラストサビは良く聞くと裏声ではなく地声ですが、正直裏声で歌ってもバレません(笑)
地声で歌うとhiBとmid2G#よりも2つ高いキーを要求してくるので、裏声で対処するのが無難です。
低音から高音まで幅広く使用しますが、あくまでも裏声の部分が高いだけなので、そこまで苦しい印象はないです。
音程はやや複雑。曲調に乗って歌うのが吉
音程に関してはやや複雑です。カラオケの採点機能の音程バーを表示してみればわかることですが、Aメロ、Bメロ、サビにおいて平坦とは言えない音程が続きます。
音程バーを見ながらちゃんと音を踏むよりも、流れに任せて歌った方が歌いやすく、また音程も合いやすいです。
周りに披露する場を考えても、流れに歌うだけでほぼほぼ大丈夫でしょう。採点ゲームを使っていなければ細かい音程のズレはバレませんし、採点ゲームをしていても音程バーをある程度塗りつぶすことはできるでしょう。
ただし、「Lemon」はかなりの有名曲であるため、周りの人は音程がズレすぎるとさすがに気づきます。人前での披露を考えるときはある程度歌いこなせるまでの練習をするようにしましょう。
歌い方のコツは、力を抜いて、発声を弱める
Lemonの歌い方ですが、AメロBメロに関しては力を抜くことが大切です。要所要所でちょっとだけ強調している場所があるので、その部分にはアクセントをつけるようにしましょう。
低音が続くので力を抜きつつ声を小さめで歌います。ただし、小さすぎるとマイクに拾われない可能性があるので、そこは要注意です。肺活量を必要としますね。
一方でサビはAメロBメロから比較して一気に盛り上げます。一転して力強い歌声で、それでいて裏声の部分ではしっかりと力を抜くようにしましょう。
裏声部分を力を入れたまま歌唱して上ずっている方が多いので、ここは最大の注意点です。
それを2回繰り返した後は最大の難所であるCメロです。この部分は伴奏がかなり弱めで、リズムを取りづらい部分です。
初めて歌唱するとこのCメロで自分の歌い方が迷子になりやすいので、ここを攻略するためにも練習をすることをおすすめします。
頭の中でLemonを流すように意識しながら前半は力を抜き、後半は力を入れていきます。
ラストサビでは全力投入です。上ずらないように注意しながら、力強く歌いきっていきましょう。最後の裏声さえクリアすれば完成です。
周りの視線を集めることができるでしょう。
「米津玄師/Lemon」はカラオケで歌うべきか?
最後に、この曲をカラオケで歌うべきかについて述べます。
友人とカラオケに行くとき、会社で上司とカラオケに行くときなど、さまざまな場面で役に立つ楽曲です。
よくあるんですよね、会社の上司といったカラオケ会なんかで曲を歌ったら「お前の歌う曲、全然知らないわ」とか言われちゃうことが。
こういったことを避けるためにも、「Lemon」のような曲は認知度が高く、それでいてレベルが若干高めのため周りへのアピールもできます。
聴いているほど難しい曲ではないのである程度の練習で披露には事足りますし、キーもそこまで高くないのが良いところです。
ただ、惜しむべきは有名すぎてあなた以外にも歌おうとしている人が居るという事ですね。狙いに行くときはなるべく早めに入れた方がいいかもしれません。
他の人が歌った曲をまた入れるというのは、あまり良い印象を持たれませんからね。そこだけ注意です。