「猫 / DISH//」のカラオケでの歌い方【音域】

DISH//(ディッシュ)の楽曲「猫(ねこ)」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「猫 / DISH//」の楽曲音域データ

アーティストDISH//
リリース2017/8/16
タイアップテレビ東京ドラマ25『猫』主題歌
総合難易度★★★☆☆
音程難易度★★★☆☆
地声最低音mid1C(C3)
地声最高音hiA#(A#4)
裏声最高音なし
スピードBPM77(やや遅い
ラップなし
猫について

2017年8月16日にリリースされたシングル曲です。10番目のシングルである「僕たちがやりました」のカップリング曲として収録されています。

2020年にYouTubeチャンネルの「THE FIRST TAKE」で取り上げられたことにより、一気に知名度が増していきました。

YouTubeに投稿されたTHE FIRST TAKEの動画があります。
再生数は2022年9月現在、1億8000万回を突破しています。THE FIRST TAKEの投稿動画の中で最も高い再生回数を誇っています。

「猫」は静かなメロディラインながらも、サビでは叩きつけるような感情のこもった歌声を響かせる失恋ソングとなっています。

「猫 / DISH//」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2D#(D#4)
  • 低音:地声最低音mid1C(C3)
  • 音程:やや易(平坦な配置で歌いやすい)

音域は約1オクターブと狭くなっています。地声最低音はこのパートで登場しますが、一瞬の登場ですので外してしまっても問題はありません。この地声最低音の他にも、フレーズの最初に低音があり、その後急に上がる音程配置も見受けられます。ここについても外してしまっても気にしなくてOKです。

上記の一瞬だけ低いキーを除くと全体的に音程は緩やかで、変化もほとんどないものとなっています。音域も低音域から中音域となっていますので、声が出せなくて音程が合わせられないといったこともないでしょう。

歌い方に関しましては前半と後半は呟くような、しかしややはっきりとした歌声で歌唱します。しかし中盤にmid2D#(D#4)の音を連発する部分がありますので、ここに関してはやや叩きつけるような大きな声で歌唱しましょう。

Bメロ
  • 高音:mid2G(G4)
  • 低音:mid1D#(D#3)
  • 音程:普通(変化が激しいものの、合わせやすい位置に配置されている)

音域的にはAメロよりもやや上の方にシフトした形になります。中音域から高音域への移動が多く、その過程で声を出しにくいと感じると部分もあるかもしれません。

音程に関しては絶えず変化し、急激な変化も多々見受けられます。ただ合わせやすい位置には配置されていますので、難易度的にはそこまで高くはありません。

歌い方もAメロと同じで中音域に関しては口ずさむように歌唱します。そして高音域の部分では力を入れて歌唱するといった感じです。

ちなみに歌詞の切れ目と歌唱の切れ目は基本的には一致するものですが、このBメロのパートにおいては一致していない部分があります。その部分の歌い方だけは事前にしっかりと確認しておきましょう。

サビ
  • 高音:地声最高音hiA#(A#4)
  • 低音:mid2A#(A#3)
  • 音程:普通(変化は絶えずあるが、合わせやすい)

音域はちょうど1オクターブとなっています。全体的にキーは高めに設定されていて、まさにサビといった高音域が続きます。声を張り上げて歌う部分が多いので、歌詞の切れ目でしっかりと息継ぎをするようにしましょう。

音程変化は絶えずありますが、Bメロほど複雑ではありません。曲のスピードも遅めですので、しっかりと音程バーを見て合わせながら歌唱するとよいでしょう。

サビですのでやや力を入れて歌唱します。ただし、中音域から最高音のhiA#(A#4)まで一気に張り上げて歌唱しますので、この部分で声が裏返らないように注意です。最高音は登場頻度がまあまあな回数ありますので、出し慣れている必要があります。

ラストサビ
  • 転調:なし
  • 繰り返し:あり

転調はありませんが、繰り返しはあります。

繰り返される分、地声最高音も多く登場しますので、最後まで息切れせずに歌っていきましょう。ラストサビの繰り返しの部分ではさらに力を入れて少し苦しんでいるような、そんな雰囲気が出せるとよりらしさが出ます。

カラオケで歌う場合の「猫 / DISH//」の総評

曲中での音域はmid1C(C3)hiA#(A#4)と標準的な広さです。
地声最高音はhiA#(A#4)で、裏声は使われていません。男性の平均的な音域から考えると、上下に少しだけ広がっています。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

曲を通しての音域から分かるように、各パートでの音域はそこまで広くありません。各パートは歌いやすいですが、サビでは急激な変化があります。さらにBメロもやや変化が大きく、この2つのパートは歌いにくさを感じるかもしれません。

地声最高音はhiA#(A#4)で、サビで登場します。
登場は一瞬ですが、中音域から一気に張り上げて出すので、喉にダメージが蓄積されやすいです。頻度が多いのも問題で、ラストサビまで考えるとかなりの回数になります。

地声最高音に準ずるキーも登場しますので、もしも高いと感じた場合には、キーを調節するのも一つの手です。

キー調整をする場合には、キーを1つ~2つ下げてみましょう。

これで地声最高音がmid2G#(G#4)~hiA(A4)になるので比較的歌いやすく感じるでしょう。

ちなみに地声最高音の部分を裏声で歌唱する案についてですが、発声がかなりしっかりとしているために裏声ですと少し迫力に欠けます。正直、裏声を使って出すのなら、多少はキーを下げてでも地声で出した方がらしさが出ると思われます。

地声最低音はmid1C(C3)です。
男性の平均的な低音域から考えるとやや下の方に位置しています。ただし、登場頻度はかなり少なめです。それに準ずるキーとしてはmid1D(D3)となっています。キーを二つ下げてもmid1C(C3)ですので、二つまでならキー調節しても大丈夫だと思われます。

音程難易度は普通です。
Aメロは簡単ですが、Bメロとサビはやや難しいといった印象です。重点的にこの二つのパートを練習するとよいでしょう。

しっかりとメロディと歌詞を覚えたうえで、口ずさんだりすると音程のレベルアップが早まるのでおススメです。

以上を考慮して、

総合的な難易度では普通になると感じました。

「猫」は難しいテクニックがあまり使われておらず、歌いやすい曲です。ただし簡単かというとそうではなく、Bメロサビでの広い音域などを考えると、事前での練習は必要です。

とくにBメロでの歌詞の切れ目と歌唱の切れ目が一致しない部分については、事前に歌い方を確認しておくことをオススメします。

流石に練習せずに歌唱するのはおススメできません。しかし、きちんと練習をすれば比較的すぐにマスターできるでしょう。

気に入った場合にはぜひとも練習をして、モノにしてみてください。

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