Adoのデータ
ジャンル | 女性歌手 |
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活動期間 | 2020~ |
主な地声音域 | hiD(D5)~hiD#(D#5) |
主な裏声音域 | hiD#(D#5)~hiF(F5) |
主な低音域 | mid1E(E3)~mid1G#(G#3) |
ラップ使用 | なし |
主なタイアップ | アニメ映画 |
代表曲 | うっせぇわ |
新時代 |
Adoについて
2020年から活動を開始している、女性歌手です。元々はニコニコ動画で活動していた歌い手でしたが、2020年にメジャーデビューし、さまざまな名曲を生み出しています。
デビュー曲はご存じ「うっせぇわ」で、かなり攻撃的かつ風刺的な歌詞で話題を呼びました。この楽曲は2023年現在においてYoutubeで再生回数2億6000万回を越える驚異の再生回数を誇っています。今の時代ですとYOASOBIと並んで知名度が高い女性アーティストでもありますね。
デビュー曲以外にも「踊」や「ギラギラ」といった大ヒット曲をリリースし、さらに2022年にはアニメ映画「ONE PIECE FILM RED」の関連曲を多く手がけたことでさらに知名度を増しました。
映画主題歌でもある「新時代」は2022年末の紅白歌合戦でも披露されたために、映画キャラクターのウタの名称でもご存じの方が多いことでしょう。
カラオケでも人気が高く、全アーティストのランキングでは2022年度の第2位に輝いています。人気は高く、好んで歌う人が多いことも伺えますね。
タイアップに関してはいくつかあるのですが、やはり有名なのはアニメ映画「ONE PIECE FILM RED」ですね。最近のアーティストはタイアップがない、あるいはタイアップが有名でなくても驚異的な知名度を誇る場合が多く、Adoさんもその一人となっています。
Adoのカラオケでの評価について
さて、そんなAdoさんをカラオケという観点で見ていきましょう。
Adoの音域について
まずは音域から。参考までに女性の平均的な音域を掲載しておきます。
最低音はmid1E(E3)~mid1G#(G#3)付近が多く、女性の平均的な音域から考えるとやや低い印象を受けます。カラオケで歌い慣れている女性の方で少し苦しく感じるくらいの低さの曲が多めです。
多くの曲で低音域の登場回数は多くなっていて、安定した低音の発声が求められています。ただAdoさんは発声がかなり安定している方で、低音の出し方は真似をすると出しやすさを感じるはずです。
声の質からすると、低音の難易度はやや低めといった印象を受けます。
地声最高音はhiD(D5)~hiD#(D#5)とやや高めで、低音の説明でも分かるようにしっかりとした力強い地声高音が特徴となります。叩きつけるような発声が多く、地声の発声に慣れている必要がありますね。
後述しますが音程やスピードの問題もあるので、女性の方でも歌唱してみて厳しい場合はキーを下げることをオススメします。
これで最高音はhiC(C5)~hiC#(C#5)辺りになるので女性の一般的な地声高音付近になります。
ちなみに、もしキーを調整する場合にどのくらい下げるかは、下記の個別記事から確認できますので、ぜひとも参照してみてください。。
裏声は使用する曲こそ多いのですが、登場頻度は少ない方で重要度は基本的には低めです。「私は最強」のように裏声を連発する曲を見ると珍しいなと思うくらいですね。音域的には地声高音の方が重要度が高めですので、そちらに合わせてキー調整をする方がおススメです。
裏声に関しては芯がしっかりとしつつもあまり力を入れていない抜けるような裏声が多くなっています。登場する場所もフレーズの途中に張り上げて出すような形が多めです。
総評すると、音域はやや広く、低音、高音どちらの難易度も高めです。とくに地声高音の難易度が高めですので、高めの地声に自信がある女性向けのアーティストとなっています。
高音が得意な場合、逆に低音が苦手という方も多いです。Adoさんの楽曲は音域が広いために、地声の低音と高音で幅広く安定した発声が必要になります。
最近のアーティストではありませんが、広瀬香美さんや浜崎あゆみさんなどの地声高音を中心とするアーティストを好んで歌っていた人からすると取り組みやすいかもしれません。
Adoさんの曲を練習するのはもちろんのこと、他の高音域の女性アーティストも合わせて練習するのがおススメです。当然、カラオケで実際に歌唱して練習するのが良いのは言うまでもないでしょう。
Adoの音程について
続いて曲の傾向と言いますか、音程について見ていきましょう。Adoの楽曲の音程に関しては、全体的に難易度はかなり高めとなっています。
スピードがやや速く、それでいて歌詞を敷き詰めている曲が目立ちます。さらに音程の変化が複雑な曲が多く、中にはどれだけ頑張っても音程正解率90%に到達できる未来が見えないような曲もあります。
息継ぎのタイミングは重要なのですが、それ以上に歌い込んで歌い方を体で覚える必要があり、それをしてもまだ難しいと感じるくらいには難易度が高めです。
特に代表曲である「うっせぇわ」「踊」はあらゆるアーティストのあらゆる曲で考えても難易度が高めとなっていて、歌いこなすのは至難の業と言えます。
とはいえすべての曲が難しいかというとそうではなく、例えば「ギラギラ」や「逆光」などは上記の2曲に比べれば難易度はかなり抑えめとなります。
総評すると、音程に関しては曲にもよりますが難しいものはとことん難しいという印象です。そういった曲を歌いこなすには、かなりの練習が必須になるでしょう。
さらにそこに地声高音もありますので、音程を合わせつつ高音の発声にも意識を割くと脳のリソース不足に陥りやすいです。歌唱していると忙しい印象が大きいのもそのためですね。
ですが難易度が高いということはその分マスターしたときの周りに訴えかける力も相当なものになります。楽しんで歌えるだけでなく、カラオケでも注目の的になれる、そんなアーティストですね。
最近人気爆発中のAdoさんの楽曲、歌に自信がある方はぜひともチャレンジしてみてください!
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