DEEN（ディーン）の「このまま君だけを奪い去りたい（このままきみだけをうばいさりたい）」について、カラオケでの歌い方や音域を解説しました。地声最高音や裏声最高音、各パート毎の音程の難しさなども解説していますので、ぜひ参考にしてください。
「このまま君だけを奪い去りたい / DEEN」の楽曲音域データ
| アーティスト | DEEN |
|---|---|
| リリース | 1993/3/10 |
| タイアップ | NTTドコモ「ポケットベル」CMソング |
| 総合難易度 | ★★☆☆☆ |
| 音程難易度 | ★★☆☆☆ |
| 地声最低音 | mid1C#（C#3） |
| 地声最高音 | mid2G#（G#4） |
| 裏声最高音 | なし |
| スピード | BPM145（速い） |
| ラップ | なし |
1993年3月10日にリリースされたシングル曲です。DEENのデビューシングルにして、最大のヒット曲です。
売上枚数は100万枚を突破していますし、カラオケランキングにおいては、DEENの曲の中でトップクラスの人気を誇ります。
さまざまなアーティストがカバーをしているという点でも知名度は高めですね。
YouTubeに公式チャンネルがMVを投稿しています。
こちらは通常のバージョンと違い、アコースティックバージョンとなっています。通常とは違いますが、ゆったりとしたペースにアコースティックギターの音がマッチして、より感傷的な雰囲気を作り出しています。
「このまま君だけを奪い去りたい」は静かな雰囲気のラブソングとなっています。
「このまま君だけを奪い去りたい / DEEN」カラオケでの歌い方について
- 1番：Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番：Aメロ→Bメロ→サビ
- 終盤：ラストサビ
- 高音：mid2D#（D#4）
- 低音：地声最低音mid1C#（C#3）
- 音程：やや易
音域はやや狭く、低音域～中音域に集中しています。最低音がこのパートで登場しますが、男性からするとややキーが低く、発声は長めです。さらにそれに準ずるキーも登場するので、低音域はやや歌いにくさを覚えるでしょう。
曲のペースはゆったりとしていますが、全体的に歌詞は敷き詰めています。変化こそ激しいのですが合わせやすい位置には配置されている印象が強いです。
やや力を抜き、口ずさむように歌唱していけるとベストです。なるべく抑揚をつけないように歌唱しつつ、長めの発声が多いのでその部分はしっかりと発声を意識して行きましょう。
- 高音：mid2D#（D#4）
- 低音：mid1D#（D#3）
- 音程：やや易
音域はAメロよりも狭くなるものの、低音域～中音域まで幅広く登場します。音域的には歌いやすいのですが、低音域が集中している部分があるのでそこは歌いにくさを感じるかもしれません。
音程の変化は相変わらず細かく、急激に張り上げる変化もあります。細かい部分は外してしまうかもしれませんが、大まかには音程バーを塗りつぶすことができるでしょう。
注目は後半の急激に張り上げる部分ですね。息継ぎなくある程度歌唱した後の急激な音程の変化は声が裏返りやすい注意箇所です。とはいえスピードはゆったりとしていますし、キーはそこまで高くないので、事前にしっかりと準備をすれば問題はないはずです。
- 高音：地声最高音mid2G#（G#4）
- 低音：地声最低音mid1C#（C#3）
- 音程：やや易
音域は曲中で最も広く、最低音から地声最高音まで幅広く登場します。音域は広いですが、全体的には高音域と少しの低音域が目立つ印象です。
音程の変化は依然として細かいものの、合わせやすい位置には配置されています。難易度はAメロBメロとさほど違いはありません。
力の入れ方ですが、力を入れて抜いてを繰り返します。力を入れた状態から入り、低音部分になると力を抜くイメージです。高音部分はのびのびとした発声を、低音部分は声量をおさえつつリズムに乗ることを意識するとらしさがでるでしょう。
- 転調：なし
- 繰り返し：なし
転調も繰り返しもありません。1番2番のサビと同じく丁寧に歌い上げて、閉めていきましょう。
カラオケで歌う場合の「このまま君だけを奪い去りたい / DEEN」の総評
曲中での音域はmid1C#（C#3）～mid2G#（G#4）と標準的です。
地声最高音はmid2G#（G#4）で、裏声は使われていません。男性の平均的な音域から考えると、下の方にほんの少しだけ広がっています。
キーは全体を通じて低めとなっていますが、歌詞を詰め込んでいる印象があり、しっかりとブレスをすることが大切です。
地声最高音はmid2G#（G#4）で、サビで登場します。男性の平均的な高音域ギリギリで、登場頻度もやや多めです。さらにそれに準ずるキーも多くなっています。
もしもカラオケで歌唱してみてサビが苦しいなと思う場合はキーを調整するのが無難です。その際は、
サビでの高音地帯が目立ちますし、ゆったりとしたペースも相まって、他の最高音がmid2G#（G#4）の曲よりも苦しくなると思います。
ただ上記ではキーを調整する量を紹介しましたが、もし高音に自信があるのならキー調整をしないで歌唱するのをオススメします。
と言いますのも、地声最低音はmid1C#（C#3）ですので、下げる余裕はありません。キーを弄ると低すぎて苦しくなると思いますので、そういった点でも原曲キーで歌唱しましょう。
ただどうしてもきつい場合は、低音が苦しくなることを承知のうえでキーを少しだけ下げるのはありかなと思います。
音程難易度はやや易となっています。
DEENの曲は「君がいない夏」や「夢であるように」など音程を取りやすい曲が多いのが特徴で、高い音程正解率を狙えます。音程が高いということは採点での点数も高くなりやすいので、高得点を出したい場合におススメできる一曲です。
以上を考慮して、
「このまま君だけを奪い去りたい」は音域、音程、高音全ての方面で難易度の落ち着いている一曲です。覚えやすく、歌いやすいメロディラインが特徴的で、高得点も狙えます。
ややキー調整がしにくい面もありますが、カラオケで歌い慣れている人であれば問題なく歌いこなせるでしょう。むしろそういった方は表現力の練習と思って歌唱してみると良いかもしれません。
曲全体を通して歌いやすく、有名な曲であるので披露しやすい曲です。CメロがないのでAメロBメロとサビを覚えるだけで歌えるのも良い点です。
自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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