「366日 / HY」のカラオケでの歌い方【音域】

HY(エイチワイ)の大人気楽曲「366日(さんびゃくろくじゅうろくにち)」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「366日 / HY」の楽曲音域データ

アーティストHY
リリース2008/4/16
タイアップフジテレビ系ドラマ・東宝系配給映画『赤い糸』主題歌
総合難易度★★★☆☆
音程難易度★★★☆☆
地声最低音mid1F(F3)
地声最高音hiD#(D#5)
裏声最高音hiG#(G#5)
スピードBPM76(やや遅い
ラップなし
366日について

2008年4月16日にリリースされたアルバム「HeartY」に収録されている曲です。映画「赤い糸」の主題歌に起用され、知名度を上げましたが、その後も根強い人気を誇っています。

発売から15年以上経過しても知名度が高く、HYの代表曲です。

毎年開催されているカラオケランキングを見てみると、ほぼ毎年上位に名前が登場します。多くの人に愛されている一曲であり、男女限らずカラオケで人気の楽曲ですね。

YouTubeに公式チャンネルがLive映像を投稿しています。
再生数は2022年9月現在、3500万回を突破しています。ライブ音源ながら最後まで歌を聴くことができ、公式チャンネルの投稿動画の中では一番の再生回数を誇ります。

「366日」はゆったりとしたペースの失恋ソングとなっています。

「366日 / HY」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2G#(G#4)
  • 低音:地声最低音mid1F(F3)
  • 音程:やや易(変化が少なく、歌いやすい)

Aメロから地声最低音が登場します。登場頻度は多いもののキーは高めですので、そこまで苦も無く出せるでしょう。Aメロの最高音はmid2G#(G#4)と高めですが、登場頻度は低めになっています。音域的にはやや余裕があるといえるでしょう。

急に上がる音程はありますが、比較的緩やかな変化が多く、合わせやすい配置になっています。曲のスピードもゆったりとしていて、余裕を持って音程を合わせることもできます。

歌い方に関してはAメロですが、力を入れた発生を意識するとらしさが出ます。フレーズの最後には長めのロングトーンがあるので、それをしっかりと決めることを意識すると良いでしょう。

Bメロ
  • 高音:hiF(F5)
  • 低音:mid2A#(A#3)
  • 音程:普通(変化激しいものの、歌いやすい)

音域が広めですが、ほとんどが高音域に力になります。最低音は一瞬しか登場しないものの緩やかに上がっていくので、比較的合わせやすい位置にあると言えます。高音裏声でのロングトーンが多く、息切れを起こしやすいパートです。

音程の変化はAメロに比べるとやや複雑ですが、それでもまだ流れに乗って歌って合わせやすい配置になっています。メロディーをしっかりと覚えていれば、特に問題なく合わせることができるでしょう。

歌い方に関しては、前半はAメロと同じ調子で歌っていくのがオススメです。後半では裏声中心の歌唱になります。しっかりと力を入れた芯のある裏声を意識して歌唱して行きましょう。特に一番最後のロングトーンをかすれることのない綺麗な裏声で出せると、かなりらしさが出ます。

サビ
  • 高音:hiC(C5)
  • 低音:mid2D#(D#4)
  • 音程:普通(変化激しいものの、歌いやすい)

曲としては珍しく、Bメロよりも音域が狭目になっています。高音もやや余裕があり、最高音こそhiC(C5)ですが、中音域の歌唱が多めになっています。

音程はAメロBメロと変わらず、緩やかで比較的合わせやすいです。ロングトーンがサビの最中にいくつかあるので、そこをしっかりと決めることで、高い正解率を意識して行きましょう。

地声で歌唱していきますが、後半部分に関しては辛いならば裏声を使ってもそこまで違和感はありません。その場合はしっかりと力を入れて、芯のある裏声を意識すると良いでしょう。

Cメロ
  • 高音:hiF(F5)
  • 低音:mid1G#(G#3)
  • 音程:普通(細かい変化が多く、一部を外しやすい)

曲中に裏声部分があるために音域は広くなっていますが、基本的には中音域が続きます。裏声は前半の方で登場し、張り上げて出す形の裏声となっています。

一方で、その裏声を出し終わった後は地声での歌唱が主になり、裏声で張り上げた部分も地声でしっかりとした声で歌唱していきます。

最初の裏声の部分以外、急激な変化は少なめとなっています。そのため、このパートも音程を合わせやすいです。

歌い方としてはBメロとほぼ同じで、低音部分はしっかりと発声をしましょう。同時に、裏声も芯のある裏声を意識すると良いです。全てのパートで言えることですが、細かい音程を気にするよりも、ロングトーンをしっかりと決めることを意識するとよいでしょう。

ラストサビ
  • 転調:あり(裏声最高音hiG(G5)、地声最高音hiD#(D#5)
  • 繰り返し:あり

繰り返し部分で少し転調し、その部分で地声最高音が登場します。さらにラストのサビの最後に追加された部分があり、このコーラス部分において裏声の最高音が登場します。

歌詞があるわけではないので、必ずしも歌唱をしなければならないというわけではありません。ですが一番の見せ場ですので、できればしっかりと裏声を出して綺麗に締めていきたいところです。

カラオケで歌う場合の「366日 / HY」の総評

曲中での音域はmid1F(F3)~hiG#(G#5)とかなり広いです。
地声最高音はhiD#(D#5)で、裏声最高音はhiG#(G#5)です。女性の一般的な音域から考えると、上下に広がっています。とくに上方向の広がりが目立ちます。

参考:女性の平均声域

女性の平均的な声域

曲を通しての音域は広めで、各パートの音域もやや広くなっています。しかし各パートでは高音が多く、どちらかというと歌いやすくなっています。急激な変化は少ないですが、全体的にキーは高めです。

低いキーが一瞬だけ登場したり、一回だけ裏声を発声するといったことで音域が広くなっているので、パートとしての音域は安定しています。

地声最高音はhiD#(D#5)で、ラストサビで登場します。
転調後に登場し、張り上げるような高音が特徴的です。ラストサビ以外でもhiC(C5)の高音が登場するのですが、女性の音域から考えると歌い慣れている人ならばギリギリ歌唱できるレベルだと思われます。

アーティストの声の出し方が、どちらかというと男性よりのしっかりとした声となっています。このような歌声はsuperflyさんや華原朋美さん、アニメ関連ですとAimerさんなどが当てはまります。上記のようなアーティストを得意としているならば、この曲もやや余裕をもって歌唱できるでしょう。

もしもサビを歌っていて苦しいなと感じる場合には、キーを下げることをお勧めします。

キー調整をする場合には、キーを1つ~2つ下げてみましょう。

これでhiC(C5)のキーがhiB(B4)程度まで下がります。これでサビに関してはかなり楽になるのではないでしょうか。

地声最低音はmid1F(F3)です。
女性の平均的な低音域から考えるとやや下の方に位置しています。ただし、登場頻度はかなり少なめです。そのため無視して下げて問題ありません。「366日」はどちらかというと高音域がきついので、苦しいと感じる場合には調整してしまいましょう。

裏声最高音はhiG#(G#5)となっています。
ラストサビで登場します。登場は一回のみであり。裏声を出し切ったまま上がることも下がることもありません。最大の見せ場ではありますが、出し方としては単調ですので、BメロやCメロの裏声を問題なく出せるのならばここも乗り越えられるはずです。

その問題となるB、Cメロの裏声ですが、キーはhiF(F5)と高めになっています。出現頻度もやや高く、ある程度裏声に慣れている必要性があります。ただし、地声から裏声であったり、裏声から地声への急激な変化は無いので、裏声の難易度としては高くはありません。

音程難易度は普通となっています。
音程変化は絶えずありますが、急激な変化が少なく、リズムに合わせて歌うと音程が合います。曲のスピードも遅く、歌詞も敷き詰めてはいないので。音程をしっかりと合わせる余裕もあります。

以上を考慮して、

総合的な難易度では普通~やや難になると感じました。

「366日」は地声、裏声ともにややキーは高めとなっています。ただしペースはゆったりとしていて、音程も難しくはありません。

裏声に関しても地声からの切り替えのような高度なテクニックはなく、ここも難易度が高すぎるわけではありません。

さまざまなものを要求されますが、それぞれ平均的なレベルを要求してくる良曲です。一方で知名度はかなり高く、曲名だけではパッとしない人もサビを聞くと「あー、この曲か」という反応を返すことが多いです。

練習曲、および披露する曲としてはもってこいの一曲ですので、気に入った場合はぜひともカラオケで練習をしてみてください。

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