「愛のかたまり / Kinki Kids」について歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「愛のかたまり / Kinki Kids」の楽曲音域データ
アーティスト | Kinki Kids |
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リリース | 2001/11/14 |
タイアップ | 森永製菓『ダース』CMソング |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★★☆☆ |
地声最低音 | mid1C#(C#3) |
地声最高音 | mid2F#(F#4) |
裏声最高音 | mid2G#(G#4) |
スピード | BPM95(標準的な速さ) |
ラップ | なし |
2001年11月14日にリリースされたシングル曲です。CM曲として起用されましたが、約20年が経過した現在ではカラオケで聞くことが多いかもしれません。「硝子の少年」と並んで、Kinki Kidsを代表する一曲です。
シングルの面ではなく、「Hey!みんな元気かい?」という曲のB面曲でした。にもかかわらずファンからの人気も高い曲となっています。
「愛のかたまり」はしんみりとしたバラードソングでありながら、2人で楽しんで歌える一曲となっています。
「愛のかたまり / Kinki Kids」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ(2回)→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:ラストサビ
- 高音:mid2C#(C#4)
- 低音:地声最低音mid1C#(C#3)
- 音程:やや易(変化は激しが、合わせやすい)
音域はちょうど1オクターブに収まっています。低音域の音が多めになっていて、地声最低音もこのパートで登場します。ロングトーンの形で登場しますので、しっかりと発声する必要があります。低音域ですが、どちらかというと出しやすい高さですので、低すぎるといったことはありません
Aメロの最後にはかなり長めのmid2C#(C#4)のロングトーンがあります。長めですが、しっかりと最後まで発声をして行きたいところです。
音程は絶えず変化しますが、合わせやすい位置に配置されています。曲のスピードが速く、歌詞を敷き詰めがちですので、音程を合わせている余裕はありません。メロディーに合わせて流れるように歌唱して行きましょう。
歌い方としましてはフレーズの初めのほうはやや力を入れて、そして後半に行くにつれて音量を小さくして行くのがおすすめです。フレーズの終わりでフェードアウトするような雰囲気が演出できるとGOODです。
- 高音:地声最高音mid2F#(F#4)
- 低音:mid1G#(G#3)
- 音程:やや易(一部急激な変化があるものの、それ以外は平坦で歌いやすい)
音域はAメロでの音域をそのまま上にずらしたような形になっています。全体的にキーは高めで、低いキーは一瞬だけ登場するといった形です。低いキーに関しましてはすぐに高いキーに戻ってしまうので、多少は外しても問題はありません。
音程は全体的に平坦で変化は少なめになっています。低いキーにシフトする時に急激な変化をしますが、ここに関しては外してしまっても気にしなくてOKです。どちらかというと高いキーで音程を大きく外してしまわないように注意しましょう。
Aメロよりもやや力を入れて歌唱します。この後にサビのパートがありますが、サビよりも力を入れるといった印象です。特にBメロの最後にはキーの高い長めのロングトーンがありますので、そこはしっかりと決めていきましょう。
- 高音:裏声最高音mid2G#(G#4)
- 低音:mid1G#(G#3)
- 音程:普通(スピードが速く、変化も急激だが合わせやすい)
音域的にはBメロと変わりませんが、全体的に見てみるとBメロよりもやや低いキーが多めです。裏声の最高音はここで登場しますが、一瞬だけの発声ですぐに地声に戻ってしまいます。地声から裏声、裏声から地声といった変化ですので、そういった変化が苦手な人はこの曲で練習するとよいでしょう。
Aメロ以上にスピードが速く歌詞を敷き詰めているので、合わせる余裕はありません。ただし音程は合わせやすい位置に配置されていて、メロディーに合わせて歌うだけでもかなり音程を合わせることができます。裏声や地声の高音に対して一瞬で切り替える部分がありますが、そこに関しても合わせやすいと言えます。
力の入れ具合ですが、Bメロよりはやや力を抜いて発声します。どちらかというとAメロに近い発声です。裏声の発声に関してはサビの途中で出てきますので、流れるように切り替えてすぐに地声に戻すといったテクニックが必要になります。
- 転調:なし
- 繰り返し:あり
転調はありません。しかし繰り返しはありますので、サビでの裏声の切り替えに注意しながら物寂しげな雰囲気を出して歌い切っていきましょう。
カラオケで歌う場合の「愛のかたまり / Kinki Kids」の総評
曲中での音域はmid1C#(C#3)~mid2G#(G#4)と標準的です。
地声最高音はmid2F#(F#4)で、裏声最高音がmid2G#(G#4)です。男性の平均的な音域から考えると、ほぼ収まっています。
曲を通しての音域から分かるように、各パートでの音域も狭めになっています。各パートは歌いやすく、急激な変化はほとんどありません。全体的にキーも低めで、極端に高い、低いといったところがない良い曲です。
地声最高音はmid2F#(F#4)で、Bメロで登場します。
登場は一瞬で、このキーは男性から考えても低いキーになります。カラオケで歌い慣れていない人でも、頑張れば何とか出せるキーです。
以上の点を考慮してカラオケで歌唱する際には、
地声最低音はmid1C#(C#3)です。
男性の平均的な低音域から考えるとギリギリの低さです。さらに、ロングトーンでの登場になりますので、しっかりと発声ができる必要があります。
そういった意味でもキーを調整する余裕はあまりありません。「愛のかたまり」は高音域に余裕がある曲ですので、歌が苦手な人もがんばってチャレンジしてみてください。
裏声最高音はmid2G#(G#4)となっています。
サビで登場し、地声から裏声に切り替わった後に、裏声から地声へと変化します。変化は一瞬で、スムーズな切り替えが要求されます。フレーズの途中で登場するので、そういった一瞬の変化が苦手な人はこの曲で練習すると良いでしょう。
音程難易度はやや易~普通となっています。
音程変化は絶えずありますが、急激な変化がなく、リズムに合わせて歌うと音程が合います。ただし曲のスピードが速く、歌詞を敷き詰めているので音程を合わせる余裕はありません。
歌詞とメロディーをしっかりと覚えて流れに任せて歌っていく。そういった曲になっています。
以上を考慮して、
「愛のかたまり」はKinki Kidsの他の曲から考えると、ほんの少しだけ難易度は高めです。速いスピード、裏声への一瞬の切り替えなど、他の曲ではあまり見ない要素が詰め込まれています。しかし、レベルが高すぎるかというとそういったことはなく、キーに関してもかなり良心的です。
2人で歌唱していますが、1人でも歌唱しきれるほど息継ぎの余裕があるのも良いですね。以上の点から、何回かカラオケで歌唱して、声の出し方に慣れてきた人が次のステップを目指すときにオススメの曲です。原曲キーで入れてみて、歌唱の練習をしてみてください。
カラオケではライブ映像が流れることが多いです。マスターしてひとりで楽しむのもよし、誰かと一緒に歌って楽しむのも良しのいい曲ですね。