L’Arc~en~Ciel(ラルク/ラルクアンシェル)の「flower(フラワー)」について、カラオケでの歌い方や音域を解説しました。地声最高音や裏声最高音、各パート毎の音程の難しさなども解説していますので、ぜひ参考にしてください。
「flower / L’Arc~en~Ciel」の楽曲音域データ
アーティスト | L’Arc~en~Ciel |
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リリース | 1996/10/17 |
タイアップ | フジテレビ「プロ野球ニュース」テーマソング |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★☆☆☆ |
地声最低音 | mid1F#(F#3) |
地声最高音 | hiB(B4) |
裏声最高音 | なし |
スピード | BPM172(速い) |
ラップ | なし |
1996年10月17日にリリースされたシングル曲です。L’Arc~en~Cielの5枚目のシングル曲になります。タイアップはありますが、そっち方向での知名度は低めですね。
L’Arc~en~Cielを代表する一曲で、「HONEY」や「虹」などと並びます。ファンからの人気も根強い一曲ですね。ちなみにカラオケという観点で見るとL’Arc~en~Cielの曲の中で一番人気となっています。
YouTubeに公式チャンネルがMVを投稿しています。
少しレトロな印象のMVで、このMVがカラオケでも流れることが多いです。歌い慣れていると、これぞflowerという感じになります。
「flower」はしんみりとしたメロディですが、サビで一気に盛り上がるナンバーとなっています。
ちなみにカラオケで歌唱する際には+2が原曲キーとなっているので要注意です。
「flower / L’Arc~en~Ciel」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 終盤:Cメロ→ラストサビ
- 高音:mid2D(D4)
- 低音:地声最低音mid1F#(F#3)
- 音程:やや易
音域はやや狭く、低音域に集中しています。最低音がこのパートで登場しますが、キーが高いために低くて歌いにくいといったことはありません。
カラオケで最初に見るとやや配置が複雑に見えますが、ギュッと凝縮して表示しているためにそう見えるだけで、実際にはスピードも遅く変化も緩やかなものになっています。かなり合わせやすい位置に配置されているので、難易度は低めですね。
やや力を抜き、口ずさむように歌唱していけるとベストです。ただしBメロに繋がる部分ではやや声を張り上げますので、その部分だけ注意してください。
- 高音:mid2D(D4)
- 低音:mid1G(G3)
- 音程:やや易
音域はAメロとさほど変わりません。音域的には低音域が継続します。とはいえ「flower」の中で低音域というだけですので、継続して歌いやすくなっています。
スピードは少しだけ上がるものの、依然として合わせやすい位置に音程は配置されています。むしろ注意すべきはブレスの個所で、息継ぎをしっかりと行えば問題なく歌いこなせるでしょう。そのブレスに関してもそこまで息継ぎのタイミングがシビアではないため少し意識するくらいで問題ありません。
やや力を入れつつも、流れるような歌唱を意識します。このパートからは音程バーに着目するのを辞めて、母音のアクセントに比重を置いていくと良いでしょう。
息継ぎのタイミングは注意すべきですが、肺活量に自信があるならば自分のペースでブレスをしても問題ないと思われます。
- 高音:地声最高音hiB(B4)
- 低音:mid2B(B3)
- 音程:やや易
音域はちょうど1オクターブですが、高音域に集中し始めます。地声最高音もこのパートで登場します。キーは高いものの、逆に低音はありませんので音域的には歌いやすいです。
スピードがほんの少しだけ早くなりますが、音程の配置が絶妙でして、かなり合わせやすくなっています。流れるように歌唱しつつちらりと音程バーを一瞥してもほとんどのバーが塗りつぶせていることでしょう。
Bメロよりは歌詞とメロディの切れ目がはっきりしているのでブレスの位置に困ることはないと思います。高音がきついと思う場合にはその箇所でしっかりと息を吸うようにして準備をしましょう。
サビの最後まで止まらずに流れていくイメージです。特に切れ目や不自然なアクセントなどを使用せずに、音程の変化に合わせて歌唱していきましょう。ラルクのhydeさんの歌い方を再現することを念頭においてください。
サビ最後は見せ場です。キーはmid2G(G4)と曲中では低めですが、シャウトのような発声でしめるようになっています。とはいえあまり力を入れすぎずに、最後の音を発声した後は母音を伸ばすようなことはせずに、きっぱり切ってしまってOKです。
- 高音:hiA(A4)
- 低音:mid2F#(F#4)
- 音程:易
音域は極端に狭く、3音しか変化しません。歌いやすいのは言うまでもないのですが、かなり長いmid2G(G4)のロングトーンが連続しますので高音の維持に努めてください。
音程は変化と呼べるようなものはほとんどなく、変なことをしなければ音程正解率100%を出せるパートです。ここで一気に音程を稼ぐのがこの「flower」の攻略法です。
ロングトーンの持続に関しては頑張っていただくとして、そのロングトーンの最後はhydeさんの歌い方を真似すると急にすとんと落ちるような歌唱法になっています。
これはフォールと言われる歌唱法で、カラオケ採点ではマークがありますので(紫色の落ちるマークです)、それが表示されると思います。マイクの受け取り方では表示されない場合もありますが、もし出た場合は「あ、これか」と思っていただけますと幸いです。
このパートに関しては、フォールが出来れば完璧ですね。
- 転調:なし
- 繰り返し:あり
転調はなく、繰り返しがあります。サビでの最高音がhiB(B4)と高めで息切れしそうですが、最後まで気合を入れて歌唱しきりましょう。
カラオケで歌う場合の「flower / L’Arc~en~Ciel」の総評
曲中での音域はmid1F(F#3)~hiB(B4)と標準的な広さです。
地声最高音はhiB(B4)で、裏声は使われていません。男性の平均的な音域から考えると、上の方にずれたような形になります。
音域はかなり狭く、全てのパートがほぼ1オクターブに収まります。さらにCメロに関しては3音しか変化しないために、かなり歌いやすくなっています。
地声最高音のhiB(B4)はサビで登場します。曲中全体で登場頻度が多く、さらにサビではmid2G(G4)のキーが目立ちます。高音に関してはかなり高いと言えますね。
正直、カラオケで歌い慣れていて高音に自信のある方でないと原曲キーで歌うのはなかなかに厳しいのではないでしょうか。
そのため、ほとんどの方はキーを調整して歌唱すると思われます。
「flower」はカラオケにおける原曲キーが+2で設定されていることが多いので、-2などに設定するのが良いですね。自分に合ったキーを探してみてください。
地声最低音はmid1F#(F#3)となっていて、低音として考えるとやや高く、下げる余裕があります。前述の通り-4程度であれば問題ないので、キー調整は気楽に行ってOKです。
音程難易度はやや易となっています。
L’Arc~en~Cielの曲としては珍しく難しい点がほとんどなく、覚えたての状態でも高めの音程正解率が狙えます。数多くの男性曲を見てみても、ここまで合わせやすい曲は少ないくらいです。
以上を考慮して、
「flower」はカラオケランキングを見ると1位なのですが、これは歌いやすいという点と、点数が取りやすいという点があげられると思います。
実は私はこの「flower」でDAMの採点100点を何度も取っていまして、同じように点数目的で歌唱している人が多いのかな、という印象でした。
点が取りやすいということは難しい要素が少ないということでもあり、その証拠に高音以外で難しい要素はほとんどありません。
その高音もキー調整をすれば解決できますので、自分に合ったキーさえ見つけてしまえれば見たこともないような高得点を狙えるでしょう。
また採点を抜きにしても、「flower」は曲全体を通してかなり記憶に残りやすく、曲を知らない人もあっという間に「flower」という曲名を覚えてくれます。
周りに訴えかける力が非常に強い曲ですので、ぜひとも覚えて披露してみてください!
自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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