MISIA(ミーシャ)の大ヒットシングル「アイノカタチ feat.HIDE」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。GReeeeNのHIDEさんとMISIAさんがコラボした豪華な楽曲となっています。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
「アイノカタチ feat.HIDE / MISIA」の楽曲音域データ
アーティスト | MISIA |
---|---|
リリース | 2018/8/22 |
タイアップ | ドラマ「義母と娘のブルース」主題歌 |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★★☆☆ |
地声最低音 | mid1G#(G#3) |
地声最高音 | hiE(E5) |
裏声最高音 | hiC#(C#5) |
スピード | BPM90(標準的な速さ) |
ラップ | なし |
2018年8月22日にリリースされたシングル曲です。MISIAさんの35枚目のシングル曲です。タイアップはありますが、そちらでの知名度は低めとなっています。
MISIAさんのデビュー20周年記念シングルとして、GReeeeNのHIDEさんとコラボしたシングル曲となっています。知名度はすさまじく、MISIAさんの人気楽曲である「逢いたくていま」「Everything」にも並ぶほどの代表曲となっています。
カラオケでも人気の楽曲で、2019年、2021年、2022年のカラオケ年間総合曲ランキングTOP100にランクインしています。
YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2023年1月現在、5000万回を突破しています。4年前に投稿された動画ながら、MISIAさんの公式チャンネルの中でも「Everything」「逢いたくていま」に次ぐ再生回数を誇っています。
「アイノカタチ feat.HIDE」は王道的なバラードソングで、思わず口ずさみたくなるようなメロディラインが特徴のナンバーです。
「アイノカタチ feat.HIDE / MISIA」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:ラストサビ
- 高音:mid2E(E4)
- 低音:地声最低音mid1G#(G#3)
- 音程:やや易
音域はやや狭く、地声最低音がこのパートで登場します。全体的にキーが低めに設定されていて、女性の方ですと苦しさを感じるくらいの低さとなっています。
音程の変化はやや複雑なものの、合わせやすい配置になっているために音程難易度は低めです。低音の発声をしっかりと意識しつつ、丁寧に歌い上げていきましょう。
Aメロらしく声量をおさえて優しい歌声での歌唱を意識します。歌詞と歌唱の切れ目は一致していますが、その部分で母音を伸ばさないのがポイントです。
- 高音:hiA#(A#4)
- 低音:mid2A#(A#3)
- 音程:普通
音域は1オクターブに収まります。全体的に中音域で構成されているために歌いやすいパートです。
Aメロと比べると音域は上がりますが、音程の変化はやや急激になります。細かい発声の変化も多く、その点で少し外しやすくなっていますね。難易度はやや高めですので、集中的に聴いて、声に出しておきたいパートです。
Aメロから打って変わって強めの発声へとシフトします。女性からしてもやや高めのキーが出現しますので、このBメロからサビへの準備をするために息継ぎはしっかりと意識しましょう。
声量を出しつつもリズムに乗りながら丁寧に歌い上げるというややレベルの高い歌唱が要求されるパートです。曲中では難易度が高めですので、しっかりと練習しておきましょう。
- 高音:hiC#(C#5)、裏声最高音hiC#(C#5)
- 低音:mid2C#(C#4)
- 音程:やや易
音域はBメロから継続して1オクターブに収まります。このパートでは裏声最高音が登場です。全体的に高音域で構成されているパートのために、苦しくなりやすいですね。
長めの発声が増え、同時に音程の変化が緩やかになります。合わせやすい配置もしていますし、難易度は低めのパートです。サビゆえに一番聞いているパートだと思いますので、音程に関しては完ぺきを目指して歌唱しましょう。
最大の見せ場ですので声量をセーブすることなく、出せる力で歌唱しましょう。とくに長めの発声が多いので、まっすぐなロングトーンを意識するのがポイントです。長めの発声でリズムを同時に取ると良いでしょう。
- 転調:あり(地声最高音hiE(E5))
- 繰り返し:あり
転調および繰り返しがあります。最初は声量をおさえたサビから始まり、逆に繰り返し部分では全力で歌唱することで落差を演出していきます。
声量を押さえたサビが1回、繰り返し後の全力の歌唱が2回繰り返され、さらに最後に数フレーズ追加される形になります。高音の連発となりますので息継ぎをするなどして準備をしていきましょう。
繰り返し部分で一部転調し、ここで地声最高音のhiEが登場します。メロディラインがサビとはやや異なりますので、このラストサビに関してもしっかりと覚えて口ずさんでおきたいパートですね。
カラオケで歌う場合の「アイノカタチ feat.HIDE / MISIA」の総評
曲中での音域はmid1G#(G#3)~hiE(E5)とかなり広いです。
地声最高音はhiE(E5)で、裏声最高音がhiC#(C#5)です。女性の平均的な音域から考えると、上に広がっています。
地声よりも裏声の方がキーが低い珍しい構成ですね。
曲を通しての音域は広いですが、各パートでの音域は狭めです。全てのパートがほぼ1オクターブに収まるために歌いやすくなっています。ただしキーは高めです。
地声最高音はhiE(E5)で、ラストサビで登場します。
転調部分で登場しますが、サビでもhiC#(C#5)の高音が登場するために記載以上に苦しさを感じるでしょう。
一瞬の発声ではなく全体的に高いのが問題で、高音を維持するために喉を酷使することになります。曲のスピードが遅いことも喉にダメージを与える要因の一つです。
しっかりと息を吸う、高音部分では目を瞑るなどして対応して行きたいところです。とはいえ、このキーは女性の平均的な最高音を優に超えていますので、基本的にはキーを下げた方が無難です。その際は
これでも地声最高音はhiD(D5)~hiD#(D#5)とやや高めです。サビでのhiC#(C#5)のキーを下げることを目的として、ラストサビの最高音に関しては最悪裏声で対応するのもアリです。
もしもまだ苦しい場合はさらに下げたいところですが、これ以上は厳しくなります。
というのも、地声最低音がmid1G#(G#3)と低めだからです。Aメロで登場しますが、これに準ずるキーも登場するので重要度は高めとなります。
キーを下げすぎて最低音が出せないとAメロ全体がかなり歌いにくくなってしまい、ガタガタになってしまいます。低音に自信があるならば問題はないでしょうが、それでもキーの下げすぎは避けたほうが良いでしょう。
裏声最高音はhiC#(C#5)となっています。
サビで登場し、ラストサビでは地声での発声になっています。登場は一瞬で、抜けるような裏声となっています。地声は難易度が高めですが、裏声は難易度低めで出しやすいです。
曲のペースもゆったりとしていて心の準備もできます。しっかりと決めてサビを盛り上げていきましょう。
音程難易度はやや易~普通となっています。
全体的に音程変化は緩やかで、さらに長めの発声が目立ちます。合わせやすい配置ですし、歌詞も敷き詰めていません。音程よりも高音の方を意識するようにしましょう。
以上を考慮して、
「アイノカタチ feat.HIDE 」は題名とは少し異なり、MISIAさんの曲と考えて問題ありません。彼女の広い音域と高音をふんだんに使用した一曲となっています。
メロディラインや歌詞は覚えやすく、カラオケで人気なのも頷ける歌いやすさとなっています。
キー調整は少し難しいですが、それを差し引いても高い音程正解率や表現力はカラオケで披露するときに周りに上手いと言われやすくなるだけでなく、採点でも高得点を狙いやすいでしょう。
特に地声の高音に自信がある女性の方にお勧めの一曲ですね。MISIAさんの他の曲を好んで歌う人には、ぜひともマスターして頂きたい一曲です。
自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]