「I’m a mess / MY FIRST STORY」のカラオケでの歌い方【音域】

MY FIRST STORY(マイ・ファースト・ストーリー)のヒット曲「I’m a mess(アイム ア メス)」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「I’m a mess / MY FIRST STORY」の楽曲音域データ

アーティストMY FIRST STORY
リリース
2021/7/14
タイアップ
なし
総合難易度★★★☆☆
音程難易度★★☆☆☆
地声最低音mid1D(D3)
地声最高音mid2G(G4)
裏声最高音hiB(B4)
スピードBPM130(やや速い)
ラップなし
I’m a mess について

2021年7月14日にリリースされたシングル曲「告白」のカップリング曲です。特にタイアップはありません。

発売から2年以上経過した、2023年にTikTokの一般ユーザーの投稿でバズったことにより、知名度を一気に増した曲です。その影響で、カラオケ総合曲ランキングでもTOP50に入るほどになりました。

YouTubeに公式チャンネルが音源を投稿しています。
再生数は2023年9月現在、2000万回を突破していて、PVでもないのに凄まじい再生回数となっています。もちろん最後まで聴けるので、良ければ聴いてみてください。

「I’m a mess」は独特なメロディーが速いテンポで展開されるアップテンポなナンバーです。ちなみにタイトルの意味は「私はめちゃくちゃ」という意味です。

コロナ渦にリリースされているので、混乱に陥った人々の心を映し出しているのかと思われます。

「I’m a mess / MY FIRST STORY」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:サビ→Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
サビ
  • 高音:地声最高音mid2G(G4)、裏声hiA(A4)
  • 低音:mid1E(E3)
  • 音程:普通

「I’m a mess」はサビから始まります。こちらの音域はやや広く、さらに高音域が多めになっています。地声最高音のみならず、裏声も登場しますね。

裏声に関してはやや力を抜きつつも、芯のしっかりとした裏声を意識しましょう。抜きすぎると弱々しくなってしまうので、そこは要注意です。

音程に関しては比較的合わせやすいですが、スピードがやや速く、歌詞も敷き詰めています。高音と合わせて息が苦しくなりやすいので、注意が必要です。ブレスも意識したいですね。

地声、裏声共に一般的な男性の最高音域ギリギリですが、なるべくリラックスして流れるように歌唱しましょう。力みすぎるとイメージが崩れてしまいます。

もしも余裕をもって歌えない場合は、キー調整をするのも視野に入れていいでしょう。曲中で一番最初のサビが最も高音が苦しいので、乗り越えられるのならば後半は楽になっていくはずです。

次に最初以降のサビについてですが、こちらはキーが―3されます。裏声も使用しなくなり、最高音はmid2F#(F#4)となります。

歌い方が変わるわけではないのですが、歌唱の感触がかなり変わるので、カラオケで披露する際には気を付けてください。

Aメロ
  • 高音:mid2F#(F#4)
  • 低音:地声最低音mid1D(D3)
  • 音程:やや易

音域はやや狭く、地声最低音がこのパートで登場します。登場は一瞬ですが、準ずるキーは多くなっています。とはいえmid1D(D3)のキーは男性ならばそこまで苦もなく出せる低さです。

音程の変化は非常に緩やかで合わせやすいのですが、フレーズが長いのが特徴でして、サビ以上に息が持つかどうかが問題になります。歌唱の前にはしっかりと息を吸うようにしたいですね。

また息が苦しくなる関係上、リズムが狂いやすい箇所でもあります。しっかりと伴奏を聞いて、走りすぎないようにリズムを制御していきましょう、

Aメロゆえにサビよりも力を抜き、かつ流れるように歌唱していきます。早口での歌唱になるので、歌詞や歌い方に関しては事前にしっかりと確認しておきましょう。

またAメロは同じようなフレーズが二回繰り返されますが、二回目は後半の歌い方が少し異なるので注意してください。

Bメロ
  • 高音:地声最高音mid2G(G4)、裏声最高音hiB(B4)
  • 低音:mid1G(G3)
  • 音程:普通

音域はAメロよりも上がり、高音域が多く登場します。ここで地声、裏声ともに最高音が登場します。サビは少しキーが低めですので、最初のサビを越えた後に苦しくなるのはこのパートです。

裏声に関しては最初のサビと出し方は同じです。登場も一回のみですので、喉を休める意味も含めて、しっかりと発声していきましょう。

音程に関してはスピードこそ緩やかになり、やや余裕ができるのですが、上下に動くものが多く難易度は少し高めとなります。Aメロよりも少しだけ難しくなったと考えると良いでしょう。

Bメロ自体が短めなのですが、後半に向かうにつれてやや力を入れていくのがおススメです。Bメロ最後にやや長めのロングトーンがあるので、ここの高音をしっかり決めるとサビとの対比が出来ておススメです。

前半は力を抜いて歌唱し、地声高音や裏声のある後半に力を入れていきましょう。

Cメロ
  • 高音:地声最高音mid2G(G4)
  • 低音:mid2B(B3)
  • 音程:やや易

音域は狭く、主に中音域からなります。ただ地声最高音がロングトーンの形で登場します。当然しっかりとした発声が必要になるために、油断は禁物です。

一方でスピードはそこまで速くなく、息継ぎの余裕もあり、さらに合わせやすい位置に音程は配置されています。

これまでの歌い方と違い、かなり力を入れた、はっきりとした歌唱になります。とくに後半には高音が待っていますので、安定した歌声でしっかりと歌い上げていきましょう。

ラストサビ
  • 転調:なし
  • 繰り返し:あり

転調はしませんが、繰り返しはあります。最初のラストサビはやや静かな雰囲気で、繰り返し後は少し盛り上がっての歌唱となります。

とはいえ伴奏の方の盛り上がりがはっきりしているのに加えて、繰り返し部分でキーが上がるといったこともありません。

あまり意識しすぎることなく、繰り返し部分をほんの少し力を入れて歌唱するだけで、かなりらしさが出てくると思います。

カラオケで歌う場合の「I’m a mess / MY FIRST STORY」の総評

曲中での音域はmid1D(D3)~hiB(B4)と標準的です。
地声最高音はmid2G(G4)で、裏声最高音がhiB(B4)です。男性の平均的な音域から考えると、丁度収まっています。

参考:男性の平均声域

曲中の音域は男性の平均的な音域に収まって入るのですが、原曲を聞くとかなり余裕をもってMY FIRST STORYのボーカル、Hiroさんは歌唱しています。

同じように余裕をもって歌唱するのならば、高音に自信がない限りはキーを下げた方が良いでしょう。その際は

キーを1~2下げてみてください

最低音はmid1D(D3)なので、1つや2つキーを下げる程度ならばギリギリ対応できると思います。ぜひとも試してみてください。

ちなみに曲中での音程難易度はやや易~普通となっています。音程は各パート合わせやすいですが、全体的にスピードが速く、歌詞を敷き詰めています。

歌詞や歌い方を覚えるまでは思ったように歌えないと思いますが、しっかりと練習すればある程度合わせることはできるでしょう。

MY FIRST STORYの楽曲にしては音域がやや低めですので、練習しやすいというのも追い風だと思います。

以上を考慮して、

総合的な難易度では普通になると感じました。

「I’m a mess 」は音域、音程ともにこれは難しいな!と思える要素があまりない、良心的な曲です。

歌唱していると、コロナのことを歌っているんだなという気づきも得られますね。

また、最初のサビのみキーが高く、その後のサビはキーが下がるというのは他の曲には見ない特徴です。その分Bメロとサビでの表現の幅が広がりやすい曲だなと思いました。

歌いやすいため、歌にやや自信を持ってきた人はもちろんのこと、歌唱に自信がある人も表現を磨く目的で歌うのは全然アリだなと感じました。

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