「糸 / 中島みゆき」のカラオケでの歌い方【音域】

「糸 / 中島みゆき」についてカラオケでの歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。

曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「糸 / 中島みゆき」の楽曲音域データ

アーティスト中島みゆき
リリース
1998/2/4
タイアップ
ドラマ「聖者の行進」主題歌
総合難易度★★☆☆☆
音程難易度★★☆☆☆
地声最低音mid1F(F3)
地声最高音hiA#(A#4)
裏声最高音なし(なし)
スピードBPM72(やや遅い)
ラップなし
糸 について

1998年2月4日にリリースされたシングル曲です。タイアップはありますが、そちらでの知名度は低めとなっています。

音楽番組などで聞いたことがあるかもしれません。またカラオケに趣味で誰かと行っていると、その人が歌っているのを聞いたことがあるかもしれません。

かなり人気の一曲で、カラオケランキングでは毎年総合TOP50に入るほどの人気を博しています。

YouTubeに東方MOVIEチャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年10月現在、2000万回を突破しています。映画のPVですが、最後まで「糸」を聞くことができます。

「糸」はしんみりとしたメロディーが特徴的なナンバーです。サビでのフレーズが頭に残りやすく、長年愛されている理由でもあるでしょう。

「糸 / 中島みゆき」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2G(G4)
  • 低音:地声最低音mid1F(F3)
  • 音程:易

音域はやや狭く、地声最低音がこのパートで登場します。登場は一瞬で、緩やかに降りて行って最低音に到達します。その後にすぐ上がってしまいますが、低音を出すことに関しては問題ないでしょう。

音程の変化は非常に緩やかで、歌いやすくなっています。スピードも遅いので、しっかりと余裕を持って合わせることができます。

Aメロですが、やや声に力を入れて落ち着いた歌声で歌唱して行きましょう。中音域の音が多めですので、はっきりとした発声が好ましいです。

Bメロ
  • 高音:地声最高音hiA#(A#4)
  • 低音:mid2A#(A#3)
  • 音程:普通

音域は1オクターブに収まり、このパートで地声最高音が登場します。地声最高音の発声は長く、それに準ずるキーも多めです。このキーをやや余裕を持って出せる必要がありますね。

ちなみに地声と表記しましたが、裏声のような地声になっていますので、この部分を裏声で出しても問題はありません。

音程に関してはAメロに比べて上下に動くものが多く、難易度は少し高めとなっています。歌詞も敷き詰め気味ですので、流れるように歌唱して行くのがベストです。

流れるように歌詞をして行きますが、最高音を含め張り上げる部分が多いです。その部分ではやや力を入れてメリハリをつけるとよいでしょう。

サビ
  • 高音:地声最高音hiA#(A#4)
  • 低音:地声最低音mid1F(F3)
  • 音程:やや易

音域は広くなり、このパートでは地声最高音と最低音が登場します。音域こそ広いですが、急激な変化が多めですので、そこまで歌いにくいとは感じません。

一方で音程に関しては急激な変化が増えることも相まって、少し外しやすく感じるかもしれません。ただ全体的に難易度は低めと言えるでしょう。歌いやすい位置に配置されています。

Bメロよりもやや力を抜いて歌唱して行くのがおすすめです。特に、高音部分がありますが、その部分であまり力みすぎないとらしさが出てきます。

このパートでの地声最高音ですが、Bメロの最高音に比べてかなり裏声的な要素が強く、この部分は裏声でも全然問題はありません。むしろ裏声の方が好ましいとも言えます。余裕がある人は地声でいい、という認識で歌唱しましょう。

ラストサビ
  • 転調:なし
  • 繰り返し:なし

転調も繰り返しもしません。これまでのサビと同じように歌い上げて、綺麗に閉めていきましょう。

カラオケで歌う場合の「糸 / 中島みゆき」の総評

曲中での音域はmid1F(F3)~hiA#(A#4)と標準的な広さです。
地声最高音はhiA#(A#4)で、裏声は使われていません。女性の平均的な音域から考えると、下の方にずらした形になります。

参考:女性の平均声域

女性の平均的な声域

曲を通しての音域は広いですが、各パートでの音域は狭めです。サビが一番広いですが、そのサビも音域的には歌いやすく感じるでしょう。

地声最高音はhiA#(A#4)で、Bメロとサビで登場します。
登場頻度がやや多く、それに準ずるキーも多く登場します。ただこのhiA#(A#4)のキーは女性からするとかなり楽に出せる音域です。

高音が得意ならば、男性の方でもキー調節なしで歌えるでしょう。以上を考慮して、

歌唱する際は、キーを調節しないでチャレンジしてみましょう。

原曲キーでの歌唱で問題はないと思いますし、最低音を考慮するとキーを上げたほうが歌いやすいと感じるかもしれませんね。

ちなみにその場合にはキーを2つほど上げてみると、歌いやすく感じると思われます。

また、Bメロサビどちらの地声最高音も裏声的な地声となっていて、これらの部分を裏声で出しても特に問題はありません。男性の方でこの曲を歌う場合は最高音を裏声で歌うとらしさが出ますし、喉にも優しいのでオススメです。

地声最低音はmid1F(F3)です。
女性のの平均的な低音域から考えるとやや低いものの、登場頻度は多くありません。準ずるキーはありますが、mid1G(G3)と高めになっています。

低音が得意な方ならば問題はりませんが、不得意な人は苦しさを感じるかもしれません。とはいえ全体的に見ると占める割合は低いので、出せなくても問題はないかと思われます。

逆に高音に余裕がありすぎるといった方は、前述のキーを上げる手法を試してみてください。

音程難易度は易~やや易となっています。
音程変化はかなり緩やかで、全体的に歌いやすいです。メロディーや歌詞も覚えやすいですね。高い音程正解率を狙える曲と言えます。

以上を考慮して、

総合的な難易度では易~やや易になると感じました。

「糸 」は難易度的にはやや易寄りの易といったところでしょうか。かなり歌いやすく感じました。ペースもゆったりしていますし、落ち着いて歌唱ができるのが良いですね。難しいテクニックもほとんど使われていません。

カラオケ的に見るとマスターしやすく、これからカラオケの練習をしたい人におススメの一曲です。

もちろん、ある程度歌い慣れた人ならば、自分なりの表現力をこの曲に乗せてカラオケで披露するのも一興だと思います。

自分のキーを知っているとよりカラオケが楽しくなります

自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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