「Wherever you are / ONE OK ROCK」のカラオケでの歌い方【音域】

ONE OK ROCK(ワンオクロック/ワンオク)のロングヒット曲「Wherever you are」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「Wherever you are / ONE OK ROCK」の楽曲音域データ

アーティストONE OK ROCK
リリース
2010/6/9
タイアップ
NTTドコモCMソング
総合難易度★★★☆☆
音程難易度★★☆☆☆
地声最低音mid1G#(G#3)
地声最高音hiC#(C#5)
裏声最高音なし
スピードBPM87(標準的な速さ)
ラップなし
Wherever you are について

2010年6月9日にリリースされたアルバム「Nicheシンドローム」に収録された楽曲です。シングル曲ではなく、発売から約5年後に人気に火がつき始めた珍しい曲でもあります。

2016年から継続的に人気な曲で、カラオケの総合曲ランキングでは2020年代になった今でも総合曲ランキングTOP50に時々見るような楽曲となっています。

YouTubeに公式チャンネルが楽曲動画を投稿しています。
再生数は2023年1月現在、1500万回を突破しています。PVの形式でないにも関わらず、ただの音源としてここまで再生回数が多いのは人気を感じさせますね。

「Wherever you are」はサビで高らかな歌声を響かせる、記憶に残るような壮大なナンバーとなっています。

「Wherever you are / ONE OK ROCK」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2G#(G#4)(2番でhiB(B4))
  • 低音:地声最低音mid1G#(G#3)
  • 音程:やや難

音域は1番は1オクターブと狭めになっていますが、最低音がこのパートで登場します。低音域が中心となっていて、少し歌いにくい印象を覚えるパートです。

音程の変化は緩やかなのですが、伴奏が小さめであることと、原曲でもアーティストの声が聞き取りづらいほど小さいのでメロディラインをしっかりと覚えていないと思ったように歌えないパートです。難易度はやや高めですね。

極力、力を抜いて囁くような声で歌唱します。前述の通りメロディラインを覚えにくいので自分の頭の中でアーティストの歌声をしっかりと再現しながら歌唱しましょう。

なお最低音に関してはキーは高いものの、前述の理由から少し合わせにくくなっています。ただ全体に占める割合は小さいので、もし外してしまったとしても気にせずに歌唱していきましょう。

逆に2番のAメロは発声に力が入っている部分が多く、1番Aメロよりは聴き取りやすくなっています。その分1番とのメロディラインの違いが一部ありますので、しっかりと覚えるようにしましょう。

以上の理由から、カラオケで披露する際に重点的に練習しておきたいパートですね。

Bメロ
  • 高音:hiB(B4)
  • 低音:地声最低音mid1G#(G#3)(2番ではmid2C#(C#4))
  • 音程:やや易

音域はAメロよりも広くなり、1番限定ですが最低音も登場します。低音域から高音域まで幅広く使われていますが、集中しているために全体的に歌いやすいパートです。

音程変化は緩やかで、伴奏も聴き取りやすいためにAメロと比較すると一気に合わせやすく感じるはずです。難易度的にはそこまで難しくないので、しっかりと合わせていきましょう。

前半部分はAメロから打って変わって力のこもった発声を意識します。叩きつけるような発声がメインで、この段階でhiB(B4)のキーまで到達するので掠れないように息継ぎを意識しましょう。

後半は中音域~低音域がメインとなるために声量をおさえて歌唱することで落差を演出します。息継ぎの余裕は十分にありますので、焦らずに慎重に歌唱しましょう。

サビ
  • 高音:hiA(A4)
  • 低音:mid2B(B3)
  • 音程:やや易

音域は狭くなるものの高音域が頻出するようになります。高音はBメロの方が高めですが、連発しますのでサビの方が苦しさを感じるようになっています。

音程変化は緩やかで、かつ長めの発声が多くなるために難易度が低下します。ただその中でも急激に上下する音程が一部ありますので、難易度は普通寄りのやや易といったところです。歌いやすく覚えやすいパートとなっています。

力を入れて全力での歌唱になります。ロングトーンが全体的に多いのでまっすぐな発声を意識したいところです。ただBメロと違い、息継ぎの余裕はあまりないので短い隙間でブレスをすることを意識しましょう。

高音が得意な方でもブレスをおろそかにしてしまうとフレーズ最後のロングトーンを持たせるための息が不足します。事前にどこでブレスをするかをしっかりと確認しておくのがおススメです。

Cメロ
  • 高音:地声最高音hiC#(C#5)
  • 低音:mid2D#(D#4)
  • 音程:普通

音域は狭く、主に高音域からなります。地声最高音がこのパートで登場し、全体的にキーが高く、曲中で一番苦しくなるパートです。

音程配置もやや複雑で細かい変化が多くなっています。一部を外しやすいので歌詞とメロディをしっかりと覚えるようにしましょう。音程を見て合わせる余裕はないので、流れるように歌唱しつつ、音程を合わせることができるくらいまでは落とし込みたいところです。

サビの歌い方と同じで構いませんが、同様に息継ぎのタイミングはなかなかにシビアです。全てのフレーズの切れ目で少しでもいいから息を吸う努力をするのがおススメです。

Cメロ最後のかなり長いロングトーンをしっかり決められるくらいの息を体内に残せるように、体の中に空気を送り込むことを意識してみてください。

ラストサビ
  • 転調:一部あり
  • 繰り返し:あり

繰り返しは繰り返し前、繰り返し後どちらも同じくらいの力の入れ具合で歌唱します。落差を考えることなく、高らかに歌い上げていきましょう。

転調は一部ですがあります。サビと本当に一部だけ異なり上がる部分がありますので、その部分をこれまでのサビと同じように歌わないように要注意です。

この曲の一番の見せ所でもありますので、最後まで全力で歌唱して綺麗に締めていきましょう。

カラオケで歌う場合の「Wherever you are / ONE OK ROCK」の総評

曲中での音域はmid1G#(G#3)~hiC#(C#5)とかなり広いです。
地声最高音はhiC#(C#5)で、裏声は使われていません。男性の平均的な音域から考えると、上に大きく広がっていると言えます。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

曲を通しての音域は広いですが、各パートでの音域は狭めです。急激な変化は少なく、まとまっているので歌いやすい曲ですが、全体的に高音域は多めです。

地声最高音はhiC#(C#5)で、Cメロで登場します。
Cメロもそうなのですが、サビでも高音域が連発される傾向にあり、さらにロングトーンが多めとなっています。息継ぎをする余裕もあまりなく、実際に歌唱してみると表記上の高さよりも苦しさを感じるでしょう。

仮にCメロの最高音を裏声で歌唱するとしても、サビを考えると高音が苦手な場合はキーを下げた方が無難だと思われます。その際は

キーを2~3下げると良いでしょう。

これでサビで中心となる高音がmid2G(G4)~mid2G#(G#4)になりますので、かなり楽になると思われます。地声最高音もhiA#(A#4)~hiB(B4)になりますので、やや高音に自信があれば地声で出せる可能性も出てきます。

地声最低音はmid1G#(G#3)です。
Aメロ、Bメロで登場し、男性の平均的な低音域から考えるとやや高めとなっています。このキーを3つ下げてもmid1F(F3)なのでまだまだ余裕はある印象です。

もしも上記のキー調整でまだ苦しければさらに下げることを視野に入れても良いでしょう。

ただし、Aメロは原曲でのアーティストの歌声がかなり小さいために再現が難しくなっています。キー調整をするためにもAメロは重点的に練習しておきたいパートですね。

音程難易度はやや易~普通となっています。
音程変化は絶えずありますが、急激な変化が少なく、細かい変化が多めです。同時にロングトーンも多いので、ある程度の音程正解率は確保できると思われます。

しっかりと歌詞、およびメロディを覚えた後は音程への意識はそこまで割くことなく、高音やブレス、ロングトーンの方を意識するのがおススメです。

以上を考慮して、

総合的な難易度では普通になると感じました。

「Wherever you are 」は初見では歌いにくさを覚えますが、何度も歌っているうちに歌いこなせるようになってくる曲です。難易度的には高すぎるといったことはありません。

自分に合ったキーを見つけて、やや複雑なAメロとCメロと重点的に練習すれば十分に歌いこなすことができるでしょう。

このように壮大なイメージの曲と言うのはカラオケにおいて周りからの視線を集める傾向が強いです。私もカラオケで披露したときには、周りの人はこの曲を知らなかったものの、「この曲いいね、メモするわ」と言ってスマホにメモしていました。

周りに訴えかける力は十分あるので、気に入った場合にはぜひとも練習をして、歌いこなしてみてください!

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