「I LOVE YOU / 尾崎豊」についてカラオケでの歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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「I LOVE YOU / 尾崎豊」の楽曲音域データ
アーティスト | 尾崎豊 |
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リリース | 1991/3/21 |
タイアップ | なし |
総合難易度 | ★★★★☆ |
音程難易度 | ★★★☆☆ |
地声最低音 | mid1E(E3) |
地声最高音 | mid2F#(F#4) |
裏声最高音 | hiA(A4) |
スピード | BPM74(やや遅い) |
ラップ | なし |
1991年3月21日にリリースされたシングル曲です。タイアップはとくにありませんが、尾崎豊さんの曲の中では最も知名度の高い一曲と言えるでしょう。
オリコンにおける順位は振るいませんでしたが、尾崎豊さんの曲の中では最高の売上枚数を誇ります。さまざまな人がカバー作品を出していることでも有名で、それゆえにカラオケで歌う人も多いですね。
YouTubeに公式チャンネルがLive映像を投稿しています。
再生数は2022年9月現在、120万回を突破しています。もうちょっと再生数が高くても良いと思いますが、2022年の3月に投稿されているので、これから伸びていくでしょう。
「I LOVE YOU」はしみじみとしたメロディのバラード曲となっています。
「I LOVE YOU / 尾崎豊」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ(繰り返し)
- ラスト:なし
- 高音:mid2E(E4)
- 低音:地声最低音mid1E(E3)
- 音程:やや易(変化はあるものの、歌いやすい)
音域は1オクターブとかなり狭めです。地声最低音はここで登場しますが、一瞬だけの登場ですぐにキーが上がってしまいます。そのため、合わなくても問題はありません。どちらかというと上がった後のロングトーンの方が問題ですので、ここを外さないようにしっかりと発声していきましょう。
細かい変化がありますが、このパート自体、歌詞を敷き詰めていないので、音程を合わせる余裕があります。ゆったりとしたペースでメロディーが流れますので、しっかりと音程を意識すれば合わせることは容易です。
歌い方に関してですが、タイトルコールの部分に関しましては声の力を抜いて少し淋しげな雰囲気を出すとGOODです。逆にタイトルコールが終わった後はしっかりとした歌声で歌唱して行きましょう。
- 高音:裏声最高音hiA(A4)
- 低音:mid2A(A3)
- 音程:普通(変化は緩やかだが、歌詞を敷き詰めている)
ここも音域は1オクターブとかなり狭いです。裏声最高音はここで登場しますが、言葉ではなくハミングのような形で出します。出し慣れていないと少し苦しいかもしれないので、この部分に関しては事前に練習しておくことをお勧めします。
音程の変化はAメロと同じく緩やかですが、歌詞をかなり敷き詰めていてAメロのように、しっかりと音程を合わせていく余裕はありません。リズムに乗って歌唱することを意識しましょう。
Aメロ後半と同じように力を入れたしっかりとした歌声で歌唱して行きます。ハミングの部分が一番の見せ場ですので、ここできれいなハミングが出せるように練習するのがお勧めです。
- 高音:地声最高音mid2F#(F#4)、裏声最高音hiA(A4)
- 低音:地声最低音mid1E(E3)
- 音程:やや難(急激な変化が多いものの、合わせやすい配置)
地声最低音、地声最高音、裏声最高音とこの曲のすべての音域が含まれています。音域はかなり広く、それゆえに急激な変化も多くなっています。ただし、どちらかというと最低音の登場頻度はかなり少なめで、裏声最高音のほうに比重が置かれています。
上記の理由から音程も難しくなり、急激な変化が多めとなっています。AメロBメロと比べると細かい変化が多いので、一部分を外してしまうこともあるでしょう。スピード早めなので、音程を合わせている余裕が少ないことも難しい理由の一つです。
低音域及び中音域の部分はAメロBメロと歌い方は変わりません。裏声部分に関しては登場頻度は多いですが、やや力を抜いた透き通るような裏声となっています。無理やり出すわけではないので、自然な裏声を意識して行きましょう。
- 転調:なし
- 繰り返し:なし
転調および繰り返しはありません。これまでのサビと同じようにきれいな裏声を意識して、最後を締めていきましょう。
カラオケで歌う場合の「I LOVE YOU / 尾崎豊」の総評
曲中での音域はmid1E(E3)~hiA(A4)と標準的です。
地声最高音はmid2F#(F#4)で、裏声最高音はhiA(A4)です。男性の平均的な音域から考えると、少しだけ上にずれています。
各パートの音域はやや狭くなっています。AメロBメロは1オクターブ程度。しかし、サビは地声最低音から裏声最高音まで幅広いです。音域的に考えると、サビの難易度が一番高くなっています。
地声最高音はmid2F#(F#4)で、サビで登場します。
一般的な男性の音域と比べるとやや余裕があるキーです。ですがサビはどちらかというと裏声の方が大変だと思いますので、この地声最高音に関しては影が薄めです。以上のことを考えて、
mid2F#(F#4)は決して高いとは言えないキーです。この後紹介する裏声部分を練習するためにも、キー調整はしないで挑戦することをオススメします。
地声最低音はmid1E(E3)です。
男性の平均的な低音域から考えるとやや上の方に位置しています。登場頻度も少なめです。すぐにキーが上がってしまいますので、多少は外しても影響はありません。
裏声最高音はhiA(A4)となっています。
「I LOVE YOU」一番の見せ場であり、最も難しいのがこの裏声でしょう。ポイントは力を抜いて出すきれいな裏声です。発声した後にすぐ力を抜いてフェードアウトを演出しましょう。
さらにサビには裏声から地声にシフトする部分もありますので、このシフトも綺麗にそして完璧にできるとよりGOODです。
音程難易度は普通となっています。
Aメロは簡単ですが、Bメロ以降は難易度が少し上がります。サビでは音域が広いことも相まって、かなり難易度が高いと言えるでしょう。メロディーと歌詞は完璧に覚えた上で、カラオケで歌唱の練習をするというのがおすすめです。
以上を考慮して、
「I LOVE YOU」は裏声が重視されている曲のように見受けられます。音程、地声のキーに関してはそこまで難易度が高いとは言えません。高音が苦手な人でも歌うことはできるでしょう。ただし完成度を高めるには、それなりの技術と練習量が必要になります。特に裏声に関しては、事前の綿密な練習が大事と言えますね。
かなり有名な曲ですので、好んで歌う人も多いと思われます。もしも好きで歌っている場合はこの記事の歌い方を参考にして、より高レベルの歌唱を目指してみてください。