「歌うたいのバラッド / 斉藤和義」のカラオケでの歌い方【音域】

「歌うたいのバラッド / 斉藤和義」についてカラオケでの歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「歌うたいのバラッド / 斉藤和義」の楽曲音域データ

アーティスト斉藤和義
リリース
1997/11/21
タイアップ
TBS「COUNT DOWN TV」EDテーマ
総合難易度★★☆☆☆
音程難易度★★☆☆☆
地声最低音lowF#(F#2)
地声最高音hiA(A4)
裏声最高音hiA(A4)
スピードBPM75(やや遅い)
ラップなし
歌うたいのバラッド について

1997年11月21日にリリースされたシングル曲です。斉藤和義さんの15枚目のシングル曲で、TBS「COUNT DOWN TV」EDテーマに起用されました。

発売からすでに20年以上経過している曲ですが、根強い人気があり、多くのアーティストにカバーされている楽曲でもあります。

カラオケにおいても人気が高く、総合曲ランキングでは毎年上位にランクインするほどの人気となっています。

YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年12月現在、1200万回を突破しています。こちらは発売から10年後の2008年に新たに取り下ろされたPVとなっています。

「歌うたいのバラッド」は静かな曲調のバラード曲でありながら、サビでは思わず口ずさんでしまうかのようなポップなメロディが特徴的なナンバーです。

「歌うたいのバラッド / 斉藤和義」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2C(C4)
  • 低音:地声最低音lowF#(F#2)
  • 音程:やや易

音域はやや広く、最低音がこのパートで登場します。音域は低音域~中音域にまとまっていて、歌いやすい印象です。最低音は登場が一瞬で、すぐにキーが上がってしまいますので合わせられなくても気にしなくてOKです。

それに準ずるキーも多いですが、そちらもすぐにキーが上がってしまうとても短い発声ですので、こちらも同じく合わせられなくても気にしなくて良いと思われます。

音程の変化は最低音の変化を除くととても緩やかで、長めの発声が多くなっています。スピードもゆったりとしていてしっかりと音程を合わせられるでしょう。難易度的には低めですので、画面のほとんどの音程バーを塗りつぶす勢いで歌唱しましょう。

Aメロらしく力を抜いて歌唱しますが、安定した歌声は必要になります。とくに低音部分に関しては力を抜いた方が出し易いものの、抜きすぎて声量が小さくなりすぎないように注意しましょう。息継ぎをする余裕は十分にあるので、ブレスを忘れなければ上手に歌えると思います。

全体的に伸ばす部分が多めとなっていますので、その部分で母音を強調するとともに、穏やかなリズムを取れるように体を揺らすなどすると、それっぽく歌えると思われます。

Bメロ
  • 高音:mid2G(G4)
  • 低音:mid2B(B3)
  • 音程:易

Aメロ以上に音域が狭くなり、8音しか変化しません。かなり狭いために、歌いやすいパートとなっています。曲中ではやや高音ではありますが、mid2G(G4)は高すぎないキーなので問題はないでしょう。

音程に関しては緩やかに変化し、Aメロ以上に急激な変化は少なくなっています。ほとんどの音程を合わせることができるでしょう。

Aメロよりもやや力を入れて歌唱すると同時に、高音部分でさらに力を入れるのがポイントです。最高音で張り上げて歌った後に、母音を伸ばすことなくバッサリと切ることで一気にらしさが出てきます。ぜひとも試してみてください。

また後半部分は気持ち声量をセーブするとサビとの対比が際立って一気に雰囲気が出来上がります。Bメロ内で声量を変えるのは難しいですが、しっかりと原曲を聴いて力の入れ方抜き方を真似していきましょう。

サビ
  • 高音:mid2G(G4)
  • 低音:mid2A(A3)
  • 音程:やや易

音域はBメロよりは広くなるものの、一般的には十分に狭く、それゆえに歌いやすくなっています。ただし高音域が頻出するようになるので、多少の苦しさは感じるかもしれません。

音程に関してはBメロほど簡単というわけではありませんが、依然として合わせやすい位置に配置されていて、ほとんどの音程を合わせることができるでしょう。難易度的にはAメロと同じくらいだと思われます。

歌い方に関しては力を入れて歌唱します。サビのフレーズ最初に強めのアクセントを入れて歌唱すると意識するのがおススメです。イメージとしては↑↓↑といった形で、下がる部分で力を抜けると本人の歌唱に一気に近づきます。

フレーズの中盤でキーが下がる部分があるので、その部分で声量をおさえるようにしてみてください。

Cメロ
  • 高音:mid2F#(F#4)、裏声最高音hiA(A4)
  • 低音:mid2A(A3)
  • 音程:やや易

音域は狭く、主に中音域からなります。裏声最高音はこのパートで登場です。曲中唯一の裏声で、歌詞ではなくコーラスの部分に割り振られています。

この裏声に関しては地声に近い性質を持っているので、余裕がある方は地声でもOKです。裏声で歌唱する場合にはやや上を向いて遠くに声を届けるような意識をすると良いでしょう。

音程の変化も激しくなく、長めの発声が多くなっています。このパートでもほとんどの音程を合わせられるでしょう。

サビでの歌い方と違い、あまり力を入れずに流れるように歌唱します。だんだんと力を入れていき、最後のコーラスの部分で最大になるように調整してみましょう。

またラストサビに移行する前に少しだけ空きがあるので、歌い始めに注意です。

ラストサビ
  • 転調:あり(地声最高音hiA(A4)
  • 繰り返し:あり

転調および、繰り返しがあります。転調は一部で、その部分が地声最高音となっています。繰り返しがあるので長く感じると思いますが、最高音の登場は一瞬のみで、それ以外は通常のサビと変わりはありません。

ラストサビということで力を入れて歌唱をして、綺麗に閉めていきましょう。

カラオケで歌う場合の「歌うたいのバラッド / 斉藤和義」の総評

曲中での音域はlowF#(F#2)~hiA(A4)とかなり広いです。
地声最高音はhiA(A4)で、裏声最高音もhiA(A4)です。男性の平均的な音域から考えると、下に大きく広がっていると言えます。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

曲を通しての音域は広いですが、各パートでの音域は狭めです。Aメロが一番広く、それ以外のパートは狭めですね。全体的に歌いやすい音域と言えます。

地声最高音はhiA(A4)で、ラストサビで登場します。
登場頻度は一回のみで、それに準ずるキーとしてはmid2G(G4)があげられます。どちらも頻度はそこまで多くはないので、高い地声の実力は必要ないイメージです。

カラオケで歌い慣れていない人からすると、チャレンジする枠に入れても良いかなという印象を持ちます。

ぜひとも原曲キーで歌唱していただきたいですが、実際にカラオケで歌唱して高いと思った場合にはキー調整もアリです。その際は

キーを1~2下げると良いでしょう。

ちなみに地声最高音のhiA部分は可能ならば裏声で代用するのもアリです。mid2G(G4)くらいまでならば何とか出せるけれど、hiAは厳しいという方は試してみて下さい。

地声最低音はlowF#(F#2)です。
かなり低いですが、重要度も低く、発声時間が短いのに加えてすぐにキーが上がってしまいます。それゆえに無視して問題なく、そういった低音を除外していくとキーを1か2下げるくらいならば問題のない最低音かなと思われます。

歌唱中に低いと感じる部分はあると思いますが、そこまで気にしなくて問題ありません。

裏声最高音はhiA(A4)となっています。
Cメロで登場し、コーラス部分での歌唱になっています。一応地声から変化するのですが、練習をしなくてもそれっぽく出せる人が多いのではないでしょうか。もちろん地声に自信がある人は地声で歌唱しても問題ありません。

裏声で歌唱する場合には、どこから裏声に変わっているかだけは事前に確認しておくようにしましょう。少し分かりにくくなっています。

音程難易度はやや易となっています。
驚くほど歌いやすい曲で、ほとんどの音程を合わせることができるでしょう。もちろん歌詞やメロディを覚えることは必須ですが、それでも高い音程正解率を出し易い曲ですね。

カラオケで音程バーを光らせたり、採点で高い点数を狙っている人にもおすすめできるくらいの難易度です。これからカラオケが上手くなりたい人にもおススメできますね。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや易になると感じました。

「歌うたいのバラッド 」は歌いやすい印象が強い易しめの曲です。とはいえ地声高音、裏声と練習すればするほど上手くなる要素は詰め込まれています。

ガムのように、歌えば歌うほど良い味を出してくる曲ともいえるでしょう。もちろん良い味を出すのはカラオケで歌う人の方です。

落ち着いたメロディで歌唱できるので、カラオケでは中盤以降の中だるみしてきたタイミングで入れると良いですね。

高音が得意な人ならば喉の休憩にもなるのでおススメの一曲です。しっかりと練習して表現力も身に着け、周りの視線を集めちゃってください。

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