「1/3の純情な感情 / SIAM SHADE」について歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「1/3の純情な感情 / SIAM SHADE」の楽曲データ
アーテイスト | SIAM SHADE |
---|---|
リリース | 1997/11/27 |
タイアップ | アニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」ED |
総合難易度 | ★★★★☆ |
音程難易度 | ★★★☆☆ |
地声最低音 | mid1C#(C#3) ※Aメロで登場 |
地声最高音 | hiB(B4) ※アウトロで登場 |
裏声最高音 | なし |
スピード | BPM152(速い) |
ラップ | なし |
1997年11月27日にリリースされたシングル曲です。この曲でバンドの知名度を上げ、歌番組「ミュージックステーション」などにも出演しました。
タイアップはアニメ「るろうに剣心」で、このタイアップでの知名度が高いです。カラオケではSIAM SHADEの曲の中での人気ランキング1位を獲得しています。また、カラオケではアニメ映像が流れることもあり、盛り上がれるナンバーです。
最終的には約70万枚を売り上げ、SIAM SHADEの曲の中では最大の売り上げを記録しています。SIAM SHADEを代表する一曲と言えますね。
曲調としてはノリノリで歌えるアップテンポなものになっています。ロックバンドらしく、ドラムの重低音が強調されています。90年代のロックバンドはLUNA SEAなど、重低音に重きを置いたロックバンドが多いです。SIAM SHADEもその代表的なバンドですね。
余談ですがSIAM SHADEはバンドの演奏レベルの高さでも知られます。この「1/3の純情な感情」を始めとして多くの曲が演奏難易度が高く、それを弾きこなすバンドの実力は相当なものです。同時にボーカルの栄喜さんの歌唱力も高く、リスペクトするアーティストも多いです。
直近ですと、Janne Da Arcの元ボーカルにして、Acid Black Cherryのボーカルであるyasuさんがカバー曲を発表し、人気を博しました。SIAM SHADWの曲の中で、知名度が高く、今も好まれているのが「1/3の純情な感情」だと言えますね。
「1/3の純情な感情 / SIAM SHADE」の構成と歌い方について
- 1番:イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:Bメロ→ラストサビ
メロディや歌い方、音程はサビと同じです。サビの欄で詳細に説明します。
- 高音:mid2F#
- 低音:地声最低音mid1C#
- 音程:やや難(歌詞を敷き詰めていて、変化も複雑)
Aメロながらキーが高く、やや力を入れて安定した歌い方で歌唱していきます。低音部分もしっかりと発声していますね。一方で張り上げる部分以外でアクセントは使われていません。自然体で歌うと自動的にらしさが出るので、無理やり表現をしないようにしましょう。
歌詞を敷き詰めているところが一部あり、そこは早口で歌唱しなくてはなりません。どのようなスピードで歌唱しているのか、歌い方を覚えておくと良いでしょう。歌詞と歌唱の切れ目は一致しているので、リズムは取りやすいです。
- 高音:mid2F#
- 低音:mid1E
- 音程:普通(音程変化がゆるやかだが、頻繁に変化する)
2フレーズしかなく、前半の英語中心の歌詞と後半の日本語歌詞に分かれます。前半はキーが高く、後半は低めです。そのため後半はやや力を抜いて出すとらしさが出ます。割合的には前半60%、後半40%くらいの力での歌い方ができると良いですね。
- 高音:地声最高音hiB
- 低音:mid2B
- 音程:普通(歌詞は敷き詰めているが、変化は緩やかで、歌いやすい)
全体的にやや力を入れた歌い方を意識しましょう。張り上げる場所は最高音の一か所のみで、すぐに次の音を発声しましょう。母音を伸ばしすぎないように注意です。
最高音以外は比較的落ち着いて発声していて、ロックバンド特有のシャウトもなしです。ていねいな歌い方を意識して、歌唱していきましょう。
ありません。
- 繰り返し:なし
- 転調:なし
最後のフェイク発声部分は歌詞にも音程バーにも表示されません。発声しても良いですが、裏声での発声になりますので、無理に出さなくてもOKです。
カラオケで歌う場合の「1/3の純情な感情 / SIAM SHADE」の総評
曲中での音域はmid1C#(C#2)~hiB(B4)とやや広いです。
地声最高音がhiB(B4)で裏声は使用されていません。高音が男性の平均的な音域を大きくオーバーしています。
パート内部で、音域は激しく変化しません。高いところは高い、低いところは低いと分かれています。しかし、基本的には高音が多めです。
地声最高音はhiB(B4)で、サビで登場します。
各サビで1回しか登場しないので、曲中でも3回しか登場しません。その次に高いキーはhiAですが、こちらも登場頻度が低く、6回程度となっています。
そのため、最高音は高いものの、平均で見てみると多いのはmid2F#となります。仮にhiBがギリギリ出せるとしても、苦しさは感じないはずです。とはいえ、一般的な男性の平均音域はmid2G#が限界なので、基本的にはキーを下げたほうが歌いやすいでしょう。
高音に自信がある場合は原曲キーでも良いですが、そうでない場合はキー調整をしましょう。その場合、最高音のhiBよりもhiAを考慮して下げると良い感じの音域になります。
これでかなり歌いやすくなると思います。歌唱できるレベルまで下げるのであれば、1つ~2つで良いです。しかし、「1/3の純情な感情」の場合、サビにおける歌唱はやや余裕を持って行うのが望ましいのでこのキーを提案しました。
地声最低音はmid1C#(C#3)なので、下げる余裕がないように思えるかもしれません。
しかしこのキーは一瞬しか登場しません。そのため、無視をするという方法がおススメです。どちらかというと高音がきつい曲なので、そちらの対策を行いましょう。
音程難易度は普通になります。
歌詞を敷き詰め気味な部分がありますが、全体的に変化は緩やかで、歌いやすくなっています。
しっかり歌詞と歌い方を覚えると、流れに任せて歌うだけで音程が合うようになります。一方で、高音はややきつめなので、余裕を持つためにもキー調整は慎重に行いましょう。キーが高すぎるとスピードについていくどころの話ではなくなるので、注意が必要です。
以上を考慮して、
疾走感があり、忙しない曲です。どれだけ歌詞と歌い方を覚えているかが最重要で、その上で自分に合ったキーを探すのがおススメです。聴いているとかなり難しく感じますが、しっかりと対策をすると歌いこなせる曲です。
もちろん、全く対策をしない状態で、かつ原曲キーで歌唱すれば難しいのは言うまでもありません。しっかりとカラオケで練習を積んで、歌い込んでいくのが大事な一曲ですね。
カラオケではアニメ映像も出てくるので、盛り上がりやすい一曲です。ぜひとも歌いこなせるようにチャレンジしてみてください!