「奏(かなで) / スキマスイッチ」について歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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「奏(かなで) / スキマスイッチ」の楽曲音域データ
アーティスト | スキマスイッチ |
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リリース | 2004/3/10 |
タイアップ | 映画『ラフ ROUGH』挿入歌 |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★☆☆☆ |
地声最低音 | mid1D(D3) |
地声最高音 | mid2G#(G#4) |
裏声最高音 | hiA#(A#4) |
スピード | BPM75(やや遅い) |
ラップ | なし |
2004年3月10日にリリースされたシングル曲です。映画の主題歌に起用され、知名度を上げましたが、その後も根強い人気を誇っています。発売から15年以上経過しても知名度が高いということで、スキマスイッチの代表曲とも言えますね。
実はオリコンで上位を記録した「全力少年」よりも前のリリースシングルで、順位は振るいませんでした。しかしその後、めきめきと頭角を現し、ロングヒットとなっています。カラオケでも歌いやすいとのことで、好んで歌う人が多いですね。
YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年9月現在、1億5000万回を突破しています。オリコンの順位とYouTubeの再生回数がここまで比例しない曲も珍しいですね。
「奏」は落ち着いた調子で進み、穏やかなメロディラインが特徴な一曲となっています。
「奏(かなで) / スキマスイッチ」カラオケの歌い方について
- 1番:Aメロ→サビ
- 2番:Aメロ→サビ
- ラスト:Cメロ→ラストサビ
- 高音:mid2D(D4)
- 低音:地声最低音mid1D(D3)
- 音程:やや易(変化が少なく、歌いやすい)
音域の変化が少なく、音程の変化も控えめです。連続した変化が多いので、歌いやすく感じるでしょう。
地声最低音はこのAメロで登場しますが、mid1D(D3)ですので、そこまで苦しくは感じないはずです。
歌い方ですが、なるべく声をおさえた状態で歌唱していきます。その中でもそれぞれのフレーズの最後にロングトーンが待っていますので、その部分に関してはまっすぐ発声しましょう。
- 高音:mid2D#(D#4)
- 低音:mid1F(F3)
- 音程:やや易(変化が少なく、歌いやすい)
1番に関してはAメロと同じような音程配置となっています。同様に歌いやすいパートですね。
最低音は登場しないので、Aメロよりは歌いやすいと感じるかもしれません。
2番は少し変調しますので、その部分だけ強く発声するとそれっぽさが出ます。それ以外はAメロと同じように歌唱するとGOODですね。
- 高音:mid2G(G4)
- 低音:地声最低音mid1D(D3)
- 音程:やや易(変化はほとんどないが、一部急激に変化する)
音域は狭めなのですが、最高音のmid2Gが一瞬だけ登場します。急に上げて、その後落とす歌い方をするので、慣れていないと戸惑うかもしれません。
こういった音程配置の場合は、無理に合わせようとせずに勢いに任せて歌ってしまうのが吉です。最悪の場合、一気に上がる部分に関しては目をつぶってしまってもいいかもしれません。
Aメロ、Bメロよりは力を入れて歌唱していきますが、ラストサビでの転調が一番の見せ場ですので、やや余裕がありつつもしっかりとした歌声で歌唱するのがポイントです。
- 高音:地声最高音mid2G#(G#4)
- 低音:mid1F(F3)
- 音程:やや易(変化はほとんどないが、一部急激に変化する)
このCメロからが「奏」の見せ場です。こことラストサビにて地声最高音が登場します。
声の出し方ですが、Cメロの段階からほぼほぼ本気で歌唱して大丈夫です。高音に自信があるなら、音程をキープしつつわざと叩きつけるような歌い方をするとより、らしさが出てきます。
最後にはかなり長めのロングトーンが待っていますので、ここをしっかり決めると、周りからの注目も一気に浴びれるでしょう。
- 転調:あり(地声最高音mid2G#(G#4)、裏声最高音hiA#(A#4))
- 繰り返し:あり
転調し、さらに繰り返しもあります。キーが3つ上がり、裏声とはいうもののhiA#のキーも出てきます。
サビでは地声で行っていた一瞬上がってすぐに下がる部分が裏声になりますので、地声から裏声、そして裏声から地声への変化がスムーズに行える必要があります。
絞り出すような高音域が特徴的で、感情を込めて歌うことでかなりらしさが出ます。なかなか難しいですが、最後まで完璧に歌いきれた時はかなり気持ちよくなれます。
カラオケで歌う場合の「奏(かなで) / スキマスイッチ」の総評
曲中での音域はmid1D(D3)~hiA#(A#4)と標準的な広さです。
地声最高音はmid2G#(G#4)で、裏声最高はhiA#(A#4)です。男性の平均的な音域から考えると、上の方にやや突き抜けていますね。
曲を通しての音域は一般的なのですが、各パートでは音域は狭めになっています。それゆえに各パートが歌いやすくなっていて、音域の変化のせいで難しいと感じたり、苦しくなることはあまりありません。こういったところが、「奏」がカラオケで人気なことの理由なのかもしれませんね。
地声最高音はmid2G#(G#4)で、Cメロとラストサビで登場します。
転調後に登場し、それに準ずるキーも多く登場します。転調前のことも考えると、mid2G#のキーが安定して出せると望ましいですね。mid2G#は男性の平均的な音域から考えると限界ギリギリですが、出せるという人も少なくはありません。
地声の最高音に自信がある場合はキー調整はしなくてOKです。もしも自信がない場合は、mid2G#のキーを意識して下げるようにしましょう。
これで地声最高音がmid2F(F4)くらいになるので、かなり歌いやすくなると思います。まずは1つ下げてみて、それでも苦しいと感じる場合はもう1つ下げてみましょう。
地声最低音はmid1D(D3)です。
丁度男性の平均的な低音域で、登場頻度も少なめです。そのため下げる余裕が少しだけあります。1つ~2つ程度なら問題ないかと思いますので、高音がきつい場合は気にせずキー調整してください。
問題は裏声で、最高音はhiA#(A#4)となっています。
裏声と考えるとやや低いと感じるのですが、一番の問題は地声→裏声→地声の変化が素早いことです。転調前は地声で音程の急激な変化を行うのでまだ余裕がありますが、転調後はこれを裏声で行います。
裏声には、裏声そのものが綺麗であることの他に、地声から裏声、あるいは裏声から地声への変化がスムーズに、違和感なく行えている必要があります。
そういった意味では、裏声としての難易度はやや高い者になると言えるでしょう。
音程難易度はやや易となっています。
音程変化が単調で、歌詞もそこまで敷き詰めてはいません。しっかりと原曲を聞いて覚えれば、問題なく歌唱できるでしょう。
気に入っている場合は、カラオケで歌ったり、練習している間に歌詞やメロディなどを完璧に覚えられると思われます。
以上を考慮して、
スキマスイッチの曲は歌いやすいものが多いですが、「奏」は裏声を考慮すると少しレベルが高めですね。特に地声から裏声、そして裏声から地声への変化は他の曲では珍しいテクニックとなっています。マスターするには、やや練習が必要でしょう。
ただ「奏」の知名度は抜群で、カラオケではPVも流れるために、周りからの反応は期待できます。しっかりと歌うことができると注目の的になりやすいです。練習量はそこまで必要ではないと思いますので、マスターするのにオススメな一曲と言えますね。