「W/X/Y / Tani Yuuki 」についてカラオケでの歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「W/X/Y / Tani Yuuki 」の楽曲音域データ
アーティスト | Tani Yuuki |
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リリース | 2021/5/26 |
タイアップ | なし |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★★★☆ |
地声最低音 | mid1D(D3) |
地声最高音 | mid2G(G4) |
裏声最高音 | hiA#(A#4) |
スピード | BPM71(やや遅い) |
ラップ | なし |
2021年5月26日にリリースされた配信シングル曲です。シンガーソングライターであるTani Yuukiさんのの5作目のシングル曲で、タイアップはありません。
発売からしばらくしてSNSなどで人気に火が付き、知名度がめきめきと上がっていきました。カラオケランキングでも上位に入っています。
YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年12月現在、7000万回を突破しています。公式チャンネルの中でも再生数はぶっちぎりで1位です。
ちなみに曲名の「W/X/Y」はそのまま「ダブリューエックスワイ」と読みます。この意味は男性と女性の遺伝子の染色体にかかっていて、ラブソングとなっています。
「W/X/Y」はバラード調のラブソングかと思いきや、リズミカルで思わず口ずさみたくなるようなナンバーになっています。
「W/X/Y / Tani Yuuki 」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:Cメロ→ラストサビ
- 高音:mid2D(D4)
- 低音:地声最低音mid1D(D3)
- 音程:やや難
音域は狭いものの低音域に音が集中していて、最低音がこのパートから登場します。最低音の登場頻度はかなり多く、一瞬の発声から長めの発声まで幅広いです。またそれに準するキーも多く登場します。
音程の変化はフレーズの最初の1音が低く、そこから約一オクターブ上がるような難易度の高い配置が見受けられます。それ以外の部分は変化が細かいものの緩やかなので、最初の部分に関しては外しても気にせずに残りの部分を合わせることに注力していきましょう。
Aメロですが、力を抜きつつも安定した発声を意識します。まず問題となるフレーズ最初の急激な変化ですが、歌唱の入りは子音のみの歌唱にして、二音目の一気にキーが上がる部分で母音にアクセントをつけるとそれっぽくなります。
またフレーズ後半の低音が集中している個所については低音ゆえに声量は小さくなると思いますが、安定した発声がポイントになります。フレーズ開始前にしっかりと息を吸うことが大切です。
ちなみに後半部分についてはAメロが進むごとに細かい変化を入れてきまして、具体的にはアクセント位置の変化や、歌唱の一瞬の切れ目などパターンが幅広いです。
何度も原曲を聴いて、そしてカラオケで実際に歌唱してみて、体で歌い方を覚えていくのをオススメします。
- 高音:地声最高音mid2G(G4)、裏声hiA(A4)
- 低音:mid2B(B3)
- 音程:やや難
音域は狭めですが、高音域に集中していて、地声最高音と裏声がこのパートで登場します。裏声の登場頻度がかなり多く、慣れていないと歌唱しにくいパートです。
裏声はキーこそ低いもののスピードが速いパートのために急に低音の地声と切り替える必要があります。そのため難易度が高く、付け焼刃で歌唱できるような部分ではないと思われます。
前述の通りこのパートが曲のスピードが速く、さらに歌詞も敷き詰めているので、やや早口の歌唱になります。そのため細かい部分の音程を外しやすくなっており、さらに歌いにくいことも相まって音程難易度が高くなっています。
Aメロは打って変わって音程を意識した歌唱ではなく、どちらかというとリズムに乗ることを意識した歌唱方がおススメです。跳ねるような軽快なリズムで歌唱すると共に裏声部分、地声部分をさっくりと歌唱できるような、そういった能力が求められています。
全体的に早口なパートですが、しっかりと歌詞と歌唱の切れ目は一致しています。その部分でしっかりと歌唱を切って、歌って止めて歌って止めてとメリハリをつけるように意識するとらしさが出てきます。
- 高音:mid2F#(F#4)、裏声hiA(A4)
- 低音:mid2A(A3)
- 音程:やや易
音域は狭く裏声こそ登場するものの、音域的には歌いやすいパートになっています。主に中音域が多く、そこまで苦しさを感じないでしょう。少なくともBメロを歌えたのならば、問題はないのではないでしょうか。
裏声に関しては最後の英語歌詞の部分で一瞬だけ登場します。Bメロと違い、連続して発声するわけではないので難易度は低めです。裏声としては芯のあるはっきりとしたものになっていて、一瞬の登場ですが存在感はかなりあるために重要な部分です。
音程に関しては少し易しくなります。まずスピードに関してはBメロよりもゆったりとしたスピードになり、歌詞も敷きつめていないために歌いやすさが戻ってきます。さらに音程変化もそこまで激しくはなく、ゆるやかな変化が多くなるために全体的に合わせやすく感じるでしょう。
最後の英語歌詞の部分以外については、前半は流れるようなリズムでさっくりと歌唱し、後半部分に長い発声が多めですのでしっかり発声して、前半後半でメリハリをつけるとらしさが出るでしょう。
そして最後の英語の歌詞部分ですが、この部分に関してはBメロと同じように捉えた方が歌いやすいと思われます。やや早口になるので発声ではなくリズムを意識して最初の裏声から入って行くのがお勧めです。
- 高音:地声最高音mid2G(G4)
- 低音:mid1G(G3)
- 音程:普通
音域は1オクターブと狭いのですが、高音域が多くなっています。ここからラストサビにかけては高音域が多くなりますので、このCメロはその最初と言えます。
まず地声最高音に関しては登場頻度が多くなっていて、安定した発声が求められています。それに準ずるキーも多いですしラストサビでも多く登場するので、声が震えないようにしっかりと準備をしましょう。
スピードはゆったりとしているために音程を合わせる余裕は十分にあります。ただ歌詞と歌唱の切れ目が一致していない部分が多めで、それゆえにしっかりとメロディと歌い方を覚えておく必要があります。慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんね。
歌い方に関してはサビでの英語歌詞以外の部分の後半の歌唱と同じく、長めの発声部分を意識した歌い方がおススメです。その部分を強調していると分かるくらいに、まっすぐはっきりと発声していけるとらしさが出てくるでしょう。
- 転調:あり(地声最高音mid2G(G4)、裏声最高音hiA#(A#4))
- 繰り返し:あり
転調および繰り返しがあります。転調に関してはキーが+1されて、結果として地声最高音と裏声最高音がどちらも登場する形になります。
これらは歌い方としてはそれまでのサビから変わらないものの、キーが上がっているのでやや苦しさは感じるかもしれません。
また、繰り返しは繰り返し前が全体的に声量を押さえた静かな歌唱となっていて、繰り返し後に力を入れた歌唱でメリハリをつけていきます。繰り返し後にキーが+1されるので、気合を入れて最後まで歌いきってしまいましょう。
カラオケで歌う場合の「W/X/Y / Tani Yuuki 」の総評
曲中での音域はmid1D(D3)~hiA#(A#4)とかなり広いです。
地声最高音はmid2G(G4)で、裏声最高音がhiA#(A#4)です。男性の平均的な音域から考えると、丁度収まっているような形になっています。
各パートでの音域も狭めで、音域的には歌いやすいパートが目立ちます。ただBメロに関しては裏声と地声の切り替えが連発するので難易度が高めです。
地声最高音はmid2G(G4)で、Bメロ、Cメロ、ラストサビで登場します。
登場頻度がかなり多く、更にそれに準ずるキーも多く登場します。このmid2G(G4)は男性の平均的な音域から考えるとややほんの少しだけ余裕があるのですが、このキーが連発されるとなると話は別です。
他の最高音がmid2G(G4)の曲と比較しても、高音は難易度がやや高めです。ここまで連発されると、mid2G#(G#4)か、欲を言えばhiA(A4)くらいまでギリギリでも出せる方が望ましいと言えます。
もしもカラオケで歌唱してみて、高いなと感じた場合にはキーを下げてもよいでしょう。その際は
これで地声最高音がmid2F(F4)~mid2F#(F#4)になりますので、やや楽になると思われます。
最高音を連発する曲に関してはキーを少し下げるだけでもかなり楽になるので、あまり一気に下げることはせずにまずは一下げた状態でカラオケで歌唱して感触を確かめてみてください。
地声最低音はmid1D(D3)です。
男性の平均的な低音域ギリギリで、登場頻度も多いです。ただ低音が得意である男性からするとやや余裕があるとも言えます。
前述でキーを1か2下げることを提案しましたが、それならばギリギリ対応できるかなというレベルです。それ以上下げるのは厳しいと思われます。逆に低音に自信がある方は遠慮なく下げてしまって問題ないかなと思います。
裏声最高音はhiA#(A#4)となっています。
最高音はラストサビで登場しますが、BメロとサビでもhiA(A4)の裏声が登場しそれぞれ出し方が異なっています。
Bメロの裏声は発声そのものは短いのですが、それが連続して登場します。早口の部分でもあるために裏声に切り替えた後に歌唱をするようなイメージです。はっきりとした発声はせずに、振れる程度の感覚で歌唱するのが吉です。
一方でサビの裏声は発声こそ一回のみですが、張り上げるように歌唱して、さらに芯のあるはっきりとした裏声となっています。Bメロでは声が裏返ることはほとんどないと思いますが、こちらは裏返る可能性があるので要注意ですね。
更に歌唱の際はBメロのように軽く触れるのではなく、しっかりと母音を発声しましょう。
音程難易度は普通~やや難となっています。
まず曲中で歌詞の敷き詰め具合が変わるのがいやらしく、さらに音程変化が複雑な部分も多めです。決して簡単とは言えない音程難易度になっていて、事前にしっかりと原曲を聴いて、そしてカラオケで練習する必要があると思います。
覚える部分が多いのも、難易度が高い理由の一つですね。カラオケで歌唱して体で覚えていきたいところです。
以上を考慮して、
「W/X/Y 」は難易度的にはやや難寄りの普通といったところでしょうか。裏声と音程の難易度が高いと感じました。とはいえどちらも手も足も出ないレベルではないので、しっかりと練習をすれば報われるでしょう。
音域的には男性の平均的な音域に収まっているので、歌いやすくもあります。気に入った場合はぜひとも一人カラオケなどで練習しながら、自分に合ったキーを模索するのがおススメです。
難易度の高さは周りにも伝わるので、綺麗に歌いきれると周りの視線を集めることも出来ますよ。