この曲はカラオケの採点で点数が取れる、この曲は取れない。そういった区別というものがあなたの中にはあると思います。けれども2つの曲を比べてみたときに、どちらも簡単そうに聴こえるのに、なぜか片方の曲だけ点数が伸びない。こんな経験がないでしょうか?
不思議に思うけれども、よく分からないので、放置をしてしまう。こんなもやもやを解消するのが今回の目的です。どのような曲を歌えば点数が取りやすいのか。その具体的な曲とは何か?
それを説明しますので、ぜひとも参考にしてみてください!
カラオケの採点で点数を取りやすい曲の5つの特徴
カラオケの採点で点数が取りやすい曲はこれです!と説明するのは簡単なのですが、それだとその曲しか知れません。かなりもったいないですね。
といいますのも、点数が出やすい曲には傾向というものがあります。いくつかの傾向を知ることで、あなたの音楽プレイヤーに入っている曲やあるいはこれから知る曲が点が取りやすいかどうか分かるようになります。
点の取りやすい曲をカラオケで歌ってどんどん高得点を更新しましょう!さて、それでは特徴についてですが、大きく分けて5つあります。
- 速すぎず、音程が取りやすい
- キーが高すぎず、かつ低すぎもしない
- 伴奏がしっかりと聴こえる
- 小さく歌う部分と大きく歌う部分がある
- 息継ぎが苦しくならない
それぞれを説明する前に念頭においてほしいことが1つあります。それは、自分にとってムリをする必要のある曲はカラオケの採点で点数が取りづらい、ということです。5つの説明を読む中でも、このことは覚えておいてください。
カラオケ採点で高得点な曲の特徴1:速すぎず、音程が取りやすい
曲のペースが速いと自分で音程が取れなくなります。ゆったりとした曲調で、それでいて音程が取りやすい曲がベストです。速い曲には音程の上下が激しいものが多く、点数が出やすいとは言えません。
音程が平坦かどうかは聴いただけではわかりませんが、曲のペースが早いか遅いかは判断できます。ムリのない速さの曲を選びましょう。
カラオケ採点で高得点な曲の特徴2:キーが高すぎず、かつ低すぎもしない
あなたの声から考えて、届かないほどキーの高い曲。あるいは低すぎて出すのが苦しい曲というのも点数が取りにくいです。ムリをして高音を出したり、低音を頑張っても良いことはないです。音程が合わないのはもちろん、喉に負担をかけてしまいます。
やはり高すぎない曲、つまり自分の声に合った高さの曲を歌うことがカラオケ採点で点数を取るには重要です。
カラオケ採点で高得点な曲の特徴3:伴奏がしっかりと聴こえる
急に歌が始まると、どう歌っていいのか分からない時があります。また、Cメロなどで伴奏が聴こえないと歌いづらくなることはないでしょうか。そのとき、かなりの確率で点数が下がっていると思ってください。
点数を取るにはしっかりと自信をもって歌うことも必要なことです。あれ、おかしいな?とあなたが思ってしまう段階で得点は伸びません。そのためにも、伴奏がしっかりとしていて、カラオケで原曲を見逃さないような曲をチョイスしましょう。
カラオケ採点で高得点な曲の特徴4:小さく歌う部分と大きく歌う部分がある
小さく歌ったり、大きく歌ったりしないといけない曲は点数が取りやすいです。盛り上がりのあるバラードや壮大な曲がこれに当てはまります。バラードはAメロ、Bメロは小さく、サビは盛り上がる傾向にあります。つまり、小さく歌う部分と大きく歌う部分があるということです。
もしもバラードを好んで聞いているのならば、盛り上がりのあるバラードを中心に歌ってみてください。ひょっとしたら思いがけない点数が採点で出るかもしれません。
カラオケ採点で高得点な曲の特徴5:息継ぎが苦しくならない
息継ぎが苦しい、つまりずっと歌いっぱなしの曲もあまり点数が伸びない曲の特徴です。ずっと歌い続ける曲なんてないんじゃないか、と思うかもしれませんが、例えば複数人のグループで歌っている曲は1人で歌うと息継ぎの場所が少ないです。
そもそも5人や6人で歌っている曲を1人で歌うのはムリがあるというものです。ただ、グループの曲でもペースがゆったりとしていて、ちゃんと息継ぎをする余裕のある曲はあるのでグループの曲が全てダメというわけではありません。
以上の5つが点数が取りやすい曲の特徴となります。この5つの要素をいくつ満たしているかで、その曲が採点で点を取りやすいか、取りにくいかが分かります。
5つ全てに当てはまらない曲で高得点を出すことは至難の業です。そんな曲あるのか?と思われるかもしれませんが、実際にはカッコいいと言われる曲はこれに当てはまりやすいです。
カッコいい曲はそれだけ技術が詰まっているので、採点で高得点を取るのも難しいです。逆に5つ全てを満たしている曲というのも少ないです。私も何曲かあげることはできますが、多くはないですね。
理想的なのは、5つの内3つほどを満たしている曲です。3つ程度ならばそれなりにありますので、そういった曲を探していきましょう。
カラオケ採点で点数が取りやすい具体的な曲はこれだ!
上で紹介したカラオケ採点で高得点な5つの特徴を満たす曲が採点で点を取りやすい曲となります。とはいえ、それだけでは腑に落ちない部分もあると思います。ここでは、上の5つを満たす具体的な曲をピックアップして紹介したいと思います。
邦楽、かつある程度認知度のある曲を中心に選びました。それぞれの曲に解説も付けましたので、ぜひとも参考にしてください。
カラオケ採点で高得点の特徴1:音程の上下が少ない曲
音程の上下が少ないということは、かなりゆったりとしたペースで、それでいて平坦なペースの曲が多いです。DEENの曲は比較的そのような曲調の曲が多く、歌いやすい曲ばかりです。
この曲以外にも「このまま君だけを奪い去りたい」「君がいない夏」など有名な曲はいくつかありますが、いずれの曲も音程が単調で歌いやすい、という点は共通しています。
Aメロ、Bメロの静かな曲調から、サビの盛り上がりはバラードならではですが、音程は単調で、難しい部分はありません。ゆったりとしたバラードであるために一句一句が長く、音程をしっかりと取ることができます。
女性曲ですが、少しキーを下げるだけで歌いやすさは段違いです。オクターブ下を使用するか、それともキーを下げるかはあなたの声域によりますが、どちらにしても歌いやすい曲ですね。
カラオケ採点で高得点の特徴2:キーが高すぎず、かつ低すぎない曲
大体の方はこの曲は高すぎないと感じるはずです。音程は平坦、かつキーも高すぎず、速さもゆったりとしています。
知名度も抜群で、知らない人はいないと考えても過言ではないでしょう。音程を取るうえで練習曲におススメしている曲でもありますので、ぜひとも歌ってみてください!
ゆったりとしたペース、男性がそこまで高くないと感じるほどよいキー設定。しっかりとした伴奏など、高得点を取る条件はそろっています。
盛り上がりも文句なく、まさに非の打ちどころのない曲の一つです。5つの要素全てを満たしている数少ない1曲と言っても良いかもしれません。歌ったことのない方はぜひとも一度カラオケで披露してみてください。
カラオケ採点で高得点の特徴3:伴奏がしっかりと聴こえる曲
このタイプについては聴いていれば分かると思うので曲をピックアップしての解説はしません。ほとんどの曲が当てはまると考えてもいいかもしれません。
急に始まらない曲。つまり十分な前奏の時間があり、かつCメロ付近で伴奏がフェードアウトしなければ大丈夫です。
あなたが前奏を聴いて曲のリズムを意識する時間があり(前奏時間が十分あり)途中で伴奏がなくなってしまい、音が行方不明にならない(伴奏がフェードアウトしない)。
この条件を意識して自分の聴いている曲を見返してみてください。
カラオケ採点で高得点の特徴4:小さく歌う部分と大きく歌う部分がある曲
恐らく5つの要素の中で最も分かりづらい要素だと思います。もう1度傾向から確認しましょう。この傾向は曲の中で小さく歌う部分と大きく歌う部分があるということです。これに当てはまるのは『盛り上がる』バラード気味の曲です。必ずしもバラードである必要はありません。
正反対にカラオケ採点で点数が取りにくい曲は、アップテンポでずっと陽気に歌い続ける曲です。こういった曲は大きな声がずっと続くことが多く、声の大小が付けにくいです。
さて、それを考慮してチョイスした曲がこちらになります。バラードとは違うかもしれませんが、所々で小さく歌いやすい部分と大きく歌いやすい部分があります。音程バーを確認してみると、低い部分と高い部分に一定の間隔で置かれているのが確認できます。
低い部分は声が小さくなりやすく、高い部分は大きくなりやすいです。音程も取りやすく、スピードも速くない、伴奏が少し聞きづらい部分がありますが、それでもかなりの高得点が狙えるのではないでしょうか?
この曲はバラード曲です。AメロBメロはゆったりとしていますが、サビは大きく盛り上がります。盛り上がる、というよりも壮大になると言った方が正しいかもしれません。
音程は取りやすいのですが、伴奏が聞きにくい部分があること、が欠点です。ですが声の大きさの変わりようは歌っているあなた自身でも分かるレベルです。その雰囲気から敬遠されがちですが、一度試しにオクターブ下かキーを下げて歌ってみましょう。
カラオケ採点で高得点の特徴5:息継ぎの苦しくない曲
最後の要素に関しても説明不要かと思われます。基本的にはグループの歌でなければこれには引っかからないはずです。1人で歌う以上はそれなりのブレスが曲の中にあるからです。
むしろ1人のアーティストなのに歌っていて息が苦しい場合は、曲のスピードやキーなど別の部分に問題があります。また、よく勘違いをされるのですが歌っていて苦しいときにブレスをすること自体は別に悪いことではありません。
原曲とは違う場所でブレスをするという事になりますが、それで減点されることはないと考えてもらって結構です。むしろブレスをせず苦しい状態でムリをして歌う方が点数が下がってしまいます。ムリをせずにあなた自身のペースで、これを心がけてください。
カラオケ採点で高得点を連発できる曲の傾向と例 ~おわりに~
曲の数は少ないですが、傾向を説明したことであなた自身で曲が探せる状態になっています。紹介した5つの要素についてですが、実際にあげた曲を確認すると複数の要素を併せ持っている曲が多いことに気付くと思われます。
5つの内1つしか満たさない曲というのは少ないです。一般的に点数が出やすい曲と呼ばれているのは3つ、ないし4つ満たしているものがほとんどです。
あなたも新しい曲を覚えたときや、カラオケでこの曲を歌おうと思ったとき、もしも採点を気にするのであれば5つの要素がいくつ含まれているのかを考えてみてください。
それだけで、その曲が点が取りやすいのか、それともなかなか取れないのかが分かってくるはずです。