「ぼくらの / Eve」のカラオケでの歌い方【音域】

Eve(イブ)の大ヒットアニメシングル「ぼくらの」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

関連記事

このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]

曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「ぼくらの / Eve」の楽曲音域データ

アーティストEve
リリース
2023/1/8
タイアップ
アニメ「僕のヒーローアカデミア」第6期OPテーマ
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★★☆
地声最低音lowG#(G#2)
地声最高音hiA#(A#4)
裏声最高音hiC#(C#5)
スピードBPM183(速い)
ラップなし
ぼくらの について

2023年1月8日にリリースされたシングル曲です。Eveさんの15枚目のシングル曲で、アニメ「僕のヒーローアカデミア」第6期OPテーマに起用されました。

前作「ファイトソング」がアニメ「チェンソーマン」のEDに起用されたこともあり、2作連続でのアニメタイアップとなっています。

なおEveさんがアニメOPテーマを手掛けるのは一気に知名度を上げたアニメ「呪術廻戦」のOPテーマ「廻廻奇譚」以来となります。

YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
投稿からまだ6日しか経っていませんが、すでに再生回数は250万回を越えていて、この数はこれから先飛躍的に伸びていくことでしょう。

PVはアニメベースとなっていて、タイアップ先とのアニメとは関係がありませんが、見ていて楽しくなれるような作品となっています。

「ぼくらの」は疾走感のあるメロディラインに対してEveさんの力強い歌声がマッチしたカッコいいナンバーです。

「ぼくらの / Eve」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→Cメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→Cメロ→サビ
  • ラスト:Dメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2C#(C#4)
  • 低音:地声最低音lowG#(G#2)
  • 音程:普通

音域はやや広く、最低音がこのパートで登場します。登場は一回のみですが、発声時間が長めになっています。全体的に低音域が中心となりますので、低音の発声フが苦手な方は歌いにくさを感じるかもしれません。

音程の変化に関してですが、「ぼくらの」はスピードがやや速く、全体的に歌詞も敷き詰めている傾向にあります。そのため音程の変化が緩やかであっても、難易度が少し上がる傾向にあることを事前におさえておいてください。

さて、音程変化そのものは緩やかな変化が多く、合わせやすい配置になっています。ただ前述したとおり歌詞の敷き詰めが激しいのでしっかりと歌い方を確認しておく必要があります。

Aメロゆえにやや力を抜いてかつ軽い調子で歌唱していきます。このパートで「ぼくらの」の曲の速さと歌詞の敷き詰め具合に慣れていくのが良いでしょう。

低音域がほとんどですが、発声そのものは安定しています。小声でもはっきりとした歌声を再現する必要があるので、やや難易度は高めです。

もしも低音の発声が苦手な場合は福山雅治さんやBUMP OF CHICKENの曲などで低音域の練習をするのがおススメです。

Bメロ
  • 高音:mid2C#(C#4)
  • 低音:地声最低音lowG#(G#2)
  • 音程:普通

音域はAメロと全く変わらないのですが、このパートでは中音域がやや多めになります。そのためAメロよりは音域的には歌いやすくなっています。

一方で音程に関しては難易度がやや上昇します。Bメロは全部で2フレーズしかないのですが、1フレーズ目は緩やかな変化が多いために合わせやすくなっているのに対して2フレーズ目はかなり歌詞を敷き詰めています。

加えて音程変化も複雑になっていて、細かい部分を外しやすいですね。重点的に練習するならば後半部分かなと思います。

歌い方に関してはAメロから継続して構いません。ややキーが上がる部分もありますが、力を入れすぎないように注意しましょう。発声ではなくリズムを意識して歌唱していくイメージが良いですね。

Cメロ
  • 高音:mid2F#(F#4)
  • 低音:mid1C#(C#3)
  • 音程:やや易

音域は狭くなり、中音域が多く登場します。曲中では一番歌いやすいパートですね。

音程に関してはかなり易しくなり、長めの発声が目立ちます。歌詞の敷き詰めもなくなるので、AメロBメロと比べるとかなりの合わせやすさを感じるでしょう。

これまではリズムを意識していましたが、このパートでは発声の方に重きを置いていきましょう。長めの音程バーが多いので、丁寧に塗りつぶしつつ、サビへの盛り上がりへの準備にしていきたいですね。

後半はサビに向けてキーが上がっていく部分がありますので、そこで少しずつ力を入れていくとスムーズにサビに繋がるのでおススメです。

サビ
  • 高音:地声最高音hiA#(A#4)裏声最高音hiC#(C#5)
  • 低音:mid1F(F3)
  • 音程:やや難

音域は広く、主に中音域~高音域からなります。地声最高音と裏声最高音の両方が登場するので、高音が苦しくなりやすいパートです。

音程変化はそこまで複雑ではないのですが、疾走感のあるサビのためにスピードが速く、加えて歌詞も敷き詰めているために難易度は高めです。

とくに後半部分はフレーズが長く、息継ぎを忘れると満足に歌えなくなって音程を外す可能性が高いです。このことと、高音が多いことを併せて考えると、ブレスはかなり重要だと言えるでしょう。

サビですので力を入れて歌唱して問題ありません。ただしリズムに乗って歌唱するのが大切ですので、発声の方にばかり気を取られてしまわないようにしましょう。

地声、裏声ともになかなかの高音を要求されるのに加えて、音程的にも余裕のないパートです。しっかりと歌詞やメロディを覚えるのはもちろんのこと、その上でサビに入る前にしっかりと息を吸うことで準備をして挑んでいきましょう。

Dメロ
  • 高音:mid2F#(F#4)
  • 低音:mid1A#(A#2)
  • 音程:普通

音域は狭く、主に中音域からなります。Cメロと同じく、音域的には歌いやすいパートとなっているのが特徴です。

音程変化は緩やかなのですが、かなり歌詞を敷き詰めていてずっと歌い続けなければなりません。覚える歌詞の量も多く、それでいて歌唱中に敷き詰め具合が変わるのがいやらしいです。

ただ舌が回りさえすればいいので、初見での歌唱が難しいだけで練習をすれば歌いこなせる可能性は十分に高いと言えます。

サビでの歌い方と違い、かなり発声を重視して歌唱します。ラストサビに向けて力を貯めているイメージを持ちながら歌唱できるとかなりらしさが出てくると思われます。

そのためには歌詞をしっかりと覚えて、聴き取りやすいくらいにはっきりとした歌声で歌唱していきましょう。

ラストサビ
  • 転調:なし
  • 繰り返し:なし

転調および繰り返しはありません。ですがDメロでのタメがあるために、実際にカラオケで歌唱してみるとかなり盛り上がるパートです。

一番の見せ場とも言えますのでやや力を入れて歌唱して綺麗に締めていきましょう。

カラオケで歌う場合の「ぼくらの / Eve」の総評

曲中での音域はlowG#(G#2)~hiC#(C#5)とかなり広いです。
地声最高音はhiA#(A#4)で、裏声最高音がhiC#(C#5)です。男性の平均的な音域から考えると、上に大きく広がっていると言えます。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

曲を通しての音域は広く、各パートでの音域も広めです。男性として考えても低音域が多く、それでいて高音域が多いために音域の難易度は高めです。

地声最高音はhiA#(A#4)で、サビで登場します。
基本的には裏声部分以外の張り上げる部分で登場します。サビの高音はmid2F#(F#4)~mid2G#(G#4)辺りが多く登場しますので、このキー自体の発声回数は少ないです。

ただ、「ぼくらの」はサビがかなり疾走感のあるナンバーとなっていて、高音の連発と息継ぎのタイミングのシビアさを考慮すると、このhiA#(A#4)のキーが出せるくらいの実力は必要です。

このhiA#(A#4)のキーがギリギリ出せるくらいですと厳しさを感じると思いますので、その場合はキーを下げた方が無難です。その際は

キーを1~2下げると良いでしょう。

これで地声最高音がmid2G#(G#4)~hiA(A4)になりますので、やや楽になると思われます。

ただ、地声最低音はlowG#(G#2)とかなり低めに設定されています。登場ヶ所はAメロ、Bメロと範囲が広く、それでいて発声時間もやや長めです。これに準ずるキーも多く登場するので無視はできません。

Eveさんの歌声を再現することである程度出やすくはなるのですが、そのためには他の曲を歌い込んで低音域に慣れている必要があります。

このキーを合わせて、かつ高音も出したいとなると相当広い音域が必要になります。かなりキー調整はしずらく、下げすぎるとAメロBメロが満足に歌えなくなる可能性があるので注意が必要です。

様々な曲を歌いこなしていて、低音域も高音域も出し慣れている人向けの音域だと感じました。

裏声最高音はhiC#(C#5)となっています。
こちらもサビで登場し、地声高音から張り上げるような形で発声します。余裕があれば地声で発声しても構いませんが、地声でも裏声でも声が裏返ってしまわないように注意は必要です。

発声する箇所は各サビで1回のみなので、どこが裏声になっているかは事前に確認しておきましょう。スピードの速い歌唱の中での地声からのシフトになりますので、切り替えはスムーズに行いたいですね。

音程難易度は普通~やや難となっています。
音程配置そのものはそこまで難しくないのですが、曲のスピードと歌詞の敷き詰め具合が絶妙で、かなり歌いにくさを感じます。

リズムに乗って歌唱して音程を合わせていきたいですが、そのためにはメロディラインと歌詞をしっかりと覚える必要がありますね。

聴いているだけでは上手に再現できないと思いますので、口ずさんだり、可能ならば一人カラオケで練習するのがおススメです。頭の中では再現できても実際に歌唱してみると思ったとおりに歌えないということに最初はなると思います。

それに関しても練習を積んでいけば頭の中の曲と自分の歌声のズレが少なくなってきます。

以上を考慮して、

総合的な難易度では普通~やや難になると感じました。

「ぼくらの 」は難易度的にはやや難寄りの普通といったところでしょうか。Eveさんの曲らしく簡単ではありませんが、有名曲である「廻廻奇譚」と比較すると難易度はおさえめです。

ただ音域はかなり広めになっていて、低音域から高音域まで隙がありません。極端に高音が酷いわけではないので、これまでどれだけの曲をカラオケで歌ってきたかが問われるような一曲です。

以上の点から、カラオケが趣味な方や歌唱力に自信のある方にはオススメの一曲です。難易度こそ高めですが、ある程度の歌唱力を持っている方ならば、「練習すれば」歌いこなせるかなと感じました。

少なくとも練習を積み重ねてなかなか形にならない、というほど難しいというわけではないので、自信がある方はぜひともチャレンジしてみてください。

カラオケのコツが詰まった教科書で
さらにレベルアップ!

詳細かつ丁寧な解説で、歌唱力も採点の点数もアップさせて、カラオケで注目を集めよう!