「キセキ / GReeeeN」のカラオケでの歌い方【音域】

「キセキ / GReeeeN」についてカラオケでの歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「キセキ / GReeeeN」の楽曲音域データ

アーティストGReeeeN
リリース2008/5/28
タイアップTBS系テレビドラマ『ROOKIES』主題歌
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★☆☆
地声最低音mid1G(G3)
地声最高音hiA#(A#4)
裏声最高音なし
スピードBPM90(標準的な速さ
ラップあり
キセキについて

2008年5月28日にリリースされたシングル曲です。映画「ROOKIES」の主題歌に起用されています。またGReeeeNの代表曲ともいえる一曲ですね。

実はオリコンで1位を獲得した唯一の曲です。他にも有名な曲は多いのですが、この曲以外は2位止まりとなっています。GReeeeN最大のヒット曲ということですね。

YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年9月現在、7600万回を突破しています。公式チャンネルの投稿動画の中で最大の再生回数を誇っています。

「キセキ」はゆったりとしたスピードで歌いやすいナンバーとなっています。

「キセキ / GReeeeN」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ→Aメロ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2G#(G#4)
  • 低音:地声最低音mid1G(G3)
  • 音程:やや易(変化が少なく、合わせやすい)

音域は狭めになっています。地声最低音はここで登場しますが、登場頻度は少なく、全体的にキーは高めとなっています。そのため音域的には歌いやすいパートと言えます。

音程は絶えず変化します。緩やかな変化が大目ですが、絶えず変化するために細かい部分を外しやすい印象です。Aメロの最後には長めのロングトーンが待っていますので、そこはしっかりと決めるようにしましょう。

歌い方としては力を入れた歌い方で、しっかりとした歌声を意識するとらしさがでます。

Bメロ
  • 高音:地声最高音hiA#(A#4)
  • 低音:地声最低音mid1G(G3)
  • 音程:普通(変化は激しいものの、合わせやすい)

音域がかなり広く、地声最低音と地声最高音がどちらも登場します。地声最低音に関しては一瞬の登場ですぐにキーが上がってしまうために、ここは外してしまっても問題はありません。

地声最高音はサビへつながる Bメロの最後の部分で登場します。だんだんと音程が上がっていき、最後に張り上げて出すような形になっています。声が裏返らないように注意です。

歌い方はAメロと同じ力加減で大丈夫ですが、 Aメロ以上に歌詞を敷き詰めています。またフレーズとフレーズの間で息継ぎをする暇もあまりなく、息切れを起こしやすいです。僅かな間しかありませんが、歌詞の切れ目でしっかりと息を吸うように心がけましょう。

サビ
  • 高音:hiA(A4)
  • 低音:地声最低音mid1G(G3)
  • 音程:普通(変化は激しいものの、合わせやすい)

Bメロほど音域は広くありませんが、Bメロと同じぐらい高音域が続きます。Bメロと合わせて考えると常に高音を出しているようなものなので、喉にダメージが蓄積しやすいです。

ちなみに地声最低音は一番最初に登場しますが、bメロの最後が地声最高音ですのでかなりの落差となっています。ただし、地声最低音を出した後はすぐにキーが上がってしまいますので、ここに関しても合わせられなくても問題はないかと思われます。

音程の変化はAメロBメロに比べるとやや複雑です。階段状に上がっていく音程が多く、さらに落差のある音程の変化も見受けられます。ロングトーンもありますが、どちらかというと歌詞を敷き詰めている印象が強めです。
それ故に音程を合わせる余裕はあまりありません。ただしリズムに合わせて歌唱していくことである程度音程を合わせられるような配置にはなっています。

歌い方に関してもAメロBメロとそこまで大きな違いはありません。力を入れてしっかりとした声で歌唱して行きましょう。一方で、高音部分に関してはやや苦しめな印象を出すとよりらしさが出てきます。余裕がある場合には意識してみるといいでしょう。

Cメロ
  • 高音:mid2G(G4)
  • 低音:地声最低音mid1G(G3)
  • 音程:やや難(変化が激しく、歌詞を敷き詰めているので外しやすい)

音域は一オクターブと曲中で最も狭くなっています。Cメロを通して中音域がほとんどで、低音域、高音域は登場しないと考えて問題ありません。音域的には歌いやすい高さと言えます。

一方で、音程変化は絶えずあり、かなり難易度が高めとなっています。上下に激しく揺れるジグザグ状の音程が所々見受けられ、そこで一部の音程を外しやすいです。流れに任せて歌うことである程度合わせることができますが、多少は外しても問題がないと思うようにしましょう。

声の出し方に関しましては、AメロBメロと同じで構いません。ただしキーが低いので少し余裕を持って歌唱できるとらしさが出ます。ラップのようなパートと考えていると心の準備ができて、よりGOODです。

ラストサビ
  • 転調:なし
  • 繰り返し:あり

転調はありませんが、繰り返しはあります。 Cメロとつなげて考えると、曲中において息を吸う暇があまりないのが特徴です。そのため息切れを起こしやすく、歌っていて苦しくなることが多いでしょう。わずかな歌唱の切れ目でしっかりと息を吸って、肺活量をもたせることが大切ですね。

カラオケで歌う場合の「キセキ / GReeeeN」の総評

曲中での音域はmid1G(G3)hiA#(A#4)と標準的です。
地声最高音はhiA#(A#4)で、裏声は使われていません。男性の平均的な音域から考えると、少し上の方にずらした形になります。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

曲を通しての音域から分かるように、各パートでの音域も狭めになっています。各パートは歌いやすく、急激な変化はありません。ただし、全体的にキーは高めな傾向にあります。

歌いやすくはあるのですが、高音のキーが連続するので、hiA#(A#4)が最高音の曲とは思えないほどに苦しく感じると思われます。

地声最高音はhiA#(A#4)で、Bメロで登場します。
GReeeeNとして考えると低めの音域となっています。一般的に考えるとやや高い音域です。ただし、最高音の登場頻度は合計で2回と少なめで、どちらかというとサビで登場するhiAが喉にダメージを与えてきます。

最高音がhiA#(A#4)の曲は多いですが、それらの曲と比べると息切れを起こしやすい印象を持ちます。実際にカラオケで歌唱してみて、苦しいなと感じた場合にはキーを下げることをオススメします。

キー調整をする場合には、キーを1つ~2つ下げてみましょう。

キーを1つ下げるだけでもかなり楽になると思われます。「キセキ」のような常に高音域を出し続ける曲は、キー調整をすると域に歌いやすくなるので、覚えておくと良いでしょう。

地声最低音はmid1G(G3)です。
男性の平均的な低音域から考えるとやや上の方に位置しています。さらに、登場頻度も少なめです。そのため下げる余裕があります。もっと言ってしまうと、合わせに行くいい地に配置されているので、多少は外しても問題ないキーです。それゆえに多少であればキーを下げてしまっても、低音域で苦しさは感じないでしょう。

音程難易度は普通となっています。
音程変化は絶えずありますが、急激な変化が少なく、リズムに合わせて歌うと音程が合います。ただしCメロは難易度が高めとなっていますので、注意深く歌唱していく必要があります。

一方で各パートを通して歌詞は敷き詰め気味です。そのため息切れを起こしやすいです。どちらかというと、音程を意識するよりも、息継ぎを意識する方が重要ですね。

以上を考慮して、

総合的な難易度では普通~やや難になると感じました。

「キセキ」はGReeeeNの他の曲から考えると、実はキーは低めとなっています。他の曲ではhiC(C5)が連発するようなものもありますので、それと比べると高さの余裕はあります。

一方で歌詞を敷き詰めているのが目立ちます。同時に息継ぎをする暇もあまりなく、息継ぎの問題で苦しくなるでしょう。高音が得意でも不得意でも、この息継ぎの問題はよく考えておくのがおススメです。事前にカラオケで練習をして、どこで息継ぎをするのかを決めておくのがおススメです。

知名度は高く、有名な一曲です。GReeeeNの曲の中でも最も有名と言っても過言ではないでしょう。それゆえに練習をしてマスターをする価値は十分にあります。気に入った場合はぜひとも練習してみてください。

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