「星影のエール / GReeeeN」の歌い方【音域】

「星影のエール / GReeeeN」について歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「星影のエール / GReeeeN」の楽曲データ

星影のエール
GReeeeN
2020/05/11 ¥255

アーティストGReeeeN
リリース2020/5/11
タイアップ連続テレビ小説「エール」主題歌
総合難易度★★★★★
音程難易度★★★☆☆
地声最低音mid1C(C3) ※Aメロ、Bメロで登場
地声最高音hiC(C5) ※サビ、Cメロで登場
裏声最高音hiC(C5) ※サビで登場
スピードBPM85(標準的な速さ)
ラップなし
星影のエールについて

2020年5月11日に配信限定でリリースされたシングル曲です。連続テレビ小説「エール」の主題歌に起用され、知名度が高い作品です。

YouTubeにて公式チャンネルがMVを投稿しています。
MVはアニメ調の作品となっています。

曲調としてはゆったりとしています。しかしサビは大きく盛り上がりを見せます。明るい調子で歌唱できる曲ですね。

一方で、実はかなり難易度の高い曲となっています。それぞれのパートについて、より細かく見ていきましょう。

「星影のエール / GReeeeN」の構成と歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ

全体的にキーは低めで、上がってもmid2C#(C#4)までです。地声最低音のmid1C(C3)も多く登場します。

スピードはゆったりとしていて、歌詞も敷き詰めていません。音程変化はやや複雑ですが、音程を合わせる余裕はありますね。

やや力を込めて歌唱していきます。弾むように歌唱するとらしさが出てくるでしょう。切れ目も分かりやすいので、リズムも取りやすいパートです。

Bメロ

前半の音域はAメロと同じですが、後半に向かうにつれて段々とキーが上がっていきます。最終的にはmid2F(F4)まで上がりますね。前半には地声最低音が登場するので、音域が広いパートです。

Aメロよりも歌詞を敷き詰めるようになります。一方で音程変化はAメロよりも単調になります。細かい変化がなくなるので、歌いやすさを感じるでしょう。

発声の強さはAメロと同じです。ここでも弾むようにフレーズを歌いこなしていきたいですね。張りあがる部分にアクセントがあるので、ここでやや強めに発声するとリズムが取りやすいですね。

サビ

キーが一気に高くなります。地声最高音、裏声最高音のhiC(C5)が登場するほか、その周りにはhiAやhiBのキーも登場します。にもかかわらず低音の部分もあり、やや音域の変化が激しいですね。

ちなみに裏声でのhiCと地声でのhiCがありますが、どちらで出してもOKです。地声の音域に自信があれば両方地声でも構いません。とはいえほとんどの人は地声でhiCは厳しいと思うので、その場合は両方裏声でOKです。

歌詞の敷き詰めはなくなり、歌唱に余裕は出てきます。ただし高音が続くので、高音を出すことにばかり夢中になっていると音程を外してしまいます。音程変化は難しくありません。キー調整をすることで、歌いやすくなります。

発声に関してはAメロBメロと同じです。ただし高音部分は地声裏声で発声が別れます。地声で出す場合は強めの発声を意識しますが、裏声の場合はリラックスしての歌唱となります。この部分は地声で歌うのか、裏声で歌唱するのかによって分けてください。

フレーズの後半に母音の伸ばしが多く、ここをやや強調するとリズムが取りやすいです。伸ばす場所を事前に覚えておくのも効果的です。高音が続くので、歌い方を事前に覚えておくと歌いやすくなります。

Cメロ

全体的にキーは高めです。サビよりも高いですね。地声最高音を始めとして、hiA(A4)のロングトーンも登場します。

歌詞はかなり敷き詰めていて、流れるように歌唱する必要があります。音程変化はそこまで複雑ではなく、どちらかというと高音を出す方に注力しましょう。

ここでも発声は変わりません。ただし原曲では高音を地声のみで出しているので、地声で歌唱する場合は力強く発声を行いましょう。もしも裏声で歌唱する場合は、逆に力を抜いた方が歌声が安定します。

かなり歌詞を敷き詰めているので、ほとんどを子音で歌唱します。後半部分のみ母音を伸ばすイメージですね。あまり余裕はありませんが、音程は単調です。しっかりと覚えれば流れに任せて歌唱できるでしょう。

ラストサビ

繰り返しも転調もありません。

カラオケで歌う場合の「星影のエール / GReeeeN」の総評

曲中での音域はmid1C(C3)~hiC(C5)とかなり広めです。
地声最高音も裏声最高音もhiC(C5)と、かなり高い曲です。

音域的には、男性の平均声域を上の方に大きく突き抜けています。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

曲中で使われている音域は広く、パート内部でも大きく変化します。Aメロ、サビでは1オクターブ変化します。上がり切るところは高音ですが、それ以外は中音域が多めです。

地声最高音はhiC(C5)で、サビ、Cメロで登場します。
登場頻度が裏声よりも多くなっています。とても力強い発声をしていて、カラオケで歌唱する際も安定した歌声が必要です。またその周りにはhiAやhiBの音もあり、高音に関してはかなりの実力が必要になります。

一方で裏声最高音もhiC(C5)となっていて、こちらはサビにのみ登場します。
力を抜いて出している部分がCメロですね。曲中に地声と裏声が混じるので、苦しいと思う場合はすべて裏声でも構いません。裏声ならばhiC(C5)も出しやすいキーです。

以上を考慮すると、地声の実力がどれだけかによってキー調整の幅が変わります。

地声で歌唱する場合は、キーを5つ~6つ下げましょう。
裏声で歌唱する場合は、キー調整はなしでOKです。

ただし、地声最低音はmid1C(C3)です。
かなり低く、この状態でキーを5つ~6つ下げると低すぎると感じるでしょう。地声で歌唱するならキーを下げる必要がありますが、低音にかなり強い必要がありますね。

原曲キーの状態で、高音部分を裏声で歌唱するのが一番良い方法と言えるでしょう。地声に相当の自信があるなら話は別ですが……。

音程難易度はやや易~普通となっています。
Cメロが歌詞を敷き詰めていますが、それ以外の部分は音程は難しくありません。全体的に高音を出すことがメインなので、音程難易度は高くはありません。ただし、高音を出すことに夢中になりすぎて音程を外す可能性はあります。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや難~難になると感じました。

シンプルに言うなら、満足に歌うことが難しい曲です。音域がかなり広く、キー調整の余裕がありません。原曲キーで歌うなら裏声を多用するか、相当高い高音の実力が必要になります。

音程はそこまで難しくなく、スピードも速くありません。歌詞は敷き詰めていますが、リズムは取りやすいです。そのため、高音と音域の高さが難易度を一気に上げていますね。

GReeeeNはどの曲もキー調整がしにくくなっています。この「星影のエール」もその例に漏れません。カラオケで練習をしようと思っても、苦労するでしょう。

マスターしようとする場合は、裏声が重要になると思います。高音部分を裏声を使用して歌いこなしていきましょう。

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