キタニタツヤの人気急上昇シングル「青のすみか(あおのすみか)」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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「青のすみか / キタニタツヤ」の楽曲音域データ
アーティスト | キタニタツヤ |
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リリース | 2023/7/19 |
タイアップ | アニメ「呪術廻戦 懐玉・玉折」OPテーマ |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★★☆☆ |
地声最低音 | lowG#(G#2) |
地声最高音 | hiA#(A#4) |
裏声最高音 | hiC#(C#5) |
スピード | BPM152(速い) |
ラップ | なし |
2023年7月19日にリリースされたシングル曲です。キタニタツヤさんの3枚目のEPに収録されている楽曲で、アニメ「呪術廻戦 懐玉・玉折」OPテーマに起用されました。
タイアップ元であるアニメ「呪術廻戦」はアニメ化された2020年から人気を博していて、第1作のOPであるEveさんの「廻廻奇譚」も当時のカラオケでのヒット曲となっていました。
今回OPを手掛けたキタニタツヤさんはシンガーソングライターで2022年に放送されたアニメ「BLEACH 千年血戦篇」のOPテーマを手掛けたこともあります。
最近のアニメを追っている人ならば、この人が呪術廻戦のOPテーマを手掛けてくれたか、と思うかもしれません。
アニメのタイアップ効果もアリ、発売開始からしばらくして人気がめきめきと上がっていき、2023年度のカラオケ総合曲TOP50ランキングにランクインするほどになりました。
YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2023年8月現在、1200万回を突破しています。投稿から1ヶ月しか経過していないので、人気が伺えますね。
「青のすみか」はアップテンポな調子で進んでいきますが、曲中に綺麗な裏声が良い感じに配置されている、思わず口ずさみたくなるようなナンバーです。
「青のすみか / キタニタツヤ」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ
- ラスト:Cメロ→ラストサビ
- 高音:mid2C#(C#4)
- 低音:地声最低音lowG#(G#2)
- 音程:普通
音域はかなり広く、主に低音地帯で構成されています。地声最低音がこのパートで一瞬登場しますが、それ以外にも低音地帯が多く、男性でもやや低さを感じるパートとなっています。
一方で音程の変化は緩やかで合わせやすい位置に配置されています。ただし曲のスピードは速く、やや巻きで歌唱する必要があるので、慣れるまでは難しいと感じるかもしれません。
この「青のすみか」は曲全体を通してそうなのですが、かなりリズミカルな楽曲でして、慎重に歌唱するというよりもリズムに乗って流れるように歌唱するのがおススメです。
Aメロからその傾向は出ていて、音域こそ低いのですが安定した歌声で歌唱していくのがおススメです。フレーズの途中にほんの少しのロングトーンがあるので、そこを意識してリズムが狂わないようにすると良いでしょう。
口ずさむように歌うことを意識してみてください。
- 高音:mid2F(F4)、裏声hiA#(A#4)
- 低音:mid1D#(D#3)
- 音程:普通
Aメロと比べると音域はやや高めになります。このパートでは裏声も計二か所使われていますね。キーは最大でもhiA#(A#4)とそこまで高くはないですが、一瞬だけ出す裏声と長時間出す裏声に分かれているのが特徴的です。とはいえ裏声の出し方はどちらも同じで、抜けるような裏声でOKです。
音程難易度はAメロとほぼ同じですが、始めはゆったりとしたペースで歌唱できるのに対して、すぐに歌詞を敷き詰めるようになるので油断は禁物です。どこで歌詞を敷き詰め始めるかを事前によく確認をして、心の準備をしていくのがおススメですね。
速さに難はありますが、音域もそこまで高すぎず、音程も合わせやすい位置に配置されています。Aメロと同じく、歌い慣れれば問題なくなるパートでしょう。
低音部分の歌唱方法に関してはAメロと同じようにリズムを意識すればOKです。一方で裏声に関しては曲中における見せ場の一つでもあるので慎重に対処しましょう。
Bメロは前半後半の2つから成りますが、前半では一瞬の切り替え、後半では長めのロングトーンでサビへと繋いでいきます。とくに前半の切り替え場所が原曲を聴いていると分かりにくいので、じっくりと聞き込んで切り替え場所を確認しておくと良いですね。
- 高音:地声最高音hiA#(A#4)、裏声最高音hiC#(C#5)
- 低音:mid1G#(G#3)
- 音程:普通
音域はBメロとさほど変わりませんが、高音域が多く登場するようになります。このパートでも地声最高音と裏声最高音が登場ですね。
地声に関しては、張り上げるように出す高音が特徴的です。キーはhiA#(A#4)とやや男性からすると高めではありますが、曲中を通して登場は2回のみなので、何とか頑張って出したいところです。目を瞑るなどして声が裏返らないように注意しましょう。
裏声に関してですが、ほぼすべてのフレーズの後半に入ってきます。ただし裏声最高音は各サビで1度しか登場しません。それ以外の裏声に関してはmid2G#(G#4)と低めの裏声となっています。
まず最高音の方の裏声についてですが、フレーズの最後に出現し、登場は一瞬となっています。やや力を入れて苦しげに出しているので、多少力むのは全然アリかなと思います。地声から切り替わる際に一瞬の空白があるので、そこで心の準備をして一気に切り替えるのがおススメです。
ちなみに同じような音程配置の箇所はサビにもう一か所ありますが、後半の方は地声での歌唱となっていてここが地声最高音となっています。
もう一つのmid2G#(G#4)の裏声についてですが、サビで各フレーズにほぼ1回登場するほどの高頻度です。力を抜いて出す裏声になっていて地声→裏声→地声の順に一瞬で切り替えています。
キーが高くないので裏声の自信がない場合には地声で歌唱しても構いませんが、曲の雰囲気を演出することを考えると裏声で歌唱したほうが様になります。もしも余裕がある場合はぜひともチャレンジしてみてください。
音程に関しては難易度はAメロ、Bメロから継続といった形かなと思います。スピードは速めで歌詞は敷き詰めがちですが、サビは頭に残りやすいメロディラインをしているので歌ってみると思いのほか音程が合うと思われるかもしれません。
歌い方に関しては、全般的に流れるように歌うことを継続します。どちらかというと裏声の見せ方がメインなのでそちらに注力すると良いですね。
- 高音:mid2G#(G#4)、裏声hiC(C5)
- 低音:mid1D#(D#3)
- 音程:やや易
音域、高さ共にBメロとほぼ同じくらいになっています。音域的には歌いやすいですが、裏声が多く使われているために難易度はやや高めです。
サビでは一瞬の裏声が多かったですが、それとは対照的にロングトーンでの長い裏声発声が多めとなります。ただし前半は裏声のロングトーン、後半は一瞬裏声に変わってからの地声のロングトーンなので歌い方には十分注意しましょう。
これまでとは異なり、スピードも遅く、歌詞の敷き詰めも少しだけマシになっています。長めの音程バーが多いので、やや音程は合わせやすいですね。
これまではリズムを中心に歌唱していきましたが、このパートは全体的に長く発生する場所が多く、慎重な歌唱が求められています。音程を合わせる意味も込めてしっかりとした発声をしつつ、裏声を綺麗に出すことを意識すると良いですね。
- 転調:なし
- 繰り返し:あり
転調はしませんが、繰り返しはあります。繰り返しというよりも、最後にフレーズがいくつか追加されている形になります。
この追加されたフレーズがなかなかに曲者で、それまでのラストサビとは打って変わって落ち着いた発声がメインとなります。抑揚を極端に減らし、それまでのラストサビとの対比を際立てていくのがおススメですね。
カラオケで歌う場合の「青のすみか / キタニタツヤ」の総評
曲中での音域はlowG#(G#2)~hiC#(C#5)とかなり広いです。
地声最高音はhiA#(A#4)で、裏声最高音がhiC#(C#5)です。男性の平均的な音域から考えると、上下に大きく広がっていると言えます。
原曲を聴いていると難易度が高そうに思えるのですが、歌ってみると意外と歌いやすい曲です。
難所と呼べるのはやはり裏声部分でして、速い曲のスピードも難所ではありますが、色々な曲を歌ている人からすると余裕だと思います。
上記のパート別歌い方説明で裏声については詳しく解説したので、こちらを参考に歌唱に役立ててください。
そういった性質もアリ、音程難易度はやや易~普通となっています。初見では難易度が高く感じますが、何回か歌うと合わせやすく感じてくるはずです。
メロディーも覚えやすいので、歌詞とメロディラインを覚えてしまえばこちらのものとも言えます。実際にカラオケで歌唱する際には裏声の出し方に注力していくと良いですね。
以上を考慮して、
「青のすみか 」は聞いていると難しく感じますが、歌ってみると意外と歌いやすい曲です。つまり周りに難しい曲を歌唱していると思われやすいので、オススメできる一曲です。
また曲中で頻繁に裏声を使用するので地声、裏声の切り替わりが多く、歌っていて楽しめる曲でもあります。
裏声の難易度は高めですので、カラオケで練習したり披露しながら、自信の裏声の実力も伸ばしちゃいましょう。