サザンオールスターズの平成を代表する楽曲でもある「TSUNAMI(ツナミ)」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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「TSUNAMI / サザンオールスターズ」の楽曲音域データ
アーティスト | サザンオールスターズ |
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リリース | 2000/1/16 |
タイアップ | 番組企画「未来日記III」テーマソング |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★★☆☆ |
地声最低音 | mid1A(A2) |
地声最高音 | hiA#(A#4) |
裏声最高音 | hiD(D5) |
スピード | BPM90.5(標準的な速さ) |
ラップ | なし |
2000年1月16日にリリースされたシングル曲です。サザンオールスターズの44作目のシングルになります。タイアップはありますが、そちらでの知名度は低めです。
歌番組で聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。平成での売上枚数がTOP3に入るほどの人気を博しました。売上枚数は300万枚を突破していて、2022年現在、歴代4位です。
またサザンオールスターズの中でも人気が高く、カラオケランキングでも1位ですし、総合ランキングでも上位に位置するほどの人気です。
「TSUNAMI」はしんみりとした調子で進んでいく、正統派のバラードソングとなっています。
「TSUNAMI / サザンオールスターズ」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ(2回)→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:ラストサビ
- 高音:mid2E(E4)
- 低音:地声最低音mid1A(A2)
- 音程:やや易
音域はやや広く、地声最低音がこのパートで登場します。登場は一瞬ですが、緩やかに上がっていくために、この音以外の音も外しやすくなっています。
地声最低音はmid1A(A2)とかなり低いために、出しにくさを感じるでしょう。どうしても出したい場合は、この部分を何度も練習して声の出し方を覚えるようにしましょう。
音程の変化はあまり激しくなく、歌いやすくなっています。スピードもゆったりとしていますので、全体的に合わせやすいと感じるはずです。低音域の部分だけ要注意ですね。
全体的に力を抜いた穏やかな声で歌唱して行きます。ただし、張り上げる部分に関してはやや力を入れてメリハリをつけるとよいでしょう。伴奏が小さめなのでメロディーや歌詞をしっかりと覚えておくのも大切です。
また一番のみ Aメロが二回繰り返され、二番以降は繰り返しがありません。 Bメロに移るタイミングを間違えないようにしましょう。
- 高音:mid2E(E4)
- 低音:mid1E(E3)
- 音程:やや易
音域は1オクターブに収まります。全体的に中音域からなり、音域的には非常に歌いやすいパートと言えます。
音程に関してはAメロから継続して歌いやすい位置に配置されています。また後半の方にはかなり長めのロングトーンがありますので、しっかりと決めていきたいところです。
Aメロは静かな雰囲気で歌唱しましたが、Bメロに関しては流れるようにリズムをとって歌唱するとらしさが出ます。
また後半に進むにつれて力を入れて行くと、よりらしさが出てきます。ロングトーンのあたりから力を入れるのがおススメです。
- 高音:地声最高音hiA#(A#4)、裏声hiA(A4)
- 低音:mid1F#(F#3)
- 音程:普通
高音域が頻出するようになります。このパートで地声最高音が登場しますが、裏声の「Hoo」の部分の方が印象が強いと思われます。地声に関しては本当に一瞬の発声ですので、出せなくても問題はありません。
裏声に関しては地声最高音より低いものの、かなり長めの発声になっています。コーラスですが、裏声での発声に慣れていないとちょっと出しにくさを感じるかもしれません。綺麗な裏声の発声を心がけましょう。
音程に関しては全体的に歌いやすいものの、母音で音程を変化させる部分がいくつかあり、外しやすくなっています。ただ、そういった部分も多いわけではないので、外してしまったとしても気にしないのがベストです。
歌い方に関しては力を入れて歌唱します。地声の発声を力強く、そして綺麗な裏声を出せるとメリハリがつけられて良い感じです。このサビのパートに関しては、裏声の発声に重点を置くとよいでしょう。
また全体的にロングトーンが多いので、その部分をしっかり決めることも忘れずに。
- 転調:あり(裏声最高音hiD(D5))
- 繰り返し:あり
転調、繰り返しがあります。
まず繰り返しですが、サビそのものの繰り返しだけでなく、最後の方にフレーズがいくつか追加されています。サビの最後のフレーズを繰り返す形になるので特に問題はないと思いますが、終わったと思って事前に切ってしまわないようにしましょう。
そして転調ですがラストサビの一部分のみ転調し、ここで裏声最高音が登場します。キーはhiD(D5)とかなり高めですが、裏声に慣れている人であればそこまで苦も無く出せる高さです。
発声は一瞬ですが、この部分を綺麗に出せるとかなりいい感じに締められます。注目の的を浴びることもできるでしょう。一番の見せ場ですね。
カラオケで歌う場合の「TSUNAMI / サザンオールスターズ」の総評
曲中での音域はmid1A(A2)~hiD(D5)とかなり広いです。
地声最高音はhiA#(A#4)で、裏声最高音がhiD(D5)です。男性の平均的な音域から考えると上下に大きく広がっていると言えます。
曲を通しての音域は広く、各パートでの音域も広めです。狭いのはBメロくらいですね。ただし、実際に歌唱してみると緩やかな音域変化が多いので、歌いやすくなっています。
地声最高音はhiA#(A#4)で、サビで登場します。
登場頻度はかなり少なく、発声も短いです。この部分に関しては、歌い方さえ合っていれば、最高音まで出せなくてもそこまで問題はないかと思われます。
このキーを除くと、地声最高音はmid2F#(F#4)ぐらいまで下がりますので、男性でも余裕を持って歌えるキーとなります。以上を考慮して。
というのも、地声最低音がmid1A(A2)となっているのが理由です。
これは男性の平均的な低音域から考えてもかなり低く感じるはずです。出しにくく、音程も外しやすくなっています。
キー調整をしようと思うと、Aメロでの歌唱がおぼつかなくなる可能性がありますので、オススメしません。
裏声最高音はhiD(D5)となっています。
ラストサビで登場し、次第に上がっていって最高に到達します。これ以外にもサビにはhiA(A4)の裏声の部分があり、これら二つの裏声をいかに綺麗に出せるかが問題となるでしょう。
これら二つの歌声はしっかりとしながらやや抜けていくような、そんな印象を持っています。これらを再現できるとらしさが出てきます。原曲をしっかりと聴いて、裏声の練習をするのがおススメです。
音程難易度はやや易~普通となっています。
全体的に歌いやすいのですが、音域が広いために外しやすいところがあります。ただ、ものすごく難しいというわけではなく、何度も何度も歌っていけば次第に音程正解率も上がっていくでしょう。
練習が大事です。ある程度のメロディーや歌詞を覚えた後は裏声での発声に意識を切り替えるのがオススメです。
以上を考慮して、
「TSUNAMI 」は難易度的にはやや難寄りの普通といったところでしょうか。音域は恐ろしく広いのですが、メインとなる音域は低~中にまとまっていて、高音域は裏声となっています。
地声のみで考えるならhiA#(A#4)までになりますし、その一瞬の発声も無視するならmid2F#(F#4)となります。
最初は原曲キーで歌唱するのが難しいと感じるかもしれませんが、しっかりと練習すればものにできるはずです。
練習が結果に直結する曲だと思われます。その際にはやはりサビとラストサビの二つの裏声は見逃せません。これらを綺麗に出していきたいところですね。
裏声に関してはこの曲で練習するのみならず、この曲以外の裏声を用いる曲で練習してみるのも良いでしょう。以下の記事をぜひとも参考にしてみてください。
どうも神田です。歌が上手いと言われるには、さまざまなテクニックを習得する必要があります。ファルセットといわれる裏声の技術や音を震わせるビブラートの技術、声に音色をつける抑揚の技術などです。今回はそのうちの一つ、ファルセット(裏声)の技術[…]
記事を参考にして、マスターしてみてください!