「サムライハート / SPYAIR」のカラオケでの歌い方【音域】

「サムライハート / SPYAIR」について、カラオケでの歌い方や音域を解説しました。歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「サムライハート / SPYAIR」の楽曲データ

サムライハート(Some Like It Hot!!)
SPYAIR
2011/06/08 ¥255

アーテイストSPYAIR
リリース2011/6/8
タイアップアニメ「銀魂」EDテーマ
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★★☆
地声最低音mid1A#(A#2) ※Aメロ、サビで登場
地声最高音hiA#(A#4) ※サビで登場
裏声最高音なし
スピードBPM113(やや速い)
ラップなし
サムライハートについて

2011年6月8日にリリースされたシングル曲です。SPYAIRの4枚目のシングル曲で、この曲で一気に知名度を上げました。オリコンでも、これまでの3枚のシングルから一気にオリコンランキングを上げました。

タイアップのアニメ「銀魂」が大ヒットし、今後、SPYAIRはこのアニメの主題歌を手掛けていくことになります。この「サムライハート」を皮切りにして、多くのシングルがヒットしています。

YouTubeにて公式チャンネルがPVを公開しています。
2020年10月現在、再生回数は2000万回を越えています。とても多い再生回数で、人気な曲であることが伺えますね。

曲調はノリノリで歌唱できるアップテンポな曲です。ロックバンドらしく、ドラムの重低音が心地よいナンバーです。カラオケでは盛り上がりやすい曲となっています。

「サムライハート / SPYAIR」のカラオケでの歌い方と構成について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2G
  • 低音:mid1F#
  • 音程:やや難(歌詞を敷き詰め気味で、変化も激しく、歌いにくい)

Aメロながら全体的にキーが高く、やや力を入れた歌い方を意識します。歌詞をかなり敷き詰めていて、音程の変化も複雑です。歌い込んでいない状態だと、上手に歌えないでしょう。歌い方やメロディを覚えるのが先決ですね。

アクセントが多く用いられていて、やや弱く叩きつけるように強調をする音が多いです。どこを強調しているのかを、原曲を聞きながらしっかりと把握することが大事です。こういったパートは原曲を流しながら、流れてくるアーティストの声に合わせて口ずさむのも練習になります。ぜひとも試してみてください。

Bメロ
  • 高音:mid2G
  • 低音:mid2A
  • 音程:普通(変化は少ないものの、歌詞を敷き詰めている)

Aメロよりも音程の変化が少なくなり、それに伴ってアクセントをほぼ使わなくなります。自然体で歌唱するようになり、歌唱にも力を入れていません。歌詞はかなり敷き詰めているので、流れるように歌唱していきましょう。

ブレスの個所が少なく、ほぼ1か所のみです。そのため肺活量がどれだけ持つかも重要です。息を持たせるためにも、大げさな強調はしないようにしましょう。

サビ
  • 高音:地声最高音hiA#
  • 低音:mid2A#
  • 音程:普通(変化は激しいが、歌いやすく、合わせやすい)

かなり力を入れて歌唱していきます。とくにフレーズの最初は地声最高音が登場し、ここはほぼフルパワーでの歌唱ですね。シャウトのような発声が特徴的です。

一方でそれ以外の個所は強調をせずに、流れるように歌唱していきます。音程を合わせようと意識するだけでそれなりに抑揚が付くので、歌いやすいパートです。歌詞も敷き詰めすぎというほどでもありません。最初の高音だけが問題になると思います。

Cメロ
  • 高音:mid2G#
  • 低音:地声最低音mid1A#
  • 音程:普通(音程はサビと同じ)

キーを下げたサビがCメロになっています。1オクターブ下げていて、それに伴って発声は優しく、囁くように弱めです。アクセントも用いられておらず、音程変化に合わせて歌うだけでらしさがでます。余計な力を入れないように注意ですね。

なおCメロの終盤では一気に転調して、1オクターブ上がります。それまで1オクターブ下がっていたサビが元に戻る感じなのですが、変化は急激で慣れていないと歌いにくいです。

元に戻るにしたがって歌唱も戻り、かなり力を入れたシャウトのような発声へと戻ります。そのままの勢いでラストサビを歌唱していきましょう。

ラストサビ
  • 繰り返し:あり
  • 転調:なし

アウトロのような形で繰り返しがされます。地声最高音が連発されるので、最後まで気を抜かずに歌唱しましょう。

カラオケで歌う場合の「サムライハート / SPYAIR」の総評

曲中での音域はmid1A#(A#2)~hiA#(A#4)とかなり広いです。
地声最高音がhiA#(A#4)で裏声は使用されていません。低音も高音も男性の平均的な音域をややオーバーしています。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

パート内部で、音域は激しく変化しません。高いところは高い、低いところは低いと分かれています。

地声最高音はhiA#(A#4)で、サビで登場します。
頻度が多く、さらにラストサビでは繰り返しがあるために、安定して出せる必要があります。余談ですがSPYAIRのボーカルのIKEさんは声の出し方が少し特殊で、慣れていない状態で真似をすると、他のアーティストよりも苦しく感じます。

こういった点を踏まえると、多少高音が得意な人でも、キーを下げたほうが余裕ができて歌いやすくなると思います。

キー調節は、2つ~3つ下げると、歌いやすくなるでしょう。

これで地声最高音はmid2G#(G#4)付近になり、やや余裕が生まれます。地声最低音はmid1A#(A#2)とかなり低いですが、登場するのはCメロのみです。またオクターブ下で歌唱するので、比較的出しやすく、外しても気にしないという戦略も取れます。

サビの高音の方が配分が多めなので、どちらかというと高音を意識して調節するのがおススメです。多少の低音の苦しさには目をつむるようにしましょう。

音程難易度はやや難になります。
全体的に歌詞を敷き詰めていて、音程変化が激しく、それゆえに歌いにくい箇所も多いです。少なくとも、全く練習をしない状態で歌いこなせる曲ではありません。歌い方、メロディ、歌詞をしっかりと覚えて、カラオケで歌い込む必要があります。

とはいえものすごく難しいかと言われるとそうでもありません。重要なのは練習をするかどうかで、その量がそのまま成果に直結すると言えます。まずは歌詞と歌い方を覚えるところから初めてみてください。

以上を考慮して、

総合的な難易度では普通~やや難になると感じました。

ノリノリで歌える曲ですが、カラオケで披露することを考えると練習をしておきたい曲です。歌い込めば込むほど、完成度が増してきます。

カラオケで練習する場合には、まずは自分に合うキーを見つけることが先決です。この「サムライハート」は音域がやや高めなので、楽なキーを見つけないと歌い方をマスターできません。

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