ヨルシカの楽曲「アルジャーノン」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
「アルジャーノン / ヨルシカ」の楽曲音域データ
アーティスト | ヨルシカ |
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リリース | 2023/2/6 |
タイアップ | ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」主題歌 |
総合難易度 | ★★☆☆☆ |
音程難易度 | ★★☆☆☆ |
地声最低音 | mid1G(G3) |
地声最高音 | hiA(A4) |
裏声最高音 | なし |
スピード | BPM72(やや遅い) |
ラップ | なし |
2023/2/6に先行配信の形でリリースされたシングル曲です。ヨルシカの15枚目のシングル曲で、ドラマ「夕暮れに、手をつなぐ」の主題歌に起用されました。
また同楽曲はヨルシカの「画集」として2023年4月5日に発売される「幻燈」にも収録される予定です。この画集は絵をスマートフォンでやタブレットのカメラで読み込むことで専用の音楽再生ページに接続できるという先進的な仕組みを取り入れているとのことです。
これまで画集は画集、アルバムはアルバムという分かれていたものを一つにまとめた、他のアーティストにはない作品となっています。
YouTubeに公式チャンネルが音源を投稿しています。
再生数は2023年2月現在、170万回を突破しています。まだ投稿されてから10日程度しか経過していないので、これから先再生回数を伸ばしてくものと思われます。
「アルジャーノン」は終始静かなメロディを響かせる、少し寂し気なバラードソングとなっています。
「アルジャーノン / ヨルシカ」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ→サビ
- 2番:Aメロ→サビ
- ラスト:Bメロ→ラストサビ
- 高音:地声最高音hiA(A4)
- 低音:地声最低音mid1G(G3)
- 音程:やや易
最低音、最高音がこのパートで登場しますが、音域は狭いために歌いやすいパートになっています。
歌詞はやや敷き詰めているものの、曲のスピードはゆったりとしていて、激しい変化も少なめです。しっかりと曲を覚えていればほとんどの音程を合わせることができるでしょう。
「アルジャーノン」は曲の音域が狭く、最高音こそhiA(A4)と低いのですが、Aメロから通して最高音が登場します。そのためこのパートではフレーズの歌い始めをしっかりと発声することが大切です。
初めからmid2G(G4)の高音から入っていくので、女性の方であっても声出しをしていない段階ではやや高いと感じる可能性もあるためです。
その後は曲のメロディに合わせて歌唱していくことを意識しましょう。最低音はやや低い場所に位置していますが、一瞬で上がってしまうために合わせられなくても気にしなくてOKです。
ただしサビの直前の一フレーズだけはやや力を抜いて歌唱するようにしましょう。そうすることでサビとの落差が演出できて、メリハリがつけられます。
- 高音:地声最高音hiA(A4)
- 低音:地声最低音mid1G(G3)
- 音程:やや易
音域はAメロと同じで、最低音から地声最高音まで幅広く登場します。中心となるキーもAメロとそこまで大きくは変わらず、歌いやすさは健在です。
音程に関しても難易度はAメロと同じく易しめで、急激な変化は最低音と地声最高音に絡む部分のみとなっています。重要度はそこまで高くはないので外しても問題はありませんが、できれば完璧にしたいところですね。
歌い方に関してはAメロと同じように力を入れて歌唱します。その中でも1音1音を丁寧に発声していくことを心がけるようにしましょう。
最低音については1音を発声した後にすぐにキーが上がってしまうのですが、しっかりとした発声を意識するとらしさが出ます。女性からするとやや低いキーですが、息をしっかりと吸って準備していきましょう。
一方で地声最高音も一気に張り上げる形での登場になります。こちらもキーはhiA(A4)と低めではあるものの、落差が大きいのでやや力を入れて出すと、出しやすいかもしれません。
- 高音:mid2G(G4)
- 低音:mid2B(B3)
- 音程:易
音域はさらに狭くなり、音域の変化が少なくなります。曲中で一番歌いやすいパートなのは言うまでもないでしょう。ただ、やや高音域が続きますのでAメロやサビよりもほんの少しだけ苦しくなりやすいです。
歌詞は敷き詰めていますが、音程変化はほとんどないために合わせにくさは感じないはずです。このパートに関しては音程は完璧に合わせることを目標にしていきたいですね。
前半の歌い方はサビに近く、しっかりと発声を意識しつつも流れるように歌唱していきます。歌いやすくはありますが、1フレーズが長めなので息切れを起こさないようにブレスはしっかりと意識して行きたいですね。
後半はAメロ後半と同じようにやや声量をおさえて歌唱するとラストサビへの盛り上がりにできます。その際、高音部分がロングトーンになっていますが、消え入るようなフェードアウトを意識すると原曲にぐっと近づくのでおススメです。
- 転調:なし
- 繰り返し:あり
転調はしませんが、繰り返しはあります。よくある繰り返し前は力を抜いて静かなサビを演出し、繰り返し後に力を入れて落差を演出する形です。
ただし「アルジャーノン」は繰り返し前こそ力を抜いて静かさを演出しますが、繰り返し後はそれまでのサビよりも力を入れて歌うようなことはせずに、むしろ同じくらいの声量をキープしています。
静かな雰囲気は壊さないながらも、繰り返し前と繰り返し後で力の入れ方を変えていると意識して歌唱していくのがおススメです。
カラオケで歌う場合の「アルジャーノン / ヨルシカ」の総評
曲中での音域はmid1G(G3)~hiA(A4)とやや狭いです。
地声最高音はhiA(A4)で裏声は使われていません。女性の平均的な音域から考えると、低音域はやや広がっていますが、高音域に余裕があります。
曲を通しての音域からも分かるように、各パートでの音域も狭めです。全体的に歌いやすい一曲だと言えます。
地声最高音はhiA(A4)で、Aメロとサビで登場します。
登場頻度がやや多く、更にそれに準ずるキーも多く登場するのですが、hiA(A4)のキーは女性からするとかなり余裕があるキーです。
さらに登場頻度がやや多いとはいえ、連発するような場所は皆無ですので、高音が苦手な女性の方でも十分に出せる可能性がある最高音となっています。それゆえ
地声最低音はmid1G(G3)です。
Aメロとサビで登場しますが、このキーは女性の平均的な低音域から考えるとやや低いキーとなっています。また最低音の登場も一瞬で、すぐにキーが上がってしまうために重要度はかなり低めとなっています。
出せる人も多いとは思いますが、もしも苦しいと感じる場合は逆にキーを上げるのもアリだと思われます。高音域にどれだけ余裕があるかは人次第ですが、最低でも+2くらいまでならば上げても問題ない人が多いのではないでしょうか。
かなりキー調整の自由は効きますので、実際にカラオケに行って歌いながら調整するのも全然アリだと思います。
音程難易度はやや易となっています。
音程変化が急激なのは最低音と地声最高音が絡むところくらいで、その他は緩やかな変化が多めとなっています。歌詞を敷き詰めていはいますが、スピードがゆったりとしているので早口になるほどではありません。
歌詞とメロディをしっかりと覚えれば、高い音程正解率も狙えるでしょう。カラオケで歌唱する場合には、音程や高音ではなく表現の方を意識するのもおススメです。
以上を考慮して、
「アルジャーノン 」はキー調整のしやすい非常に歌いやすい一曲です。地声の高音域に余裕があり、さらに裏声も使われていません。音程も難易度が低く、取り組みやすいですね。
その分表現には奥深さがありますので、歌詞やメロディラインをマスターした後には声量を調整するなどして表現力に磨きをかけていくのも面白そうです。
ただ、Aメロから高音のキーが登場するのでカラオケでいきなり入れるのはおススメしません。曲調がしんみりしたバラード調であることも踏まえて、中盤から終盤にかけての喉が温まってきたタイミングで入れるのが良いと思われます。
しんみりしたメロディラインは周りの人を巻き込む力が大きいです。現在は知名度も高いですし、気に入った場合にはぜひとも練習をしてみてください!
自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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