「メフィスト / 女王蜂」のカラオケでの歌い方【音域】

女王蜂(じょうおうばち)の大ヒットシングル「メフィスト」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「メフィスト / 女王蜂」の楽曲音域データ

アーティスト女王蜂
リリース
2023/4/20
タイアップ
アニメ「推しの子」EDテーマ
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★☆☆☆
地声最低音mid1A(A2)
地声最高音mid2F(F4)
裏声最高音hiF(F5)
スピードBPM150(速い)
ラップなし
メフィスト について

2023年4月20日にリリースされたシングル曲です。女王蜂の9枚目のシングル曲で、アニメ「推しの子」EDテーマに起用されました。

アニメ「推しの子」のヒットが凄まじく、同アニメのOPテーマを手掛けているYOASOBIの「アイドル」に関しては、Youtubeでの再生回数が2億回を突破しています。その追い風もあり、この「メフィスト」に関しても注目が集まっているようです。

発売開始から人気がめきめきと上がっていき、アニメ効果も相まって2023年8月現在では週間カラオケランキングTOP50にランクインするほどになっています。

YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2023年8月現在、1000万回を突破しています。アニメを意識したようなストーリー性のあるものになっているのが特徴です。もちろん最後まで聴くことができます。

最後は衝撃の展開が待っていますので楽しめますが、演出の都合上、音割れがありますので音量には注意して視聴してみてください。

「メフィスト / 女王蜂」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ(2回)→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2A(A3)
  • 低音:地声最低音mid1A(A2)
  • 音程:やや易
Bメロ
  • 高音:mid2D(D4)
  • 低音:mid1C(C3)
  • 音程:やや易

どちらも音域はほぼ1オクターブに収まりますが、低音域が主になります。地声最低音も登場し、男性でも低さを感じるパートです。

一方で音程に関しては緩やかに変化するものが多く、合わせやすくなっています。しっかりと原曲を聞いて覚えていれば、合わせるのは容易でしょう。

流れるように歌唱することでらしさが出てきます。フレーズフレーズごとに終了時の切れ目がはっきりとしているので、そこでしっかりとブレスをしてリズムをキープしましょう。

Aメロ後半ではやや転調し、ほんのわずかですが張り上げる部分がありますので、ここでアクセントを駆使していきたいですね。

Bメロでは英語歌詞部分はカラオケでは()表示されるので歌う必要はなかったりします。歌唱部分はかなり少ないですが、フレーズ後半で1音1音をはっきりと発声することを覚えておきましょう。

ちなみにPVを見ると歓声でかき消されるのですが、一応サビに移る部分でも歌唱はしています。少し聴き取りづらいので、軽く流す感じで歌唱しても良いとは思います。

サビ
  • 高音:mid2A(A3)、裏声最高音hiF(F5)
  • 低音:mid1C(C3)
  • 音程:やや易

この曲一番の問題パートです。まず音域に関してですが、なんといっても地声から裏声へのシフトの幅が広いです。地声mid2A#(A#3)相当から裏声hiF(F5)まで移行し、その後すぐに地声のmid2C(C4)相当まで落ちてきます。

地声と裏声の切り替えをスムーズに行う必要があるのは言うまでもありませんが、そもそも裏声音域が高めに設定されていて、このhiF(F5)のキーは男性では裏声でもなかなか到達しにくいキーです。

さらにAメロBメロでの低音地帯で喉がなれていないために、急激なシフトが行えず、hiF(F5)の裏声が出ないということもあるので要注意です。

唯一の救いは曲のスピードが速すぎず、かつ歌詞を敷き詰めていないために余裕があることです。地声→裏声→地声のシフトはかなり難易度が高いのですが、事前にしっかりと準備をしたり、目を瞑って裏声を出すなどして何とか対応して行きましょう。

メロディラインは覚えやすく、音程も合わせやすく、歌いやすいパートとなっています。地声と裏声のシフトに対して全神経を向けていくのがおススメです。

ラストサビ
  • 転調:あり(地声最高音mid2F(F4))
  • 繰り返し:あり

サビが2回繰り返されます。内、最初の1回は始めこそサビと同じく裏声で歌唱しますが、3回目の裏声部分のみ地声になっています。ここは要注意ポイントですね。

最初の1回はやや声量抑え目で歌唱するのもポイントです。2回目のサビでは全力で歌唱するので、その演出と考えると取り組みやすいでしょう。

またサビ2回の繰り返しの後にアウトロが用意されているのも注意ポイントです。こちらは基本的に低音から成り、歌い方に関してはAメロBメロと同じ調子で問題はありません。

カラオケで歌う場合の「メフィスト / 女王蜂」の総評

曲中での音域はmid1A(A2)~hiF(F5)とかなり広いです。
地声最高音はmid2F(F4)で、裏声最高音がhiF(F5)です。男性の平均的な音域から考えると、上下に大きく広がっていると言えます。

参考:男性の平均声域

なんといっても音域難易度が高い曲で、とくにサビに関しては歌唱そのものが難しいレベルで高くなっています。

AメロBメロでの低音を考慮すると、男性の方が取り組みやすい曲ではあります。ただそれでも広すぎる音域からキー調整が出来ないのが難しい点です。

逆に女性の場合はかなり難しく、AメロBメロのみキーを下げ、サビに入った瞬間に原曲キーボタンを押して切り替えるといった手法でも取らない限り相当厳しいと思います。

一方で難しい音域とは対照的に音程難易度は控えめです。とくに難しい箇所もなく、合わせることは容易です。急激な変化もサビのみで、AメロBメロに関しては良心的ですね。

原曲を聞いて歌詞とメロディをさっくりとマスターして、歌唱時の裏声に集中するのがおススメですね。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや難~難になると感じました。

「メフィスト 」は難易度的には難寄りのやや難といったところでしょうか。音域がネックで、キー調整もできないと判断したためにこの評価となっています。

一応男性の方が手が付けやすくはありますが、それでもかなりの裏声の実力が必要になります。

地声裏声の切り替えと、そもそもの地声の高さ両方が必要ですが、それに付随してAメロBメロに引っ張られない安定した発声も必要です。

カラオケで歌唱する際にはいきなり「メフィスト」を歌唱するのではなく、比較的音域の高くない裏声を使用した曲で慣らして準備をするのがおススメですね。

かなりレベルの高い楽曲ですが、歌唱力に自信がある方はぜひとも練習をして、チャレンジしてみてください!

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