「escalate / Aimer」のカラオケでの歌い方【音域】

Aimer(エメ)の大ヒットアニメ楽曲「escalate(エスカレート)」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「escalate / Aimer」の楽曲音域データ

アーティストAimer
リリース
2023/3/1
タイアップ
アニメ「NieR:Automata Ver1.1a」OPテーマ
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★★☆
地声最低音mid1D#(D#3)
地声最高音hiC(C5)
裏声最高音なし
スピードBPM175(速い)
ラップなし
escalate について

2023/3/1にリリースされたシングル曲です。Aimerさんの21枚目のシングル曲で、

リリース前からアニメの影響もあり知名度は高く、シングルリリースの方が後から行われた形になります。

タイアップは元々ゲームソフトで、独特の世界観からファンの多い作品となっていました。そのアニメ化作品ということもあり、注目度は高めとなっていました。

2022年末の紅白歌合戦でさらに知名度を上げたAimerさんは他にもアニメ「鬼滅の刃」の「残響散歌」やFateシリーズの映画主題歌を手掛けるなど、アニメ好きの中では注目されているアーティストですね。

YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は投稿からまだ3日しか経っていない段階で70万回を突破しています。たった三日でこの回数はすさまじいですね。Aimerさんの人気が伺えます。

「escalate」は独特なメロディラインでゲームやアニメを再現しつつも、歌うと盛り上がれるメリハリのある曲となっています。

「escalate / Aimer」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ(短め)→Bメロ→サビ
  • ラスト:ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2D#(D#4)
  • 低音:地声最低音mid1D#(D#3)
  • 音程:普通

音域は狭いのですが、低音域に集中していて最低音も登場します。女性からするとやや低いキーになりますが、最低音を除くとその次に高いキーはmid1G(G3)なのでやや低いと感じるくらいだと思われます。

「escalate」は歌詞の中に日本語と英語が同じくらい割り振られている楽曲で、このAメロも英語、日本語両方の歌詞が登場します。キーの低さもそうですが、スピードが速く歌詞も敷き詰めているので音程の難易度は少し高めとなっています。

とくに英語歌詞は英単語か、カタカナ表記でも構わないのでしっかりと歌詞を覚えていないと舌が回らない可能性もあります。発声しない英単語もありますので、しっかりと原曲を聞いて歌詞を覚えたいですね。

Aメロゆえに声にはあまり力を入れず、発声よりもリズムを意識して歌唱するのがおススメです。ただ後半になるにつれて張り上げるような発声が多くなりますので、力を入れすぎないように注意してください。

あくまでも軽い調子で、流れるように歌唱するのを心がけてみてください。

また二番の Aメロは一番と違って少し短くなっています。 Bメロに移るタイミングを間違えないようにしましょう。

Bメロ
  • 高音:hiA#(A#4)
  • 低音:mid1G#(G#3)
  • 音程:普通

音域は少しだけ広くなりますが、中音域が中心になるので歌いやすくなります。最低音も最高音も登場しませんし、曲中では一番歌いやすいのではないでしょうか。

音程に関してはAメロに比べれば緩やかな変化が多く、歌詞もほんの少しですが敷き詰めなくなります。とはいえ依然として細かい部分は外しやすいですし、リズムに乗って歌唱していくという流れは継続で良いと思われます。

相変わらず英語歌詞の比重が多めとなっていますので、歌詞や歌い方についてはしっかりと確認しておきましょう。

Aメロから打って変わってやや強めの発声へと移行します。1音1音の発声が長くなりますので、まっすぐとした発声を行うことで、サビに向けて溜めている感じを演出できると良いですね。

英語部分はAメロと同じように軽く流し、サビ直前部分ではさらに力を入れつつ、サビへの盛り上がりの準備をしていきましょう。

サビ
  • 高音:地声最高音hiC(C5)
  • 低音:mid2A(A3)
  • 音程:普通

音域はやや広くなりますが、それでも一般的には狭い範囲です。中音域~高音域で構成されていて、地声最高音も登場します。高音の頻度がやや高いために、歌い慣れていない女性の方ですと苦しくなるかもしれません。

音程に関しては前半は少し易しくなります。覚えやすいメロディラインをしていますし、流れるように歌唱することでも音程を合わせることができるでしょう。

ただ後半部分に関しては急激な上下の変化を繰り返す音程配置がなされていて、この部分の難易度が高めとなっています。なかなかに合わせにくい部分ですので、繰り返し練習をしたい部分ですね。

歌い方に関してはサビですので力を入れて歌唱します。前半部分は発声に力を入れて、張り上げる部分などに注力していくのがおススメです。

一方で後半の音程が難しいところでは、発声よりも音程に意識を向けましょう。リズムに乗って歌うと合うことが多いので、原曲をしっかりと聞いてAimerさんの歌い方を覚えて、かつ口ずさむことで習得していくのがおススメですね。

ラストサビ
  • 転調:なし
  • 繰り返し:あり

転調はしませんが、繰り返しはあります。繰り返しというよりも、最後にフレーズが1つ追加されているだけですので、実質ないようなものです。

歌い方に関してもこれまでのサビとそこまで変わりはありません。最後まで全力で歌唱して綺麗に締めていきましょう。

カラオケで歌う場合の「escalate / Aimer」の総評

曲中での音域はmid1D#(D#3)~hiC(C5)とやや広いです。
地声最高音はhiC(C5)で、裏声は使われていません。女性の平均的な音域から考えると、下方向に少し広がっています。

参考:女性の平均声域

女性の平均的な声域

曲を通しての音域は広いですが、各パートでの音域は狭めです。全てのパートでほぼ1オクターブに収まっています。

地声最高音はhiC(C5)で、サビで登場します。
登場頻度がやや多く、張り上げるようにして出すのが特徴的です。はっきりとした発声が必要になりますので、このhiC(C5)のキーがギリギリ出せるくらいだと少し聞こえが悪くなる可能性があります。

このキーは女性の平均的な最高音ではあるのですが、カラオケで歌い慣れている方や高音が得意な方以外はキーを少し下げた方が良いかもしれません。その際は

キーを1~2下げると良いでしょう。

まずはキーを1つ下げてみて、それでもまだ高ければ2つ下げるといった形で調整してみてください。

地声最低音はmid1D#(D#3)です。
このキーは女性の平均的な低音域から考えるとやや低いのですが、登場頻度は少なくなっています。準ずるキーはmid1G(G3)なので、こちらのキーで考えた方が良いでしょう。

mid1G(G3)でも女性にとってはやや低いキーになりますので、カラオケでのキーの下げすぎは厳禁です。できれば1つ、もし高音が苦しくても2つくらいで妥協したいですね。

音程難易度は普通~やや難となっています。
覚えやすいメロディラインをしていて、実際合わせやすい場所は多いです。ただ英語歌詞部分や、サビの後半など一部難易度が高めの部分は存在します。

全体的にスピードも速いですし、歌詞も敷き詰めているので個人的には「やや難」に限りなく近い「普通」の難易度かなと感じています。

少なくとも聞いただけで歌いこなすのは難しいので、原曲を流して歌詞を見つつ口ずさむといった方法で体に覚え込ませるのは必要だと思いました。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや難になると感じました。

「escalate 」は音程、高音ともにやや高レベルなものを要求される楽曲ですね。ただものすごく難しいかと言われるとそうではなく、しっかりと練習を行えば十分に歌いこなせる可能性はあります。

特にカラオケが趣味な女性の方や、それこそ同じAimerさんの曲である「残響散歌」をある程度形にして歌える方ならば習得しやすいと感じるでしょう。

疾走感がありつつも、しっかりとした発声をカラオケルームに響かせることができる良曲となっています。アニメのおかげで知名度も高いですし、歌っていて楽しいのは間違いないでしょう。

気に入った場合にはぜひとも練習をしてみてください!

自分のキーを知っているとよりカラオケが楽しくなります

自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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