「turn over? / Mr.Children」の歌い方【音域】

「turn over? / Mr.Children」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「turn over? / Mr.Children」の楽曲データ

アーテイストMr.Children
リリース2020/9/16
タイアップTBS系 火曜ドラマ「おカネの切れ目が恋のはじまり」主題歌
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★★☆
地声最低音mid1C(C2) ※Aメロで登場
地声最高音mid2G#(G#4) ※サビで登場
裏声最高音mid2G#(G#4) ※サビで登場
スピードBPM127(標準的な速さ)
ラップなし
turn over?について

2020年9月16日に配信限定でリリースされたシングル曲です。
前作から約半年ぶりのシングル曲で、配信限定としては約2年ぶりとなります。

タイアップとして考えると、ドラマとしては2018年以来、
TBSのドラマでは2004年の「オレンジデイズ」の主題歌「Sign」以来となります。

タイアップしたドラマが主演である「三浦春馬」さんが死去されたことにより、
全8話予定が4話予定になりました。
話数は半分だったものの、三浦春馬さんの最後の作品ということで、見た人も多く、それゆえにこの曲の知名度も高いものとなっています。

オリコンチャートでは週間2位の好成績を残しています。
余談ですが、曲の演奏時間がMr.Childrenの曲中で一番短く、
またタイトルに「?」を使用しているのも初です。

YouTubeにて、公式チャンネルが音源を公開しています。
音源ですので、映像は切り替わりません。しかし、フルで音楽を聴くことができます。
2020年10月現在再生回数が10万回を越えています。

男性から女性へ向けた愛を高らかに歌った歌詞のように思えます。
曲中に「ダーリン」という言葉が出てきますが、こちらは女性から男性へ言われることがとして日本では浸透しています。

しかし海外では男性から女性に対して使用することもあるので、
歌詞をよく見てみると、主観が男性であることが分かります。

曲調はアップテンポで、リズミカルな特徴があります。
初期の頃の「シーソーゲーム」などに近い雰囲気ですね。
アップテンポではありますが、疾走感があるほどではありません。

「turn over? / Mr.Children」の構成と歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ(2回)→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2C
  • 低音:地声最低音mid1C
  • 音程:普通(変化は緩やかだが、一部急激に変化する部分あり)

リラックスして口ずさむように歌唱していきます。
ほとんどが低音域ですので、低音が苦手な人はしっかりと発声を心がけましょう。

歌詞の切れ目と歌唱の切れ目が一致しているのでリズムは取りやすいです。
ですが切れ目の長さがフレーズによってバラバラなので、Aメロでの歌い方を丸ごと覚えてしまった方が歌いやすいでしょう。

Bメロ
  • 高音:mid2G
  • 低音:mid1F
  • 音程:やや易(高音だが、変化が単調で歌いやすい)

地声部分はやや力を入れて歌唱します。
その後すぐに張りあがってBメロでの最高音が来ます。
この部分は裏声になっていて、力を抜いてすり抜けるような発声をしています。

芯を通すのではなく、消え入るような裏声です。
また裏声の後はすぐに地声に切り替えます。
地声から裏声、裏声から地声の切り替えの実力が問われている部分です。

全部で2フレーズしかなく、音程配置も全く同じなので歌いやすい部分です。
急に裏声に変化するために、苦手な人はやや苦戦するかもしれません。

サビ
  • 高音:mid2G#(地声、裏声両方最高音)
  • 低音:mid1D#
  • 音程:難(高音差が酷く、音程を外しやすい)

強めの発声でしっかりと歌唱していきます。
1音1音がかなり短く、変化が複雑なために、しっかりと発声しないとらしさが出ません。
流れに任せて歌唱すると音程を外しやすく、それっぽく聴こえなくなってしまいます。

高音部分では地声、裏声両方の最高音が登場します。
サビ内で全部で2か所最高音があり、1か所目は地声、2か所目は裏声で出しています。
2か所目の裏声はBメロと同じく抜けるような裏声になっていますね。

曲中において屈指の難所です。
しっかりとメロディや歌い方、歌詞を覚えて練習を積みたい場所と言えるでしょう。

Cメロ
  • 高音:mid2F
  • 低音:mid1D#
  • 音程:やや難(一部、高音差が酷く、音程を外しやすい)

音域の変化がかなり激しいですが、ここも力を入れてはっきりと歌唱する場所です。
サビと同じように歌唱するのが一番良いと思われます。
音程配置やメロディもサビに似ています。

後半にCメロで最高音のmid2Fが出てきますが、ここも裏声となっています。
サビ同様抜けるような裏声で歌唱していきましょう。

ラストサビ
  • 繰り返し:あり
  • 転調:なし

カラオケで歌う場合の「turn over? / Mr.Children」の総評

曲中での音域はmid1C(C2)~mid2G#(G#4)とかなり広いです。
地声、裏声最高音ともにmid2G#(G#4)となっております。
低音が男性の平均的な音域を少しだけオーバーしています。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

サビ、Cメロで音域が激しく変化します。
全体的に高音も低音も割合が多めです。
音域的な難易度は高いと言えるでしょう。

地声最高音はmid2G#(G#4)で、サビの前半で登場します。
それ以外にもmid2Gのキーも登場するので、少なくとも地声でmid2Gまでは余裕をもって出せる必要があります。
高音が得意な人ならば、キー調整をしなくても歌唱できるレベルです。
ちなみに地声最高音の登場は一瞬です。

もしも高いと感じる場合は、キーをわずかに下げるのが吉です。

キーは、1つ下げるのがおススメです。

これで地声最高音がmid2G(G4)になり、サビの高音もmid2F#になります。
もしも低音に自信がある場合は、もう1つ下げてもOKです。

というのも、地声最低音はmid1C(C2)なので、あまり余裕がありません。
低音が苦手な人だと、原曲キーで歌唱しても出しずらさを感じるでしょう。

地声最高音はmid2G#(G#4)で、こちらはサビの後半で登場します。
同じサビにもかかわらず、最高音を地声と裏声で切り替えるのは少し難易度が高いですね。
裏声そのものは力を入れない、抜けるような裏声です。一瞬しか登場しません。

余談ですがBメロの最高音mid2Gも裏声で、こちらは長めの発声になります。
裏声が苦手な人は、Bメロの裏声にも注意です。
また、Cメロの最高音mid2Fも裏声となっています。

裏声は基本的にはhiCから上の音を出すことが多いです。
なのでmid2Fやmid2Gといったやや低い音を裏声で出す訓練をした人は少ないと思います。
そのため、裏声のレベルもやや高めと言えますね。

音程難易度はやや難になります。
とくにサビが難しく、音程変化がかなり細かいです。
しっかりとした発声をしないと音程が合わなくなり、思ったとおりに歌えなくなるレベルです。

ここまで難しいと、カラオケで練習をしてもまだ歌いにくさを感じるレベルですね。
一方で、AメロやBメロは歌いやすい印象を受けます。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや難になると感じました。

音程、裏声に関してややレベルが高い曲です。
とくに裏声に関しては登場頻度が多く、どこが裏声を使う場所なのかを事前にしっかりと把握しておく必要があります。
高音こそきつくはありませんが、全体的に高い歌唱力が求められる曲だと言えるでしょう。

少なくとも、カラオケで全く練習せずに歌いこなせるような曲ではありません。
さまざまな曲を歌いこなした人であっても、まずは練習で歌唱してみるのがおススメです。
その上で、Mr.Childrenの桜井さんの歌い方を真似していきたいですね。

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