Mr.Children(ミスターチルドレン/ミスチル)の大ヒットシングル「HANABI(はなび)」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
「HANABI / Mr.Children」の楽曲音域データ
アーティスト | Mr.Children |
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リリース | 2008/9/3 |
タイアップ | ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズ主題歌 |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★☆☆☆ |
地声最低音 | lowG#(G#2) |
地声最高音 | hiA(A4) |
裏声最高音 | なし |
スピード | BPM112(やや速い) |
ラップ | なし |
2008年9月3日にリリースされたシングル曲です。Mr.Childrenの33枚目のシングル曲になります。ドラマ「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」の主題歌に起用されており、そのドラマが劇場版を含めて4作もの大ヒットとなり、そのすべてに主題歌として起用されているので抜群の知名度を誇ります。
最近のMr.Childrenの曲の中ではもっとも有名な一曲ですね。2022年にストリーミングで再生回数が1億回を突破し、プラチナの称号を獲得しています。
Mr.Childrenの楽曲でストリーミングの再生回数が1億回を突破しているのはこの曲だけです。
YouTubeに公式チャンネルがMVを投稿しています。
2022年10月現在、再生回数は5800万回を突破していて、根強い人気が伺えますね。
「HANABI」はしんみりとしたメロディですが、サビで壮大なイメージを想起させるバラードソングとなっています。
「HANABI / Mr.Children」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ(2回)→Bメロ→Aメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 終盤:Cメロ→ラストサビ
- 高音:mid2D#(D#4)
- 低音:地声最低音lowG#(G#2)
- 音程:やや易
音域はやや広く、最低音がこのパートで登場します。最低音の登場頻度は少なく、無視しても良いレベルです。最低音を無視するとその次に低いキーはmid1C#(C#3)となるので、このキーならばやや低い程度のキーです。
スピードはやや速く歌詞を敷き詰めていますが、リズムに乗って歌唱することで音程を合わせられます。息継ぎをする暇は十分にあるので、難易度はそこまで高くはありません。
Aメロですが、やや力を入れて歌唱します。リズムに乗って口ずさむように歌唱をするのがおススメです。
曲中で一番多く登場するパートですので、聴いて歌ってをしていると経験値が溜まりやすいパートです。歌詞やメロディも覚えやすいのが良いですね。
- 高音:mid2G#(G#4)
- 低音:mid1F(F3)
- 音程:やや易
音域はAメロから継続してやや広いのですが、Aメロよりも高音域が多めとなっています。地声最高音に近いキーも頻出するので、少し苦しさを感じるかもしれません。
やや急激な変化はあるものの、全体的に合わせやすい位置に音程は配置されています。
歌詞を四分割した場合に、偶数番目の個所では力を入れ、逆に奇数番目の個所ではやや力を抜くとメリハリが出来て良い感じです。偶数番目はキーが高めですので、張り上げるようにして歌唱をしていきましょう。
- 高音:mid2F#(F#4)
- 低音:mid1D#(D#3)
- 音程:やや易
Bメロよりも音域が低くなる珍しい構成をしています。音域的には中音域がやや多めですが、男性からしても高いとは感じないキーです。
音程に関しては依然として緩やかな変化が多いために合わせやすくなっています。ただフレーズは長くなるために、肺活量が持たなくなる可能性はあるため、ブレスはしっかりと意識しましょう。
前半部分に関しては高音が連続するために安定した発声を意識します。息継ぎをする暇がかなり短いですが、少しでも息を吸えるように心がけてみてください。
後半部分はやや低音になりますが、高音に張り上げる部分があります。その部分で母音を強調させていきましょう。
- 高音:mid2G#(G#4)
- 低音:mid1G#(G#3)
- 音程:普通
音域は狭く、主に高音域からなります。ラストサビを除くと音域的にはやや高めのパートで、ここから先は高音が連続する形になります。
音程に関しては細かい変化が多く、とくに中音域から高音域に向けて一気に上がる音程配置が多めです。その後にすぐにキーが中音域に下がってくるので、細かい部分を外しやすいですね。
カラオケでマイクをもって歌っているという意識ではなく、ただ口ずさんで歌唱しているという意識を持つとらしさがでます。イメージとしては中よりも外で歌っているような感じです。
後半に向けてやや力を入れていき、ラストサビで爆発させる流れを作れると良いですね。
- 転調:あり(地声最高音hiA(A4))
- 繰り返し:あり
転調および繰り返しがあります。転調はキーが+1されるので、サビの最高音はmid2G(G4)となります。これでもまだBメロCメロの方が高いので、そこまで苦しさは感じないはずです。
問題は繰り返しの方で、繰り返しというよりも最後にフレーズが追加されていて、この部分が高音の連続となっています。さらに最高音であるhiA(A4)でしめるという徹底ぶりです。
最後はやや苦しくなると思いますが、ブレスを意識しつつ歌いきってください。
カラオケで歌う場合の「HANABI / Mr.Children」の総評
曲中での音域はlowG#(G#3)~hiA(A4)とやや広めです。
地声最高音はhiA(A4)で、裏声は使われていません。男性の平均的な音域から考えると、下の方に大きく広がっているのが目立ちます。
音域は低音域~高音域まで幅広く登場します。ただ後述する音程の関係からそこまで歌いにくさは感じないでしょう。
地声最高音のhiA(A4)はラストサビで登場します。ロングトーンの形で登場し、かつそれまでもmid2G(G4)付近の高音を連発していることを考えると、このhiA(A4)のキーはやや余裕をもって出せるくらいでないと歌唱は厳しいでしょう。ちなみにこのキーに関しては登場は一か所のみです。
その部分を除くと、mid2F(F4)やmid2G(G4)のキーが多めです。このキーならば、カラオケで歌い慣れていれば出せる人も多いです。そのため
高音域が連発するために、少しキーを下げるだけでも一気に楽になるはずです。
地声最低音はlowG#(G#3)ですが、このキーは正直無視しても良いと言え、それ以外ですとmid1C#(C#3)が低音となります。
このキーは低いと感じますが、低音が得意であったり、カラオケで歌い慣れている男性の方ならばキー調整をしても出せる可能性が高いです。
ただキーを下げると音程の正解率は当然下がりますので、高音に自信がある場合はなるべく原曲キーでチャレンジしましょう。
音程難易度はやや易となっています。
急激な変化も少なく、合わせやすい位置に配置されています。曲のスピードもゆっくりですし、メロディラインも覚えやすいのが良いですね。何度も練習を重ねれば音程90%越えも夢ではないと思います。
以上を考慮して、
「HANABI」はMr.Childrenの曲の中でもカラオケで上位に入るほどの人気曲で、その秘密は歌いやすさにあると思います。音域はやや広く、キーは少し高めですが、比較的ミスチルの曲の中では取り掛かりやすい曲だと言えるでしょう。
知名度も高いですし、カラオケではPVも流れるので、周りの人が知っている可能性が高いのも良いですね。
しみじみとした雰囲気を生かすためにも、カラオケでは中盤以降に入れてみるのをオススメします。ぜひともマスターして披露してみてください。
自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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