「ミックスナッツ / Official髭男dism」のカラオケでの歌い方【音域】

Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)の大人気アニメ楽曲「ミックスナッツ」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「ミックスナッツ / Official髭男dism」の楽曲音域データ

アーティストOfficial髭男dism
リリース
2022/4/15
タイアップ
アニメ「SPY×FAMILY」OPテーマ
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★☆☆
地声最低音mid1D#(D#3)
地声最高音hiD(D5)
裏声最高音hiC#(C#5)
スピードBPM150(速い)
ラップなし
ミックスナッツ について

2022年4月15日にリリースされたシングル曲です。配信限定シングルで、オリコンランキングでは週間ランキング1位に輝いています。

アニメ「SPY × FAMILY」のOPテーマに起用されていて、同アニメが放送前から期待が高まっていたために、OPテーマであるこの曲も一気に人気になりました。

Official髭男dismの有名曲の中ではアニメ「東京リベンジャーズ」に起用された「Cry Baby」以来のアニメソングとなっています。

発売開始からカラオケでも人気度が高めで、2022年度は週間カラオケランキングでTOP10にかなりの確率でランクインするほどでした。

YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年10月現在、7000万回を突破しています。まだ投稿からそこまで日が立っていないのに凄まじい再生回数です。1億回を突破するもの時間の問題でしょう。

PVはアニメとは直接の関係がないものの、こちらはこちらでストーリー性のあるものとなっていて楽しむことができます。もちろん曲も最後まで聴くことができます。

「ミックスナッツ」はアップテンポな調子で進んでいく軽快ナンバーです。ちなみに「ミックスナッツ」とはピーナッツの「ナッツ」と、何かを混ぜたお菓子の名称で、アニメでもピーナッツという単語がよく登場します。

アニメを見ていると共感できる部分が多めの歌詞となっていますので、もし気になったならば見てみてください。

「ミックスナッツ / Official髭男dism」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:hiA(A4)(1番ではmid2G#(G#4))
  • 低音:地声最低音mid1D#(D#3)
  • 音程:普通

音域はやや広く、最低音がこのパートで登場します。登場頻度は一回と少ないのですが、音程バーが長いためにしっかりとした発声が求められています。とはいえキーから考えると低音ながらやや高めですので、出すことに問題はないはずです。

音程の変化は激しく、複雑に変化する箇所が多めです。ただしリズムに乗って歌うことで音程が合わせやすくなっており、息継ぎをする暇も充分にあるので音程が難しすぎるというわけではありません。

Aメロゆえに少し力を抜いて余裕のある歌声で歌唱します。弾むようなリズムで歌唱して行きますが、声を張り上げる高音部分に関しては力を入れて歌唱します。

ちなみに2番では一部が転調し、hiA(A4)のキーが多く登場します。やや高いものの曲全体として考えると最高音との差が結構ありますので、余裕を持って発声したいところです。

Bメロ
  • 高音:hiA(A4)
  • 低音:mid1F#(F#3)
  • 音程:普通

音域はAメロの低音域を上に狭めた形になります。音域的は中音域から高音域で構成されていて、歌いやすいパートです。低すぎず、高すぎないのが良いですね。

ただし音程に関してはやや歌詞を敷き詰め気味で、しっかりと歌詞と歌い方を覚えておく必要があります。

音程変化の方は緩やかになっていますので、総合的な難易度はAメロと同じくらいです。しっかりと歌い上げてサビへと繋いでいきたいですね。

Aメロと同じ力加減で歌唱します。ただし、サビに繋がる最後の高音ロングトーンの部分ではかなり力を入れて歌唱するのをオススメします。一気に張り上げて高めのロングトーンで周りの目を集めて行きましょう。

サビ
  • 高音:地声hiC#(C#5)、裏声最高音hiC#(C#5)
  • 低音:mid2C#(C#4)
  • 音程:普通

音域は1オクターブと狭くなりますが、全体的に高音域が多めになります。最高音こそ登場しないものの、地声裏声共にhiC#(C#5)の高音が登場です。

それに準ずるキーも多く登場しますので音域的にはやや歌いにくく、苦しい印象を受けるでしょう。

裏声に関しては中音域の地声から一気に裏声の方にシフトさせて発声します。裏声の発声そのものは短いのですが、急激な音程のシフトと共に裏声に切り替えるので、地声から裏声の切り替えがスムーズにできる必要があります。

音程変化が複雑ですが、AメロBメロと同じようにリズムに合わせて歌うことである程度の音程を合わせることが可能です。このパートに関しては音程を合わせるというよりも、高音の方に意識を集中して行くとよいでしょう。

歌い方に関してはずっと力を入れっぱなしというわけではなく、力を入れて抜いてを繰り返すと良いです。高音部分と中音部分がほぼ入れ替わる形で発生しますので、高音部分は力を入れて、中音部分はやや力を抜いてを意識するとメリハリがついてらしさが出るでしょう。

ラストサビ
  • 転調:あり(地声最高音hiD(D5)
  • 繰り返し:あり

転調は一部のみで、その部分で地声最高音が登場します。この転調部分も見せ場の一つですので、キーがhiD(D5)と高いのですが、しっかりと決めていきたいところです。

繰り返しはあるというよりも、最後に1フレーズ追加されている形になります。高音を出し続けて辛くなっていると思いますが、しっかりと最後まで決めていきたいところですね。

カラオケで歌う場合の「ミックスナッツ / Official髭男dism」の総評

曲中での音域はmid1D#(D#3)~hiD(D5)とかなり広いです。
地声最高音はhiD(D5)で、裏声最高音がhiC#(C#5)です。男性の平均的な音域から考えると、上に大きく広がっていると言えます。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

曲を通しての音域から分かるように、各パートでの音域も広めです。とはいえ各パートは高音域が目立ち、とくにサビは1オクターブと狭いのですが、高音域が集中しています。

地声最高音はhiD(D5)で、ラストサビで一部転調して登場します。サビでもhiC#(C#5)のキーが多く登場しますし、それに準ずるキーも多めです。

中心となっているキーはhiA(A4)付近ですので、かなり高音に自信がないと歌唱は厳しいでしょう。とくにこの地声最高音を出す場面では既に喉が限界を迎えている可能性も高いです。

これらのキーは当然、男性の平均的な音域を優に超えています。なので高音が相当得意でない方以外はキーを下げることがおすすめです。

以上を考慮すると

カラオケで歌唱する際には、キー調整は-4~-5くらいがおススメです。

これで最高音がhiA(A4)~hiA#(A#4)付近になり、高音がやや得意な人ならば手を出せる高さとなります。サビの高音部分も一気に下がるので、キー調整はかなり有効です。これでも高いと感じる人はさらに下げてもOKです。

ちなみにラストサビの地声最高音を裏声で歌唱する方法についてですが、かなりはっきりとした発声になっているために、裏声で歌唱するとインパクトが薄れると思われます。

裏声で出すよりも、キー調整をしてなんとか地声で発声したほうが個人的にはおススメです。

地声最低音はmid1D#(D#3)で、Aメロで登場します。
男性の平均的な低音域から考えると少し余裕があるのですが、このキーを-5するとmid1A#(A#2)になり、流石に低すぎるかなという印象です。男性であっても低さを感じる音域なのは間違いありません。

最低音の登場回数は一回なのですが、それに準ずるキーは3つ高いだけですので、キー調整をしてさらに最低音を無視しても中心となる低音はmid1C#(C#3)となってしまいます。

高音がきついためにキー調整をしたいのですが、音域が広いためになかなか難しいですね。低音域にやや自信があるか、あるいは低音をすべて無視するような形になると思います。

裏声最高音はhiC#(C#5)となっています。
サビで登場しますが、各サビで1回の登場です。裏声の方が地声よりもキーが低いという珍しいパターンで、地声最高音を何とか出来たのならばそこまで問題にならないと思います。

ただし速いスピードの中で地声から裏声への切り替えを一瞬で行いますので、裏声としての難易度はやや高めです。

音程難易度は普通となっています。
全体的にペースが速く歌詞を敷き詰めているのですが、音程は歌いやすい位置に配置されています。リズムに合わせてノリノリで歌唱すると音程を合わせることができるはずです。

歌詞とメロディをしっかりと覚えた後はOfficial髭男dismの歌い方を再現しつつ、音程ではなく高音に意識を集中させるといいでしょう。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや難になると感じました。

「ミックスナッツ 」はOfficial髭男dismの曲らしく、高音域が苦しい曲ですね。音域が広いためにキー調整ができないのもなかなかに難易度を上げています。

カラオケで人気の曲らしく、歌っていてとても楽しいのですが、歌いこなすにはかなりの練習を必要とすると考えられます。

Official髭男dismの曲は他にも有名な曲がありますので、キー調整をするのは前提ですが、他の曲で練習してみるのもおススメです。

その際は、以下のまとめ記事をぜひとも参考にしてください。

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