「いつか / Saucy Dog」についてカラオケでの歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「いつか / Saucy Dog」の楽曲音域データ
アーティスト | Saucy Dog |
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リリース | 2016/8/2 |
タイアップ | AbemaTV『AbemaPrime』3月ED |
総合難易度 | ★★★★★ |
音程難易度 | ★★★★☆ |
地声最低音 | mid1D(D3) |
地声最高音 | hiC(C5) |
裏声最高音 | hiE(E5) |
スピード | BPM80(標準的な速さ) |
ラップ | なし |
2016年8月2日にリリースされたE.P曲です。1st.E.Pである「あしあと」に収録されています。タイアップはありますが、こちらでの知名度は低めとなっています。
2022年の上半期ランキングで同アーティストの楽曲「シンデレラボーイ」がヒットし、カラオケランキングでも上位に入りました。それゆえにこの曲も知名度が高まり、カラオケランキングにもランクインしています。
YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年10月現在、6800万回を突破しています。E.P.内でのみならず、公式チャンネル内でもトップクラスの再生回数を誇っています。
「いつか / Saucy Dog」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ(2回)→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ
- ラスト:Cメロ→ラストサビ
- 高音:mid2G(G4)
- 低音:地声最低音mid1D(D3)
- 音程:やや難
音域は狭く、中音域に収まっています。歌いやすい高さではあるのですが、伴奏の音が少し小さく音程を合わせにくいのが難点です。しっかりと歌詞やメロディーを覚えて歌唱するのが大切です。
呟くような声で歌唱します。あまり力を入れずに歌唱しますが、フレーズの一つ一つがかなり長いので息継ぎが重要です。フレートフレーズの切れ目でしっかりとブレスをするように意識しましょう。
- 高音:mid2G(G4)
- 低音:mid1G(G3)
- 音程:普通
Aメロの続きのような形になっており、ここでも音域は狭めです。中音域の音が多いのも継続しています。
音程に関してはAメロよりも易しくなり、歌詞を敷き詰めていないので少しだけ余裕が出てきます。ただし、相変わらず伴奏が小さいのでしっかりと歌詞やメロディーを覚えておく必要があります。
歌い方に関しては前半部分はAメロと同じで構いませんが、最後に関してはサビに繋がるという観点から力を入れた歌唱がオススメです。またフレーズそのものが長いのはAメロから継続していますので、息継ぎには充分注意しましょう。
- 高音:地声最高音hiC(C5)、裏声最高音hiE(E5)
- 低音:mid2D(D4)
- 音程:やや易
音量狭いのですが、高音域が集中します。このパートで地声最高音と裏声最高音の両方が登場です。どちらもかなり高いので、音域的には歌いにくいと言えるでしょう。
一方で音程に関しては伴奏が大きくなるためにリズムがとりやすく、そこまで複雑な変化がないために合わせやすくなっています。またフレーズの一つ一つが短くなるので、息継ぎもしやすくなります。
高音域が集中するためにほぼ全力の歌唱になるでしょう。特に裏声の部分で声が裏返りやすいので、しっかりと息を吸って準備をしましょう。
- 高音:地声hiA(A4)、裏声hiD#(D#5)
- 低音:mid2D(D4)
- 音程:普通
ここも音域が狭いのですが、キーは高音域に集中しています。サビの延長と考えるとわかりやすいかもしれません。このパートは二番のBメロからサビを挟まずに移行します。
伴奏が大きくフレーズが離れていないので、息継ぎはしやすいです。音程は複雑な変化こそありますが、全体的に合わせやすい配置になっています。
全体的に力強い発声で歌唱します。訴えかけるような、叩きつけるような気持ちを込めてみましょう。ただ、後半に関しては裏声で音程を変化させる部分があります。この裏声は芯を入れたはっきりとした裏声になっていますので、メロディーを聞いて出し方をしっかりとおさらいしておくと良いでしょう。
- 転調:なし
- 繰り返し:あり
繰り返しと最後に追加のフレーズがあります。転調はしないのですが、全体的にキーが高いために最後まで油断は禁物です。
立って歌う、目を瞑るなどして、なるべく綺麗な高音を維持していきましょう。
カラオケで歌う場合の「いつか / Saucy Dog」の総評
曲中での音域はmid1D(D3)~hiE(E5)とかなり広いです。
地声最高音はhiC(C5)で、裏声最高音がhiE(E5)です。男性の平均的な音域から考えると、上に大きく広がっていると言えます。
曲を通しての音域は広いですが、各パートでの音域は標準的です。Aメロ、Bメロは低音域、サビとCメロが高音域になっています。
地声最高音はhiC(C5)で、サビで登場します。
登場頻度は各サビで1回のみですが、それに準ずるhiB(B4)やhiA(A4)のキーがかなり多く、hiA(A4)が平均的な音域と考えても良いくらいに高いです。
正直、高音が得意な人でも辛さを感じるくらいには高音域が連発されます。
このキーは男性の平均的な最高音を優に超えていますので、相当高音に自信がある人以外はキーを下げた方が無難です。その際は
これで地声最高音がmid2G(G4)~mid2G#(G#4)になります。高音域が集中している曲はキーを下げると広い範囲での高音が一気に低くなるので、格段に歌いやすくなります。
地声最低音はmid1D(D3)です。Aメロで登場します。
男性の平均的な低音域ギリギリで、登場頻度もやや多いです。ですが、サビやCメロでの高音を考えると、下げざるを得ないというのが感想です。
幸い、準ずるキーはmid1E(E3)ですので、キーを4つ下げてもmid1C(C3)です。地声最低音は苦しくなると思いますが、それ以外はギリギリ歌唱ができる範囲でしょう。
裏声最高音はhiE(E5)となっています。
サビで登場し、地声から一気に変化します。このキーは男性の裏声として考慮するとかなり高く、出せない人も多いと思われます。キー調整をしていれば-4でhiC(C5)ですのでギリギリ出せる高さになります。
(hiC(C5)は男性の平均的な裏声最高音です)
この他、CメロでもhiD#(D#5)の裏声が登場します。こちらは一気に変化するわけではないのですが、裏声で音程を切り替えるという難しいテクニックを要求されます。
出し方はサビ、Cメロどちらも同じですが、これらの部分に関して家で裏声の練習をすると良いでしょう。
音程難易度は普通~やや難となっています。
難易度を上げているのはAメロとBメロです。これらのパートは伴奏が小さめで音を取りづらいです。さらにフレーズの一つ一つが長いために息が苦しくなりがちです。
サビやCメロは歌いやすいのですが、AメロBメロの難易度が高いのでそれらの部分のメロディーや歌詞を事前に家で原曲を聞きながらしっかりと覚え込む必要があるでしょう。
以上を考慮して、
「いつか」は難易度的には難寄りのやや難といったところでしょうか。高音、音程共に難易度が高めですね。しっかりと練習をしないとカラオケでは披露できないと感じました。
家で曲を聴きこむのはもちろんのこと、実際に口ずさんでみて感覚を掴んでいきたいところです。そしてその後でカラオケに行って、さらに歌声に磨きをかけるといった練習方法がおすすめです。
練習をして行く中で、自分に合ったキーを見つけられると良いですね。