カラオケの採点項目に抑揚というものがあります。この抑揚という項目、少し難しい項目です。自分では抑揚をつけているように思えてもなかなか点数が伸びなかったりします。
今回はこの抑揚について、どのように採点しているのか、そして点数が上がるコツを中心にご説明します!
カラオケで抑揚をつける3つのコツは以下の通りです。
- マイクを動かす
- 抑揚がつきやすい曲を歌う
- マイクの音量に注意する
それぞれのコツについて、以下で詳しく見ていきましょう。
※2019年にリリースされた「精密採点Ai」では抑揚の採点基準が大きく変わりました。下記掲載のコツは「精密採点DX-G」までのコツとなります。
「精密採点Ai」に関する表現力の攻略に関しては以下の記事を参考にしてください。
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カラオケでの抑揚は声の大きさを見ている!
抑揚という言葉から勘違いする方が多いのですが、カラオケの採点でいう抑揚は一般的な抑揚とは少し違います。
実は、カラオケの抑揚=声の大きさ、なんです。
え?それって抑揚じゃないじゃないか!そう思う方も多いと思います。ですがカラオケは声の大きさのみを採点していて、イントネーションのような抑揚という言葉から普段導き出されることは何一つ見ていません。
ですので、よく勘違いしてCDの原曲に少しアレンジを加えている人が居ますが、それでは抑揚は上がりません。
カラオケの抑揚=声の大きさ。これをよく覚えておいてください。この仕組みを押さえているかで、カラオケでの抑揚の点数が変わってくることは言うまでもないでしょう。
カラオケでの抑揚は、細かい単位で採点している
Aメロとサビで声の大きさは違いますよね?導入のAメロは声は小さく、サビは力を入れるので声は大きくなると思います。しかし、それではいつも歌っているときと変わらないですよね?
その状態では抑揚の点数が伸びないことはもうご存知だと思います。
実は抑揚はAメロ、Bメロ、サビといった括りではなく、さらに細かい範囲で判定をしています。採点の時に音程のバーが出ると思いますが、この画面一つ(節と名付けます)が採点範囲です。ですのでこの節の中で声の大小をつける必要があります。
さらに、この声の大小は差が大きければ大きいほど抑揚が上がります。声を小さくするところはマイクが音を拾う限界ぎりぎりくらい小さく、逆に大きいところは可能な限り大きくすると良いです。
あなたは男性ですので、低音の部分は無意識に声が小さくなるでしょう。逆に高音部分は少し厳しいかもしれないので、気合を入れて声を大きくする必要があります。
また、抑揚は節の中での最大の大きさと最小の小ささを見ています。ですので一か所だけを小さな声で歌い、一か所だけを大きな声で歌うとかなりの高得点が期待できます。
この方法では不自然に聴こえますので、例えば小さい部分はロングトーンのフェードアウト(長い伸ばしで消え入るように声を小さくしていくテクニック)を用いるとか、声の大きい部分はサビの一番盛り上がる部分に持っていくなどします。
このように声の大小をコントロールすることで高得点を取ることが可能となります。
3つコツを覚えて簡単にカラオケでの抑揚をつけよう!
カラオケで高い抑揚を取るコツ1:マイクをコントロールしよう!
声の大きさを変えることが抑揚の評価を上げるとはいえ、自分の声の大きさを気にしながら歌うのは難しいです。
「歌詞を追うのも精いっぱいなのに、そこに声の大きさのコントロールもするなんて……。そもそも歌うのに夢中で全部大きな声になるよ……」
そんなあなたのために簡単に声の大きさを変えられるコツを紹介します。このコツは今すぐできるものです。ずばり、自分の声をコントロールできないならマイクにコントロールしてもらえばいい、ということです。
どういうことかといいますと、実はマイクは口との距離によって拾う音の大きさが変わってきます。マイクを口から離して歌えばスピーカーから流れる自分の歌声は小さなものに、口に近づければ逆に大きなものになります。この原理を利用して抑揚をつけます。
抑揚の判定は節ごとに行っています。なので採点で出てくる一つの画面を目測で半分に区切り、片方ではマイクを近づける、もう片方ではマイクを遠ざけるとします。
そうすることでその節である程度の抑揚(声の大小)が出来ていると機会に判断させることができます。この方法は非常に有効で、自分の歌声をコントロールする必要がありません。自分のペースで歌いつつ高い抑揚を取ることが出来ます。
注意点としましては、慣れないうちはマイクを動かすことを忘れそうになります。これに関しても練習を繰り返すことで慣れていくので心配する必要はありません。
このコツは手っ取り早く抑揚を上げるのに最善です。ぜひとも習得するようにしてください。
カラオケで高い抑揚を取るコツ2:抑揚が付きやすい曲を歌う
世の中には数え切れないほどの曲があります。上で紹介したマイクの操作で確かに抑揚はつきやすくなります。ですがそもそも抑揚がつきやすい曲、つきにくい曲があることはご存知でしょうか?
例えば、アップテンポな曲である「ココロオドル」や平坦な調子の曲である「世界に一つだけの花」は抑揚をつけづらいです。盛り上げることを目的としているために、声が大きいまま最後まで歌い切りがちです。
一方でバラードの曲である「TSUNAMI」ではAメロはしみじみと、サビでは少し大きく歌いますので抑揚がつけやすいです。
バラードでなくても抑揚の付きやすい曲はあります。例えばですが、Kinki Kidsの「ボクの背中には羽がある」という曲はバラード曲ではないですが、抑揚がつきやすいです。
そういった曲を覚えてカラオケで歌って、高い抑揚を取るというのが2つ目のコツです。
マイクコントロールだけでなく色々な曲を聴いて、歌って、抑揚が高くなりがちな曲を探してみましょう。
曲を探すのがめんどくさいと思ったあなた!安心してください!当サービスでは抑揚が取りやすい男性曲を一覧で紹介しています。
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上の記事では抑揚が取りやすい男性曲を13曲も紹介しています。抑揚に合う曲を知らない場合でも、例え知っていても、ぜひとも参考にしてみてください。
また、女性曲の方も以下にまとめてあります。
あなたは「男性である自分には関係ない!」と思うかもしれませんが、実は女性曲を男性が歌う事は何ら変なことではありません。
オクターブ下で歌えば問題なく歌えますし、女性曲の方が声が安定するので実は点数が上がりやすいです。男性だから、と避けたい気持ちも分かりますが、一度でいいので試してみてください!
カラオケで高い抑揚を取るコツ3:マイクの音量に注意する
マイクと口の距離で抑揚は変化します。この方法を用いたのがマイク操作なのですが、実はマイクの音量設定も抑揚に影響を及ぼします。
カラオケの採点機は抑揚を判定する際にあなたの声とマイクの音量、どちらも考慮して採点しているようです。ですのであなたがいくら声の大小をつけようとも、マイクの音量がとても大きい、あるいはとても小さければ抑揚はつかないことになります。
一般的なカラオケ店であれば特に設定を変えなくても大丈夫だと思います。ですが前に入った人がマイクの音量をめちゃくちゃ大きくしている、というのもたまにあります。ですがそれ以上によくあるのが、カラオケ本体のマイク音量がものすごく小さい、ということです。
その場合はマイクの音量を丁度良い大きさに設定してきちんとマイクが抑揚を採点してくれるようにしましょう。
カラオケ本体の右下にある「マイク音量」と書かれているつまみが表に出ているマイク音量です。これを調節することで音量操作ができます。
音量操作は簡単にできるコツですが、それゆえに忘れやすいコツでもあります。もしも抑揚がいつもよりも高くなりにくいな、と感じたら、マイクの音量を確かめてみてください。
カラオケで抑揚をつける3つのコツ ~おわりに~
カラオケの抑揚を上げるコツは以下の3つです。
- マイクを動かす
- 抑揚がつきやすい曲を歌う
- マイクの音量に注意する
特にマイクを動かすというコツは誰でもできることなのですがあまり知られていません。やはり抑揚という言葉のせいで声の大小、という部分に気付かないからだと思います。
そういった意味ですと、カラオケの抑揚の意味を知っていることが1番のコツなのかもしれません。
また、マイクの音量は抑揚にかなり影響を及ぼしますので、少しでもおかしいなと思った場合は疑ってみてください。マイク音量1つで一気に改善されることも珍しくありません。
抑揚は精密採点DX-Gにおいて表現力を構成する項目の1つです。表現力については以下の記事で説明しています。こちらの記事も参考にしてください。
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