カラオケの採点機能で楽しんでいると、「しゃくり」という項目の回数が多い場合があります。このしゃくり、カラオケにおいてどう採点に影響するのか疑問に思ってる方も多いです。
結論から述べてしまうと、しゃくりは「多い分にはデメリットはない」テクニックです。例えば、いつも通りに歌ってしゃくりが50回入るとします。
これはカラオケの精密採点DX(DX-G)では加点の要素になります。しゃくりが多いというだけで、減点されることはありません。さて、しゃくりがカラオケにとってデメリットにはならないと分かったところで、もう少しこのしゃくりを掘り下げてみましょう。
ひょっとしたら知っているだけで点数が上がるような、あなたの知らない知識があるかもしれません。
しゃくりが多いとカラオケでの点数が上がる!
しゃくりの回数が多いと精密採点DX(DX-G)の点数が上がりやすいです。しゃくりはカラオケの精密採点の項目のうち、表現力に影響を及ぼします。
表現力には抑揚、しゃくり、こぶし、フォールがあります。この中で表現力にもっとも影響を及ぼしているのは抑揚ですが、その次に影響を与えているのがしゃくりです。
抑揚としゃくりでカラオケ採点の表現力は決まっているといっても過言ではありません。しゃくりが多ければ多いほど、表現力に加点がされます。もちろん加点には限度がありますが、少ないよりは多い方が良いのは間違いないです。
しゃくりでカラオケの点数は何点くらい加点される?
さて、気になるしゃくりの表現力に対する加点です。しゃくりは15回程度が最大値のようです。それ以上しゃくりをしても表現力は上がりません。
表現力の上昇値はしゃくりの回数に比例しますが、ある程度のしゃくりの回数をこえると加点の限界が訪れます。その限界値が15回程度ということです。実際にカラオケでしゃくりと表現力の数値を測定した結果、しゃくりの回数と表現力に対する加点の関係は以下のようになりました。
※神田の過去の精密採点のデータから作成
このグラフを見ると、4回のしゃくりでは表現力が86点ですが、11回のしゃくりをすることで表現力が90点、つまり4点も上がっています。それ以上、例えば12回、15回、30回としゃくりを増やしても表現力は90、91で止まっていますね。
この結果から、しゃくりは11回~13回程度入れれば最大の加点が望めるという事が分かります。ちなみに、表現力の値が3増える場合、音程の値にもよりますが、総合点数では1点程度の上昇が見込まれます。
もともとしゃくりが多い人は、少ない人に比べて1点の得をしているという事です。これは大きな武器ですね。しゃくりが多いからといって、心配する必要は全くないことがよく分かります。
しゃくりがとても多いとカラオケの点数を下げてしまうことも……
しゃくりは確かにカラオケの採点にとって加点というメリットですが、やりすぎは逆効果です。しゃくりというのはテクニックですので、ひょっとしたらあなたはしゃくりを自在に出せるかもしれません。
そうするとしゃくりの回数を多くしようと思い、20回、30回としゃくりの回数を増やしていくかもしれません。自然にしゃくりが入る分には構いません。ですが、しゃくりは音程バーの半音低いところから発声し、すぐに元の音に戻すテクニックです。
無理にしゃくりをしようとすると音程がおろそかになり、音程正確率が下がってしまう可能性があるのです。もしもしゃくりを意図的に入れる場合は前述のとおり、15回を目安に入れましょう。
それ以上のしゃくりをしても、カラオケの採点に加点はないからです。しゃくり多く入れようと思い、音程をおろかにすることは本末転倒です。しゃくりの回数15回を確保したあとは音程に注意するのが良いでしょう。せっかくの加点を無駄にしては、もったいないです。
自然にしゃくりが入ってしまう曲を歌うのも効果的です。当サイトでは自然としゃくりが入りやすい男性曲、女性曲を紹介しています。もしもこういった曲をお探しの場合はお使いください。
しゃくりが自然に入りやすい曲をまとめました!この曲の一覧は私が今までカラオケで歌った曲のデータをもとに、しゃくりの回数が多かった順に並べてあります。しゃくりが入りやすい曲、あるいは多いを探すときの参考にしてください。しゃくりが入[…]
しゃくりが多い影響 ~おわりに~
しゃくりの回数が多いことは良いことです。悪いことではありません。ただし、無理に回数を増やす必要もないです。ベストな回数は15回。しゃくりが自在にできる場合は、この値を目指すと良いでしょう。
仮に15回入らなかったとしても、総合得点にして1点程度の加点にしかならず、そこまで重要というわけではありません。精密採点DX-Gにはボーナス点という概念もありますので、さらに重要度は下がると思います。
しゃくりは多いならば問題はないので、気にせずカラオケライフを楽しむようにしてください!