どうも神田です!
先日、以下のようなツイートをしました。
カラオケで裏声だと音程が合わせられないという人が居るんですけど、次の2パターンに分けられます。
①音程が下がってしまう
②音程がめちゃくちゃになる①なら裏声のキーが上がり切っていない(音程に届かない)ということです。
②なら裏声での音程の操作が出来ていないということになります。— 神田@カラオケステップアップ講座 (@sora_roots) August 19, 2020
カラオケで裏声だと音程が合わせられないという人が居るんですけど、次の2パターンに分けられます。
①音程が下がってしまう
②音程がめちゃくちゃになる
①なら裏声のキーが上がり切っていない(音程に届かない)ということです。
②なら裏声での音程の操作が出来ていないということになります。
今回はこの件について、掘り下げて詳しくお話をしていきます。
カラオケで裏声の音程が合わないときに
裏声で音程が合わない2つのパターン
裏声で音程が合わない場合、以下の2パターンがあります。
- 音程バーに裏声で届かない
- そもそも合わない
①はイメージしやすいかなと思います。
採点ゲームなどで音程バーが歌唱中に出てきますが、そのバーの少し下を塗りつぶしてしまう場合ですね。
音程を合わせる力はあるけれど、裏声が付いてきていない状態ですね。
裏声の声域を上げることで解決できます。
②は①と違い、必ず低いキーを発声してしまうのではなく、めちゃくちゃな音程になってしまうケースです。
時と場合により、裏声での音程が上や下にぶれたりする場合はこのパターンです。
酷いと音程バーの表示されている範囲を塗りつぶすことすらできないこともあります。
裏声は出せるけれども、音程が調節できない状態です。
解決策は1つのみ
どちらが原因かを知っておく必要はありますが、解決策は裏声の練習をすることです。
これでは②のパターンを解決できないじゃないか!と思われるかもしれません。
しかし、音程と裏声には密接な関係があります。
筋肉の名前は覚えなくてOKです。
覚えておいて欲しいのは、この筋肉は音程と裏声の両方を担っていることです。
輪状甲状筋はその名の通り筋肉です。
裏声ができなかったり、音程を合わせられない人はこの筋肉がまだ弱いということになります。
しかし、この筋肉は鍛えることができます。
腕の筋肉を鍛えようとするときはダンベルを持ったり腕立て伏せをしますよね?
これは筋肉に負荷をかけて、筋肉が成長することを狙っています。
これと同じことを輪状甲状筋にも行います。
喉の筋肉の使い方は腕と違って分かりません。
ですが、裏声の発声の練習をすることで、鍛えていくことができます。
練習方法については以下のページにまとめてあります。
仕組み→練習法→練習曲と進んでいくことで、裏声の練習の流れが把握できます。
ぜひとも参考にしてみてください。
あなたは綺麗な裏声を出すことができますか? 「裏声がどうしてもかすれて小さな声になってしまう……」 「自分の裏声がなんか変だ……」 「うまく裏声に切り替えられない……」ひょっとしたらこんな悩みを抱えているのでは[…]
筋トレでも無理なトレーニングをすると体を壊しますよね?
それと同じことです。何事もやりすぎはNGですね。
加えて筋肉で動かす声帯はデリケートなものです。
声帯のダメージの受けやすさは、筋トレでの筋肉のダメージの受けやすさとは比較になりません。
適切で無理のない練習を心がけるようにしましょう。
また、誤った裏声の出し方もNGです。
上記の裏声TOPページから裏声の出し方に飛べますが、そこでも誤った裏声の出し方に言及しています。
喉を絞めて無理やり出すような裏声は声帯に大きなダメージを与えます。
絶対に避けるようにしてください。
その裏声、本当に必要?
採点ゲームなら気にしなくていい場合も
裏声の音程が合う合わないの判断がついているということは、採点ゲームで遊んでいることだと思います。
上記で裏声を鍛えようという話はしました。
しかし、人によっては対策が不要な場合もあります。
ということなら大丈夫です。
採点ゲームにおける音程正確率は平均で出しています。
つまり短い音程バーと長い音程バーでは正解率に対する重みが違います。
例えば1画面に短い音程バー1本と、短い音程バー9本分の長い音程バーがある場合、
短い音程バーを外しても90%正解ですが、長いバーを外すと10%しか正解していないことになります。
裏声を一瞬しか出さないのなら、その部分の音程を外しても特に問題はありません。
その部分を直しても、急激に音程正確率が上がる、ということも考えにくいです。
しかし、例外もあります。
数は少ないのですが、裏声で長めの発声(ロングトーン)をする曲もあります。
裏声の音程を外すと一気に音程正解率が下がるので、注意が必要です。
こういった曲の場合は裏声の練習をする必要がありますね。
原曲が高すぎて、裏声でしか歌えないという人もいます。
地声が低すぎてほとんどの曲が裏声出ないと歌えない場合や
そもそも原曲のキーが一般的に考えて高すぎることもあります。
このような場合、
カラオケにはキーの調整機能がついていて、これを調節することで伴奏の音のキーを上げ下げできます。
キーを下げれば地声でも余裕をもって歌うことができるので、苦しい部分で裏声を使用する必要がなくなります。
カラオケの採点結果画面には声域という項目があります。
出ていない音に関しては×印をつけられて、赤く塗りつぶされてしまいます。
こういった演出がされていると
「音が出ていないと採点結果に影響を及ぼすのでは……」
という言葉も見受けられます。
しかし、声域は採点結果に影響を与えません。
どれだけ×があって赤く塗りつぶされていても、減点はありません。
ですので、安心してキー調節を行ってください。