どうも神田です!今回は裏声の仕組みについて説明していきます!
仕組みを知ればすぐに歌が上手くなるわけではありませんが、知っておいて損はありません。
いつの日か「そういうことだったのか!」という気づきを得るきっかけにもなります。
なるべく難しい言葉を使わずに説明して行くので、
この記事を読んで裏声についての知識をマスターしちゃってください!
裏声とはなにかを知ろう
裏声は発声方法です。対義語に当たるかはわかりませんが、地声と対比して使われます。
J-POPの曲を聴いてみても、サビの高い部分では地声とは違う、弱々しくも綺麗な発声がされる場所があります。
あれが裏声ですね。
裏声も発声方法の一つです。
なので、喉の中にある2つの声帯をそれぞれ震わせて出しています。
これは地声でも同じです。
※声帯を上から見た図。上に2枚の仮声帯(ピンク部分)があり、
さらにその下に2枚の声帯(赤部分)があります。
この赤い部分がどちらも同じように振動することにより、歌声が出ます。
仕組みは地声も裏声も同じです。
というのも裏声はこの発声法!と決まっているわけではありません。
いくつかの発声法をまとめて裏声と呼んでいる人も居ますし、
裏声と呼んでいる発声法の数も人によって違います。
そこで当サイトでは裏声を以下の3種類に分けて考えます。
- ファルセット
- ヘッドボイス
- ミックスボイス
それぞれの裏声がどんな裏声なのかを見ていきましょう。
ファイルセットは一般的なJ-POPで裏声と呼ばれる発声法です。
裏声を使用するアーティストを思い浮かべた場合、ファルセットになると思ってください。
ファルセットは声帯を地声のときよりも振動させます。
また地声は声帯全部が振動しますが、ファルセットは声帯の触れ合う部分(粘膜部分と呼ばれます)が高速で振動します。
声帯は息によって振動するので呼気は多めになります。
高速で振動すると聴くと喉に力を入れると思われがちです。
全身をリラックスさせて溜息を吐くように歌唱するのがコツですね。
練習当初は弱々しいのが特徴ですが、訓練次第で芯のある裏声にすることができます。
ファルセットを使用しているアーティストの数はかなり多いです。
森山直太朗さんや、コブクロさんなどが使用しています。
ファルセットとは発声方法が大きく異なります。
ファルセットはどちらかというと弱々しい声が特徴的です。
声帯はファルセットと違いほとんど振動させません。
声を頭部へともっていき、響かせます。
ファルセットは口での響きですが、ヘッドボイスは頭での響きです。
ファルセットと同じく、喉に力を入れないことは共通しています。
超高音域の発声に適していて、この発声方法を用いるのは女性がほとんどです。
合唱で言うところのソプラノやテノールがこれに該当します。
J-POPの男性アーティストでこの発声方法をしている人はほとんどいません。
しいて言うなら、X JAPANのTOSHIさんくらいですね。
男性である場合は習得しなくていい裏声とも言えるかもしれません。
ミックスボイスは最近になって知名度が上がってきた発声方法です。
この発声方法を用いるアーティストが増えたということでもあります。
ミックスボイスを裏声に入れるかどうかは意見が分かれるところです。
しかし、当サイトでは裏声の一種としてこちらで紹介します。
地声のような力強い歌声で裏声の高音域を歌うこととも言われます。
習得の難易度がかなり高く、裏声と地声の実力がある程度必要になります。
その状態で専用の練習が必要になります。
声帯の使い方はファルセットよりも声帯を近づけずに振動させるイメージです。
とはいえイメージで出来るようになるほど簡単ではありません。
そういったものなんだな、という程度の認識で問題はありません。
J-POPで見てみますとOfficial 髭男dismやB’zの「いつかのメリークリスマス」などで使用されています。
裏声のメリットは?練習方法は?
裏声の種類を知ったことで、メリットや練習法が気になると思います。
裏声を習得するメリットは以下の通りです。
- 綺麗な裏声で周りを魅了できる
- 声域が上の方に広がる
- 歌える曲が増える
- ミックスボイスへとつながる
メリットは多いですね。裏声を練習することでカラオケで注目されるでしょう。
また、裏声は歌っていて楽しい技術でもあります。
地声と裏声を頻繁に切り替える曲がありますが、こういった曲を歌っていると楽しい気持ちになれます。
自分も周りも楽しめるので、ぜひとも習得したい技術ですね。
裏声のメリットや練習法、練習曲については以下の記事で詳細に説明しています。
裏声を習得したいなと思った場合はぜひとも参考にしてみてください。
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