Ado(アド)の人気急上昇中楽曲「アタシは問題作(あたしはもんだいさく)」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
「アタシは問題作 / Ado」の楽曲音域データ
アーティスト | Ado |
---|---|
リリース | 2023/2/20 |
タイアップ | なし |
総合難易度 | ★★★★★ |
音程難易度 | ★★★★☆ |
地声最低音 | mid1G(G3) |
地声最高音 | hiE(E5) |
裏声最高音 | hiE(E5) |
スピード | BPM150(速い) |
ラップ | なし |
2023年2月20日にリリースされたシングル曲です。Adoの19枚目のシングル曲で、タイアップこそないものの、知名度はかなり高くなっています。
Adoさんの楽曲というだけでも人気なのは納得なのですが、この楽曲はボカロPであるピノキオピーさんが楽曲提供したことでも有名です。
ピノキオピーさんは多数の楽曲を手掛けており、有名どころですと「神っぽいな」のタイトルを聞いたことがあるかもしれません。
YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
投稿してから8日経過した段階で400万回に迫る再生回数となっていて、正直他の曲からは想定できないほどの再生数となっています。
「アタシは問題作」はAdoさんの楽曲らしく、あまり他の曲では取り扱っていない、声を大にして言いにくい内容を高らかに歌った楽曲となっています。
「アタシは問題作 / Ado」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Cメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:Dメロ→ラストサビ
- 高音:mid2D#(D#4)、裏声mid2G(G4)
- 低音:地声最低音mid1G(G3)
- 音程:やや易
音域はやや狭く、最低音がこのパートで登場します。全体的に低音で構成されていますが、その中でも裏声が登場するなどやや忙しさが目立ちます。
曲のスピードの関係からしっかりと合わせる余裕はないものの、合わせやすい位置には配置されているために音程難易度はやや低めとなっています。
Aメロゆえに声量をおさえて歌唱していきます。抑揚は音程変化で勝手につくのでそこまで気にしなくて問題はありません。1音1音の発声時間がやや長めですが、やや伸ばすところとそうでないところの差が大きいのでしっかりと覚えたいですね。
歌いにくい音程配置ではなく、メロディラインも覚えやすいので、このパートに関してはそこまで難しいとは感じないはずです。
また二番になると後述するCメロへと変化します。一回しか登場しないパートですが、良いスタートを切るために歌い始めをほぼ完ぺきに決めていきましょう。
- 高音:mid2G(G4)、裏声最高音hiE(E5)
- 低音:地声最低音mid1G(G3)
- 音程:やや難
音域はかなり広く、最低音から最高音まで幅広く登場するのですが、実際にはほぼその中間あたりの音が多いために歌唱してみると音域が広すぎるとは感じないはずです。
ただなかなかに酷い音程配置をしていて、まず前半では激しく上下に動く音程が配置されていて、これらの変化の中に最高音と最低音が含まれている形になります。
かなり急激なシフトなので最高音か最低音のどちらか、あるいは両方を外してしまうかもしれません。ただ発声の時間はかなり短く比重も低いために外しても大きな問題はないと思います。
最高音から最低音のシフトは合わせにくいですが、それ以外の部分はAdoさんの歌い方を再現していれば合わせやすく感じるはずです。
一方でBメロ後半部分では激しい変化も抑えめになり、比較的緩やかな変化が続きます。最初の方こそ配置を見てびっくりするかもしれませんが、落ち着いて歌唱するのがポイントですね。
歌い方をどうこうの前に、まずはAdoさんの歌い方を再現しつつそれなりに音程を合わせられるレベルまで練習することが重要です。前述の通りかなり音程配置が複雑なので、歌いながら勝手に合うくらいの習得度は必要になってきます。
原曲を聞きこむのはもちろん、それでいて口ずさんだりカラオケで練習するなどして体に覚えさせていきたいところですね。
なお、最高音から最低音のシフトですが、どちらかというと意識すべきは最高音の方です。多少その後の最低音はおざなりになっても構わないので、しっかりと発声して裏声を決めていきましょう。
- 高音:地声最高音hiE(E5)、裏声最高音hiE(E5)
- 低音:mid2C(C4)
- 音程:普通
音域は狭くなり、高音域が中心となります。地声最高音と裏声最高音の両方が登場するために、女性からしても苦しくなりやすいパートですね。
歌詞はやや敷き詰めがちになりますが、サビゆえにメロディラインは頭に入りやすいので、ある程度合わせることはできると思われます。
変化は単調というほどでもないのですが、Bメロに比べれば全然易しい部類に入ります。スピードに乗りつつ歌唱して、少しくらいは外しても気にせずに歌唱するのが大切ですね。
音程配置はBメロほど難しくはないですが、高音域を連発していることを考えると総合的な難易度ではBメロとそこまで変わりはありません。同じように原曲をしっかりと聞いて、口ずさんでが重要なのは言うまでもないでしょう。
サビですので歌い方に関しては力を入れて歌唱します。高音が続くのもそうですが、息継ぎをする余裕があまりないのでブレスも心がける必要があります。サビの最後では急にキーが下がって静かに一泊置いて終了という感じになりますので、焦らないようにしたいですね。
ちなみに裏声と地声共に最高音が登場しますが、AメロやBメロほど明確に裏声だと分かるわけではありません。それゆえに最高音に関しては地声裏声好きな方で歌唱して問題はないと思います。
- 高音:地声最高音hiE(E5)
- 低音:mid2C(C4)
- 音程:やや難
まずこのCメロは2番のAメロの位置で登場します。ゆえに2番にAメロはなく、メロディラインが大きく変わったこのCメロが変わりを勤める形です。
音域は狭く、主に中音域~高音域からなります。どちらの音域も同じくらい登場するので、音域的には一番歌いにくいと言っても過言ではないパートです。
音程変化も難易度が高く、Bメロほどではないものの上下に激しく揺れる音程が多くなっています。完璧に歌うのは難しいと言わざるを得ませんね。
サビから流れるように入っていくので声の入れ方は継続して問題ありません。一方でメロディと音程がまるで異なるために、全く新しいパートとして覚える必要があります。
高音の連続に、Bメロに迫るほどの音程の難易度と習得するのは大変ですが、YouTubeの動画などでこのCメロ部分を繰り返し再生するなどして歌い方を覚えていきたいですね。
- 高音:mid2E(E4)、裏声hiD(D5)
- 低音:mid2B(B3)
- 音程:やや易
一般的な曲ではCメロに当たるパートとなります。音域は広いものの、全体的には高めのキーで構成されていて、とくに裏声の多さが目立ちます。高音部分はすべて裏声と考えて問題ありません。
スピードがやや遅くなり、余裕が出てきます。急激な音程変化も少ないですし、裏声の部分をクリアできれば音程も大きく外すことはないでしょう。難易度はAメロと同じくやや低めです。
これまでのサビとは違い、やや抑えめの発声で地声部分を歌唱した後に裏声に移行します。裏声は力を抜くものの芯をしっかりとさせたものになっていて、発声時間もかなり長めとなっています。
Adoさんの曲で裏声をここまで長く発声する曲は珍しいので、もしも慣れていない場合は重点的に練習したいですね。
- 転調:あり(低音メイン)
- 繰り返し:あり
繰り返し前は低音のサビとなり、mid2A(A3)~mid2C(C4)がメインとなります。かなり低いのもそうですが、これまでのサビとは打って変わった感じになるので、戸惑わないように注意してください。
繰り返し後は普通のサビと同じキーに戻ります。あまり他の曲では見ないような転調になっているので注意してください。
またラストサビの最後の最後も転調していて、これまでのサビでは最後を下げていたのですが、この部分を張り上げる形に変わっています。地声最高音までキーが上がるので、声が裏返らないように注意しましょう。
歌い方は繰り返し前のサビを声量をおさえて歌唱出来れば、その後はサビと同じで問題ありません。最後の最後で転調が発生するので、忘れないようにだけ気を付けておきましょう。
カラオケで歌う場合の「アタシは問題作 / Ado」の総評
曲中での音域はmid1G(G3)~hiE(E5)とかなり広いです。
地声最高音はhiE(E5)で、裏声最高音もhiE(E5)です。女性の平均的な音域から考えると、上下に少し広がっています。
曲を通しての音域は広いですが、各パートでの音域は狭めです。Aメロが低音中心で、それ以外は中音域~高音域となっています。
地声最高音はhiE(E5)で、サビで登場します。
登場頻度がかなり多く、更にそれに準ずるキーも多く登場します。高音の実力的にはhiC#(C#5)くらいまでは余裕をもって出せて、最高音がなんとか出せるくらいのレベルでようやく安定して歌えるかなと思われます。
当然このキーは女性の平均的な最高音を優に超えていますので、高音が得意な人以外はキーを下げた方が無難です。その際は
これで地声最高音がhiC(C5)~hiC#(C#5)になります。全体的に高音が目立つパートが多いので、調整すると一気に楽になります。
地声最低音はmid1G(G3)です。
女性の平均的な低音域から考えるとギリギリですが、発声が長いのはAメロだけとなっています。ただAメロは最低音以外にも低いキーが多く登場しますので、キーの下げすぎには要注意です。
正直Aメロが低音地帯なので、ここを考慮してキーを下げるのがおススメです。やや苦しくなったとしても高音域の方が比重は高めなので、調整したいですね。
曲の音域がかなり広く、それでいてパート毎の音域がある程度まとまっているのでキー調整がしにくいのは大きな難点と言えます。
裏声最高音はhiE(E5)となっています。
サビで登場しますが、それ以外にも様々なパートで見受けられます。大きく二つに分けられて、AメロBメロの裏声は、はっきりと裏声と分かる出し方をしているのでそれに従いましょう。
一方でサビの裏声は地声との区別がつきにくいので、もしも切り替えまで手が回らない場合は地声で歌唱しても問題はないかなと思われます。
Dメロの裏声もAメロBメロと同じくかなり分かりやすい裏声となっています。このパートは地声で代替ができません。歌い方のところでも述べましたが、裏声での歌い方をよく確認しておきましょう。
音程難易度はやや難となっています。
まず、最初に聴いたときは「踊」と同じくらい難しいのかと思ったのですが、実際に覚えて歌唱してみるとかなり合わせやすい印象を持ちました。
とはいえ「踊」と比較して合わせやすいというレベルなので、一般的にはやや難の部類に入るくらいには難しいです。激しい音程変化に速いスピード、歌詞の敷き詰め具合など難しい要素が詰まっています。
さらに高音の維持をしないといけないのに合わせて、覚えなくてはならないパートが多いのも問題です。原曲を聞いて覚えるのはもちろん、歌詞や歌い方などをおさえた後に歌唱しなければマスターは難しいでしょう。
特に歌唱中はさまざまな要素で脳のリソースが足りなくなりがちですので、空で完璧に歌えるくらいには練習を重ねる必要があると思われます。
以上を考慮して、
「アタシは問題作 」は難易度的には難寄りのやや難といったところです。実際に歌ってみると聴いていて思ったよりは簡単なのですが、歌いこなすにはそれなりの練習が必要になります。
難しめの音程に、Adoさんにしては珍しく裏声を連発するなど、とても付け焼刃ではマスターするのは難しいでしょう。その曲もそうなのですが、この曲はとくに聞き込みと歌い込みが必要ですね。
難しい部分が多いので、それらの箇所をYouTubeなどで繰り返し再生し、口ずさむことで練習していきましょう。
難易度こそ高めですが、Adoさんの曲らしくあまり声を大にして言えないような内容を歌った曲ですので、歌いこなせると楽しんで歌うことができます。
ストレス解消にもなるのではないかなと思いますので、ぜひとも練習をして、カラオケで気持ちよくなってください!
自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]