「Ado(アド)」さんの楽曲「新時代 [ウタ from ONE PIECE FILM RED]」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
「新時代 [ウタ from ONE PIECE FILM RED] / Ado」の楽曲音域データ
アーティスト | Ado |
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リリース | 2022/6/8 |
タイアップ | 映画「ONE PIECE FILM RED」主題歌 |
総合難易度 | ★★★★☆ |
音程難易度 | ★★★★☆ |
地声最低音 | mid1E(E3) |
地声最高音 | hiD(D5) |
裏声最高音 | hiF#(F#5) |
スピード | BPM175(速い) |
ラップ | なし |
2022年6月8日にリリースされたシングル曲です。Adoさんの10作目の配信限定シングル曲です。
映画「ONE PIECE FILM RED」の主題歌として人気を博しました。当映画は週刊少年ジャンプで根強い人気を誇っている「ONE PIECE(ワンピース)」のアニメ映画であり、映画の大ヒットも楽曲人気の追い風となっています。
曲名に入っている「ウタ」というのは映画にのみ登場するキャラクターの名前で、名の通り「世界の歌姫」という設定です。声優は名塚佳織さんが、そして劇中での歌はすべてAdoさんがアフレコを行っています。
Adoさんは当局以外にも数多くの楽曲を映画「ONE PIECE FILM RED」に提供していて、他にも人気な曲が多くなっています。
元々人気の高かったAdoさんの新曲ということ、そして映画の人気も相まって人気が爆発し、2022年度のカラオケランキングでは上位にランクインするほどになっています。
YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年12月現在、1億回を突破しています。まだ投稿から6か月しか経っていないのに、すさまじい再生回数ですね。映画を題材にしたアニメ映像が流れますので、興味がある人はぜひとも確認してみてください。
「新時代 [ウタ from ONE PIECE FILM RED] / Ado」カラオケでの歌い方について
- 1番:イントロ→Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 高音:hiD(D5)、裏声最高音hiF#(F#5)
- 低音:mid2B(B3)
- 音程:普通
音域はやや広く、裏声最低音がこのパートからいきなり登場します。低音域から高音域まで幅広く変化するために、音域的には歌いにくくなっています。
音程の変化は一部急激ではありますが、全体的には変化が緩やかです。ただしスピードが速いことと、やや合わせにくい場所に置かれているので注意が必要です。イントロの歌詞はサビと同じなのですが、サビとはまったく別物として覚えたほうが合わせられるでしょう。
まず急に始まりますので、事前に息を吸ってしっかりと準備をすることが大切です。また伴奏が小さいために、歌い始めのタイミングを見逃しやすいのも注意が必要です。
一音一音をしっかりと発声しながら最後の裏声に綺麗に繋げていき、裏声での長めのロングトーンをしっかりと決めていくことを意識しましょう。
- 高音:mid2G(G4)
- 低音:地声最低音mid1E(E3)
- 音程:やや難
Aメロらしく音域は狭くなり、地声最低音がこのパートで登場します。全体的に低音域で構成されているためにイントロよりは高音の苦しさを感じないでしょう。ただし低めのキーが連発されるので低音が苦手ですと歌いにくさを感じるかもしれません。
音程の変化はかなり複雑で、前半ではジグザグに上下に変化する音程が目立ちます。またAメロ全般を通して歌詞をやや敷き詰め気味のために、舌が回るかという問題もあります。ちなみに合わせやすい位置には配置されているので、歌詞とメロディを覚えれば一気に合わせやすくなります。
声の力の強弱は考えずに、リズムに乗り遅れないことを意識します。音程の変化が複雑なために意図的にアクセントを入れなくても、らしさが出ます。低音が続きますので、息継ぎをしっかりと行って準備をするようにしましょう。
- 高音:hiC(C5)
- 低音:mid1G(G3)
- 音程:やや難
音域は曲中で一番広くなっています。最低音も最高音も登場しませんが、低音域から高音域まで幅広く変化するために、やや歌いにくいパートです。
音程の難易度はAメロから継続して高く、とくに前半部分の階段状に上がっていく独特な音程配置は難易度が高めです。多少外しても気にしない方針で行きたいですが、あまりにも外してしまうと音程正解率が一気に下がるので、被害を最小限に抑えたいところです。
前半の階段状の部分は声量をセーブした状態で、Aメロと同じくリズムを意識して歌唱します。逆に後半部分は長めの発声が多くなりますので、やや力を入れつつ安定したロングトーンを意識するようにしましょう。
曲中で最も難しい箇所だと思いますので、もしも練習する場合は重点的に行いたいパートですね。
- 高音:地声最高音hiD(D5)
- 低音:mid2D(D4)
- 音程:普通
音域は狭くなるものの高音域が頻出するようになります。このパートで地声最高音が登場です。音域的には歌いやすいのですが、高音がやや苦しいところです。
音程配置は相変わらず複雑なのですが、Bメロよりは合わせやすい配置になっています。テレビなどでよく流れるパートなので記憶に残っている人も多いでしょう。肝となるのはフレーズ最後に登場するロングトーンで、ここでしっかりと音程正解率を稼いでいきたいですね。
歌い方に関してもポイントはロングトーンです。ロングトーン前はやや力を入れつつもリズムに乗ることを意識し、そしてロングトーンをしっかりと決めることでリズムの起点としていきましょう。
前半部分の歌いにくさが目立ちますが、逆に後半は長めの発声が多めで比較的に取りつきやすいパートです。
ちなみに「新時代」は曲の構成が少し特殊で、2番のサビを最後に曲が終了します。ラストサビなどはありませんので、1番2番のサビをしっかりと決めるようにしましょう。
カラオケで歌う場合の「新時代 [ウタ from ONE PIECE FILM RED] / Ado」の総評
曲中での音域はmid1E(E3)~hiF#(F#5)とかなり広いです。
地声最高音はhiD(D5)で、裏声最高音がhiF#(F#5)です。女性の平均的な音域から考えると、上下に少し広がっています。
曲を通しての音域は広く、同様に各パートでの音域もやや広めとなっています。低音域から高音域まで幅広く変化するために、やや歌いにくい曲です。
地声最高音はhiD(D5)で、サビで登場します。
登場頻度がやや多く、更にそれに準ずるキーも多く登場します。Adoさんはどの曲も地声の高音域が高いアーティストですが、この曲も例に漏れません。
このキーは女性の平均的な最高音を超えていますので、高音が得意な人以外はキーを下げた方が無難でしょう。その際は
これで地声最高音がhiB(B4)~hiC(C5)になりますので、やや楽になると思われます。ただし曲のスピードの速さによる息切れからは逃れられないので、ブレスはしっかりと意識してください。
地声最低音はmid1E(E3)です。
Aメロで登場しますが、登場頻度はかなり少なく、このキーを除くと低音はmid1G(G3)となります。このキーでも人によっては低さを感じるでしょう。
前述のキー調整をするとさらに低音が下がってしまうのですが、サビでの高音の方が重要度は高いために、Aメロの低音を捨ててもすべきかなと思います。
逆に低音が得意な女性の方や、やや高音に自信がある男性の方ならば気にせず下げてしまって問題はありません。
裏声最高音はhiF#(F#5)となっています。
イントロで一度のみの登場です。かなり長めの発声となっていて、芯のあるしっかりとした裏声となっています。発声前に息継ぎをする場所があるので、そこでしっかりとブレスをして体と心の準備をするのがおススメです。
裏声があるものの、地声へと切り替えが頻繁にあるわけではないので難易度的にはそこまで高くはない印象です。
音程難易度は普通~やや難となっています。
Adoさんの楽曲として考えると少しだけメロディラインが覚えやすく、本当に少しだけ合わせやすいです。とはいえ難易度が高いことには変わりなく、しっかりと歌詞や歌い方を覚える必要があります。
聴いて覚えただけでは足りないと思いますので、口ずさんだりカラオケで歌唱するなどして「声に出す」経験を積んでいただければと思います。
全体的に音程バーを見て合わせる余裕はないので、流れに任せて歌いながら合わせられるように練習していきましょう。
以上を考慮して、
「新時代 [ウタ from ONE PIECE FILM RED] 」は難易度的には普通寄りのやや難といったところでしょうか。Adoさんの曲としては少しだけ難易度が低めです。
ただ比較対象が「うっせぇわ」や「踊」ですので、それらと比べればまだマシと言ったレベルです。音域は広いですし、キー調整はしにくいです。音程も難しいですし、難易度の高い要素がちりばめられています。
逆にさまざまな曲をこれまで歌唱してきた人からすると実力を発揮しやすい曲です。声帯の形を自由自在に変えて歌いこなせると楽しむこともできます。
知名度も抜群に高いために周りからの反応も期待できます。カラオケが趣味な方はぜひともマスターするべく練習を重ねてみてください!
自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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