「うっせぇわ / Ado」のカラオケでの歌い方【音域】

「Ado(アド)」さんの大人気楽曲「うっせぇわ」について、カラオケでの歌い方や音域を解説しました。地声最高音や裏声最高音、各パート毎の音程の難しさなども解説していますので、ぜひ参考にしてください。

曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「うっせぇわ / Ado」の楽曲音域データ

アーティストAdo
リリース
2020/10/23
タイアップ
なし
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★★☆
地声最低音mid2A(A3)
地声最高音hiD#(D#5)
裏声最高音なし
スピードBPM178(速い)
ラップなし
うっせぇわ について

2020年10月23日にリリースされた配信限定シングル曲です。Adoさんの1枚目のシングル曲で、タイアップはないものの、社会現象にもなった程の知名度を誇ります。

この曲は音楽としてのみならずカラオケとしても人気で、2021年、2022年のカラオケ総合ランキングでも上位に入りました。

この曲に後押しされる形で、Adoさんの他の曲もランクインするような事態になっています。

YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年12月現在、2億回を突破しています。アニメ調の特徴的なPVでみていて面白い出来上がりとなっています。曲を気に入った場合は是非とも目を通してみてください。

「うっせぇわ」は現代の若者の正直な気持ちを叩きつけるように歌ったロックでアップテンポなナンバーです。

カラオケで歌唱すると楽しいですし、ストレス解消にもなるのが良いですね。

「うっせぇわ / Ado」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:イントロ→Aメロ→Bメロ→Cメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→Cメロ→サビ
  • ラスト:ラストサビ
歌い方解説
イントロ
  • 高音:hiB(B4)
  • 低音:地声最低音mid2A(A3)
  • 音程:普通

音域はやや狭いものの、このパートで最低音が登場します。登場頻度はやや多めです。また最高音であるhiB(B4)はロングトーンの形で登場するので、最初からやや高音のパートとなっています。

歌詞をかなり敷き詰めていますが、音程の変化は緩やかで合わせやすくなっています。短めですのでさっくりと歌詞とメロディを覚えてしまいましょう。

低音部分はやや声量をおさえめにして、後半の高音部分は叩きつけるような発声を意識して歌唱するとらしさがでます。「うっせぇわ」はサビでの少し歌い方が特殊でして、叩きつけるような、吐き捨てるような斜に構えた歌い方がポイントとなります。

このイントロ部分で歌い方を再認識して、この後の歌い方を覚えておくようにしましょう。最初はやりにくいですが、聴いて歌ってを繰り返していくうちに歌い方の再現が出来るようになってきます。

Aメロ
  • 高音:mid2F#(F#4)
  • 低音:地声最低音mid2A(A3)
  • 音程:やや易

音域はイントロよりも狭く、このパートでも最低音が登場します。全体的に低~中音域で構成されていて、イントロ以上に高音は少なく歌いやすくなっています。

音程の変化は細かくはあるのですが、急激な変化はほとんどありません。イントロに比べれば歌詞を敷き詰めていないのも良い点で、「うっせぇわ」の曲中では難易度の低いパートになります。しっかりと発声して音程正解率を稼いでいきましょう。

イントロとは歌い方が少し異なり、かなり丁寧にはっきりとした歌声で発声します。イントロにあったような強めのアクセントなどは入れずに、静かに歌唱していくイメージです。流れるように歌唱してBメロへと繋げていきましょう。

Bメロ
  • 高音:hiA(A4)
  • 低音:地声最低音mid2A(A3)
  • 音程:普通

音域はAメロよりもやや広がりますが、依然として中音域に収まっています。音域的には継続して歌いやすいですね。このパートでも最低音が登場しますが、そもそものキーが高いために苦には感じないでしょう。

Aメロから継続したような音程配置が特徴で、Aメロを歌いこなせていれば問題なく合わせることができると思われます。このパートも音程の難易度は低めです。

歌い方に関してもAメロと同じで、あまりアクセントを意識せずに流れるように歌唱します。曲のスピードが速いのでリズムに乗りつつ、Aメロよりも少しだけ力を入れると落差が演出出来て良いでしょう。

ただし2番のBメロに関してはやや力を入れつつ、アクセントの多い歌唱となっています。スピードも速く音程の変化も激しいので、歌詞とメロディ、そして歌い方をしっかりと押さえておきましょう。

Cメロ
  • 高音:mid2F#(F#4)
  • 低音:地声最低音mid2A(A3)
  • 音程:やや難

このパートも音域は狭く、主に中音域からなります。最低音も登場しますが、音域的には高すぎず低すぎない歌いやすいパートです。

ただし、スピードはかなり速くなり、歌詞も敷き詰めるようになります。ブレスのタイミングがなかなかにシビアになりますので、事前にどこで息継ぎをするかを決めておくと良いでしょう。

音程を見て合わせている余裕はなく、歌いながら自然と音程を合わせる必要があります。歌詞とメロディは頭に入れつつ、アクセントを使ってリズムを見失わないようにしたいパートです。

このパートに関してはとにかくリズムに乗ることが重要です。歌詞と歌唱の切れ目は一致しているので、歌い方だけを覚えて舌が回るように練習をするのが良いでしょう。流れるように歌唱しつつ音程を合わせられれば歌いこなせていると言えるでしょう。

サビ
  • 高音:hiD(D5)
  • 低音:mid2B(B3)
  • 音程:難

音域は一気に広くなり、高音域が頻出するようになります。息継ぎから次の息継ぎまでの感覚が長いことも相まってやや苦しさを覚えるパートです。

音程に関してはかなり難易度が上がり、とくに前半のタイトルコールの部分では激しく上下に振られる形になります。高音部分を合わせることはできると思いますが、低音部分はやや難易度が高めで、しっかりと発声することである程度合わせることができるといったレベルです。

正直このタイトルコールの部分に関しては低音は少し外した程度ならば気にせずに歌唱しても良いと思われます。全体に占める比重も多くはないので、高音の方を併せられるように意識を向けましょう。

全体的にスピードも速く、歌詞も敷き詰めていて余裕のないパートとなっています。前述の高音問題もありますので、難易度的にはかなり高い印象です。サビですのでメロディが覚えやすいことだけが救いですね。

歌い方に関してはこのパートから一気に変わって力を入れて歌唱します。イントロで前述した叩きつけるような派生が特徴的で、怒りを前面に出したような、それでいて斜に構えたような歌い方になっています。

あまりこういった声の出し方は普段しないと思いますので、「うっせぇわ」はカラオケや自室などで歌い方をしっかりと練習してマスターしたいところです。

一方で歌唱の切れ目と歌詞の切れ目は一致しているので、ブレスのタイミングは掴みやすいです。ただブレス出来る時間はかなり短いので、意識をしていないとブレスのし忘れで苦しくなる可能性があるのは注意してください。

ラストサビ
  • 転調:あり(地声最高音hiD#(D#5))
  • 繰り返し:あり

繰り返しがあり、最初は静かな雰囲気のサビとなっています。この部分ではなるべく声量をセーブして歌唱し、繰り返し部分へと繋げていきます。

繰り返し部分では転調し、キーが+1されます。サビではhiD(D5)だったキーが転調によって地声最高音へと変化します。

キーの上昇によりやや力の入った歌い方になるものの、アクセントやブレスのタイミングに関してはサビと変わりません。しっかりと歌い上げつつ、ストレス解消のような形で最後のシャウトまで歌唱しましょう。

カラオケで歌う場合の「うっせぇわ / Ado」の総評

曲中での音域はmid2A(A3)~hiD#(D#5)とやや広いです。
地声最高音はhiD#(D#5)で、裏声は使われていません。女性の平均的な音域から考えると、上の方に少し広がっています。

参考:女性の平均声域

女性の平均的な声域

曲を通しての音域は広いですが、各パートでの音域は狭めです。サビが最も広く、それ以外のパートは狭めとなっています。

音域的には低音~高音まで集中していて歌いやすくはありますが、サビに関してのみややキーが高めとなっています。

地声最高音はhiD#(D#5)で、ラストサビで登場します。
サビでhiD(D5)だった部分が転調して登場します。登場頻度こそ少ないのですが、階段状に上がって下がっての頂上が該当しますので、準ずるキーが多くなっています。

とくにラストサビではhiC(C5)のキーが連発されるのでかなり苦しいパートとなっています。hiC(C5)の段階で女性としての平均高音域ギリギリですので、このキーを余裕をもって出せないと高らかに歌い上げるのは難しいでしょう。

上記の理由から、高音が得意な女性の方以外はキーを下げることをオススメします。その際は

キーを3~4下げると良いでしょう。

これで地声最高音がhiB(B4)~hiC(C5)になります。サビの高音域が一気に下がるので、歌唱がやや楽になると思われます。

やや高音に自信があればキー調整の幅を-1や-2にして気持ちよく歌唱するのも全然アリだと思います。

地声最低音はmid2A(A3)です。
サビ以外の全パートで登場し、サビでもmid2B(B3)という低いキーが登場します。このキーは女性の平均的な低音域ギリギリで、登場頻度も多いです。

ただカラオケで歌い慣れている方からすればやや余裕のあるキーでもあり、もう少しならば下げても問題ない場合もあるでしょう。高音域の方がネックになると思いますので、低音に多少でも自信がある場合はまずはキーを下げてみるという手法はおススメです。

音程難易度はやや難となっています。
全体的に歌詞を敷き詰めていてスピードも速く、息継ぎのタイミングがシビアなのが目立ちます。歌詞とメロディを覚えるのは当然として、その状態でも舌が回るか否かが問題になりますね。

さらにサビに関しては音程配置が複雑で合わせにくくなっています。覚えやすいパートではありますが、正直しっかりとカラオケで歌い込んでいないと思ったように音程バーを塗りつぶせないでしょう。

事前にしっかりと原曲を聴きこんで、空で歌えるようにした上で、一人カラオケで練習するといったステップを踏むくらいには難しいと思われます。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや難になると感じました。

「うっせぇわ 」は難易度的には難寄りのやや難といったところでしょうか。裏声を使用していないことくらいが救いで、音程や高音など難易度は高めとなっています。しっかりと曲を覚えないといけないのは言うまでもないでしょう。

Adoさん特有の独特な歌い方が癖になる一曲ですし、歌っていて非常に楽しいのですが、付け焼刃で歌唱すると思ったように歌えずに逆にもやもやしてしまいます。

一方で難易度が極端に高いかと言われるとそうでもなく、カラオケで歌い慣れている人ならばしっかりと練習をすれば太刀打ちできるレベルです。

キー調整もしやすいですし、自分なりに限界まで声量が出せるキーを見つけてノリノリで歌うのも良いでしょう。

歌詞も共感できる部分が多いので、ストレス解消にも使える良い曲ですね。気に入った場合にはぜひとも練習をしてみてください!

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