Ado(アド)の「逆光 [ウタ from ONE PIECE FILM RED]」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
「逆光 [ウタ from ONE PIECE FILM RED] / Ado」の楽曲音域データ
アーティスト | Ado |
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リリース | 2022/7/6 |
タイアップ | 映画「ONE PIECE FILM RED」劇中歌 |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★★☆☆ |
地声最低音 | mid1G#(G#3) |
地声最高音 | hiC#(C#5) |
裏声最高音 | mid2G#(G#4) |
スピード | BPM145(速い) |
ラップ | なし |
2022年7月6日にリリースされた配信限定のシングル曲です。Adoさんの12枚目のデジタルシングルであり、10作目である「新時代」11作目である「私は最強」に続いて映画「ONE PIECE FILM RED」の関連曲となっています。
本楽曲は「怪獣の花唄」でも有名なVaundが作詞作曲をしたことでも有名ですね。
映画に使用された他の楽曲の影響もあり、カラオケでも人気な楽曲となっています。
YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2023年1月現在、6700万回を突破しています。「新時代」には届きませんが、実は「私は最強」よりも高い再生回数を誇っています。
PVは他の映画楽曲と同じように映画のキャラクターであり、Adoさんが歌声を勤めるウタが登場する作品になっています。
「逆光 [ウタ from ONE PIECE FILM RED] / Ado」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ(2回)→Cメロ→サビ
- ラスト:Dメロ→ラストサビ
- 高音:hiA#(A#4)
- 低音:地声最低音mid1G#(G#3)
- 音程:やや易
音域はやや広めですが、実際にはhiA#(A#4)のキーは一瞬登場するのみなので、全体的には中音域にまとまっていて歌いやすいパートです。
音程変化はジグザグな変化が目立ちますが、1音のみの変化を繰り返す形になっていて、意外と合わせやすくなっています。それ以外の部分でも急激な変化はなく、難易度は低めと言えます。
Aメロゆえに、やや声量をセーブして流れるように歌唱していきます。伴奏も大きく聴こえるので、かなり歌いやすく感じるでしょう。Adoさんの歌い方を再現して、やや斜に構えたような歌声を出していけるとベストです。
前半は歌詞を敷き詰めているので流れるように歌唱し、後半のロングトーン多めの部分では発声をしっかりと意識してまっすぐな歌声を出せるとメリハリがついて良いですね。
また2番のみ Aメロが二回繰り返されます。 Bメロに移るタイミングを間違えないようにしましょう。
- 高音:地声最高音hiC#(C#5)
- 低音:地声最低音mid1G#(G#3)
- 音程:普通
音域は曲中で一番広く、最高音と地声最高音の両方が登場します。音域こそ広いですが、低音域から高音域にかけて緩やかに変化するために急激な変化はなく、歌いにくさはそこまで感じません。
ただし歌詞を敷き詰めるようになるために音程に関してはやや難易度が高くなります。とはいえ依然として合わせやすい配置ではあるため、しっかりと原曲を覚えていれば合わせるのに苦は感じないでしょう。
前半と後半で歌い方が異なります。前半の低音域部分では早口の発声になるために、リズムに乗ることが大切です。短いスパンで歌い方を再現するためにやや難易度が高いと言えます。
一方で後半の高音部分では声を張って地声最高音に挑んでいく形になります。かなり短いですが歌詞の切れ目がありますので、そこで一気に力の入れ具合を変えるとかなりらしさが出ます。
前半後半どちらもやや表現の難易度が高いために、「逆光」の曲中においては重点的に練習するのもアリなパートだと思われます。
また、2番ではCメロへと変化するために、登場しません。
- 高音:hiA#(A#4)
- 低音:地声最低音mid1G#(G#3)
- 音程:やや易
音域はBメロよりはやや狭くなるものの依然として広く、高音域が多めになっています。と言っても女性からすると低いと感じるキーですので、どちらかというと歌いやすいパートになっています。
音程に関しては少し易しくなります。変化の複雑な部分こそあるものの、合わせやすい配置になっていますし、頭に入りやすいメロディラインのおかげで再現もしやすいでしょう。
Bメロ後半の歌い方を継続し、力を入れて歌唱します。サビ内でも低音部分がありますが、しっかりとした発声を継続して問題ありません。高音が得意な女性からすると高音域でも声を張り切らなくて良いと思いますので、その際は丁寧に歌い上げてみてください。
ただサビ最後にはかなり長めのロングトーンがありますので、丁寧に歌い上げてしまい、体内に空気を供給することを忘れないようにしましょう。
- 高音:mid2F(F4)、裏声最高音mid2G#(G#4)
- 低音:mid2A#(A#3)
- 音程:やや易
音域はかなり狭く、曲中でも一番狭くなっています。主に中音域から成るために、音域的には一番歌いやすいパートですね。ただ曲中で唯一の裏声が登場するために歌唱に関してはやや忙しくなります。
音程変化は緩やかで合わせやすい位置に配置されています。やや早口なようにも感じられますが、変化が少ないので合わせにくくは感じないはずです。舌が回るかは注意が必要ですが。
まず裏声についてですが、かなりキーが低めに設定されていて、声に力を入れない優しい裏声となっています。もしも裏声の再現が難しい場合には、力を抜いた地声でも構いませんが、必ず裏声地帯を通過した後に力を入れるようにしてください。
上記にある通り注意すべきは裏声部分と地声部分の差で、裏声部分は優しく芯のぼやけた歌唱となりますが、地声部分はかなりはっきりとした発声になります。そのシフトがフレーズの途中で急に起きるために、難易度はやや高めです。慣れていない場合は、この部分だけを練習するのもアリだと思われます。
- 高音:hiA#(A#4)
- 低音:mid2A#(A#3)
- 音程:普通
一般的な曲で言うところのCメロに当たるパートです。音域は狭く、1オクターブに収まっていて、主に低音域~中音域からなる歌いやすいパートです。
音程変化はやや複雑で、さらに聴く機会の少ないパートのためにやや難易度は高めです。とはいえ極端に難しい部分は皆無ですので、口ずさむなどをしていれば合わせることも容易になっていくでしょう。難しいのは最初だけだと思われます。
低音域が中心となり、そこから張り上げて高音域に入ります。その後また低音域に帰ってくるので、パート内で波をつけると考えてください。低音域は発声をしっかりとして声を響かせ、高音域では高らかに歌い上げて落差を演出していきましょう。
- 転調:あり(キー+1)
- 繰り返し:あり
転調し、キーが+1されます。さらに繰り返しもある曲中で一番盛り上がるパートです。最高音はhiA#(A#4)→hiB(B4)になりますが、歌い慣れている女性からするとまだ余裕のあるキーでしょう。
これまでのサビの歌い方を意識して、力を込めた発声で最後まで丁寧に歌い上げていきましょう。最後の最後にはかなり長いロングトーンがありますので、その部分で息切れをしないようにブレスも意識してください。
カラオケで歌う場合の「逆光 [ウタ from ONE PIECE FILM RED] / Ado」の総評
曲中での音域はmid1G#(G#3)~hiC#(C#5)とやや広いです。
地声最高音はhiC#(C#5)で、裏声最高音がmid2G#(G#4)です。女性の平均的な音域から考えると、上下にやや広がっていますが、裏声の方が低い珍しい形です。
曲を通しての音域は広いですが、各パートでの音域は集中していて、歌いやすい印象を受けます。
地声最高音はhiC#(C#5)で、Bメロで登場します。
Bメロそのものが曲中一度しか登場しないために、頻度はかなり少なめです。このキーを除くと目立つのはサビのhiA#(A#4)とラストサビのhiB(B4)になります。
どちらのキーも女性からするとやや余裕のあるキーで、特に歌い慣れている女性の方ならば特に苦も無く出せる場合も多いです。Adoさんにしては珍しく高音域の難易度が低めと言えます。
上記の点を考慮して
もしもBメロが高く感じたり、サビが想像以上に苦しく感じる場合にはキーを1か2下げて、自分に合ったキーを探してみてください。
地声最低音はmid1G#(G#3)です。
AメロBメロサビと広い範囲で登場し、女性の平均的な低音域ギリギリとなっています。歌い慣れている人ならば低音発声も慣れているために問題ないと思いますが、慣れていないとやや苦しさを感じるかもしれません。
ただキーを1か2下げるだけならば苦しさは感じるかもしれませんが、出すこと自体はできると思われます。高音域の方が重要度は高めですので、サビなどが高く感じる場合はキーを調整したほうが無難です。
裏声最高音はmid2G#(G#4)となっています。
Cメロで登場し、キーがかなり低い珍しい形です。キーよりも切り替えの方が問題で、歌いだしから裏声なのですが、フレーズの途中で急に地声にシフトするためにやや難易度は高めとなっています。
どの語で切り替わっているのかを事前にしっかりと把握しておくのがおススメです。切り替えは全部で2回しかありませんので、覚えるのも容易だと思われます。
音程難易度はやや易~普通となっています。
基本的にどの曲も音程難易度が高めなAdoさんにしては珍しく易しめとなっています。音程変化は絶えずありますが、急激な変化が少なく、歌詞を敷き詰めている部分も少なめですね。
カラオケで歌唱する際には、音程よりも発声やブレスの方を意識するようにしましょう。
以上を考慮して、
「逆光 [ウタ from ONE PIECE FILM RED] 」はAdoさんの曲として考えると難易度は低い部類に入ります。歌いやすい音域に高すぎない高音、低めの裏声など取り組みやすい要素が多く、入門にオススメです。
とはいえ奥が深い曲でもあり、フレーズの途中や音域の変化により力の入れ具合が変わる部分も多く見受けられます。カラオケで歌い慣れている方は再現に注力するのも良いですね。
そのキーの低さから、高音が得意な男性の方にもお勧めできる楽曲です。流石に原曲キーは厳しいでしょうが、キーを-2か3することで高音にも対応できる可能性が高まります。
覚えやすいメロディラインもしていますので、歌いやすい一曲です。これからAdoさんの曲を歌っていきたいという方にオススメの一曲ですね。
気に入った場合にはぜひとも練習をしてみてください!
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