AI(アイ)の大ヒットシングル「Story(ストーリー)」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
「Story / AI」の楽曲音域データ
アーティスト | AI |
---|---|
リリース | 2005/5/18 |
タイアップ | ニンテンドー3DS用ソフト「リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産」EDテーマ |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★☆☆☆ |
地声最低音 | mid1G(G3) |
地声最高音 | hiC(C5) |
裏声最高音 | なし |
スピード | BPM126(やや速い) |
ラップ | なし |
2005年5月18日にリリースされたシングル曲です。AIの12枚目のシングル曲です。
発売から15年以上経過した今でも根強い人気を誇る一曲で、多くのアーティストにカバーされている楽曲です。
タイアップは最初はゲームのEDテーマでしたが、その後は映画のEDテーマや別の映画の主題歌にも起用されています。
カラオケでも人気の一曲で、年間の総合曲ランキングでもTOP50に入ることの多い曲となっています。
YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2023年1月現在、4900万回を突破しています。さまざまなものが置かれた一室で歌うAIさんの姿が特徴的なPV作品となっていて、最後まで聴くことができます。
「Story」は明るい調子で進んでいく一方で、サビでは壮大なメロディーを響かせる、心を打つナンバーとなっています。
「Story / AI」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:Cメロ→ラストサビ
- 高音:mid2E(E4)
- 低音:地声最低音mid1G(G3)
- 音程:やや易
音域は狭く、最低音がこのパートで登場します。低音域~中音域に集中していて、女性の方はやや歌いにくさを覚えるパートでしょう。
音程の変化は緩やかではあるのですが細かい変化が多く、アクセントを駆使してわずかに上下させる部分が目立ちます。AIさんの歌い方を真似する必要のあるパートですが、難易度は低めとなっています。
Aメロゆえにやや力を抜きつつもしっかりとした発声を意識します。低音に少し慣れている必要があり、不慣れだと声が掠れたり、小さくなりすぎてしまってやや難しいパートですね。
フレーズの最中、および最後にロングトーンが多く、このAメロからブレスが重要になっています。「Story」は長めのフレーズが多く、息継ぎの余裕が少ない曲ですので、この時点から意識をし始めたほうが良いですね。
- 高音:mid2G(G4)
- 低音:mid2A#(A#3)
- 音程:やや易
音域はAメロと同じように狭く、主に中音域から成ります。曲中ではもっとも歌いやすいパートです。
やや音程は難しくなるものの、それでも合わせやすい配置になっています。ただし相変わらず細かい変化は多めになっています。ある程度合わせられれば問題はないので、小さな音程バーを外したとしても気にせずに歌唱を続けていきましょう。
Aメロから継続してロングトーンが多めとなっています。まっすぐ安定した発声が重要ですが、かなりフレーズが長いために息が持つかが問題になります。歌い始める前や、どうしても苦しい場合は歌っている最中に息を吸うのもアリです。
ロングトーンをしっかりと決めることでリズムにも乗ることができます。パート内部でのキーは高すぎることはないので、ロングトーンに注力していきましょう。
- 高音:mid2G(G4)
- 低音:mid2A#(A#3)
- 音程:やや易
音域はBメロと同じで狭く、主に中音域から成ります。女性にしては低めのキーで構成されているために、通常のサビに関しては歌いやすい印象を受けるでしょう。
音程変化はやや急激でかつ細かい変化があるのですが、かなり覚えやすく歌いやすいメロディラインをしているために合わせやすくなっています。AIさんの歌い方をしっかりと再現することでさらに上の音程正解率も狙えるはずです。
サビですがやや余力のある歌い方を意識しましょう。キーがそこまで高くないので力を入れなくても十分に歌えるはずです。
ただしフレーズは長く、息継ぎの余裕はほとんどないのでブレスは忘れないようにしましょう。体内の息の量が減って苦しくなってしまいます。
- 高音:地声最高音hiC(C5)
- 低音:地声最低音mid1G(G3)
- 音程:やや易
音域は広く、最低音から最高音まで幅広く変化します。低音域から高音域まで登場頻度が多く、この曲の中において一番歌いにくいパートとなっています。
音程変化は細かくはあるのですが、このパートも合わせやすい配置となっています。歌詞やメロディを覚えれば合わせることは容易でしょう。
フレーズが短めに設定されているおかげで息継ぎの余裕はあるパートです。高音から低音まで幅広く変化しますので、高音はやや力を入れて、低音は力を抜くことで落差を演出していきましょう。
また、Cメロの歌い始めの時に強めのアクセントをつけることでリズムに乗って歌うことができるようになります。ぜひとも試してみてください。
- 転調:あり(キー+2)
- 繰り返し:なし
繰り返しはないものの、転調してキーが+2されます。高音が連発したCメロからほぼノータイムでの移行となるので事前に準備をしましょう。
息継ぎに不安がある場合にはCメロの最後のロングトーンを途中で切り上げて息を吸うのもアリだと思われます。もちろん肺活量に自信があれば流れるようにラストサビに移行したほうがらしさが出ますので、チャレンジしてみるのも良いでしょう。
キーの+2は大きな変化のように思えますが、それでも最高音はhiA(A4)にしかなりません。女性からするとやや余裕のあるキーなので、声の力を入れつつ壮大な歌声を響かせることを意識してみてください。
カラオケで歌う場合の「Story / AI」の総評
曲中での音域はmid1D(D3)~hiC(C5)とやや広いです。
地声最高音はhiC(C5)で、裏声は使われていません。女性の平均的な音域から考えると、下に広がっている珍しい曲です。
曲を通しての音域からも分かるように、各パートでの音域は狭めになっています。ただしCメロのみ最低音から地声最高音まで幅広く変化するために注意が必要です。
地声最高音はhiC(C5)で、Cメロで登場します。
この「Story」はサビよりもCメロの方が高音域が高い珍しい曲で、キー調整を考えるならばサビではなくCメロが歌いやすいかどうかで判断するのがおススメです。
キーは女性の最高音ギリギリですが、それに準ずるhiB(B4)の高音ロングトーンも見受けられます。高音が得意な女性の方はともかく、自信がない場合はキーを調節するのも良いでしょう。その際は
これで地声最高音がhiA#(A#4)~hiB(B4)になりますので、かなり楽になると思われます。
もちろん、高音に自信がある場合は後述の理由から、ぜひとも原曲キーでチャレンジしていただければと思います。
地声最低音はmid1G(G3)で、AメロやCメロで登場します。
このキーは女性の平均的な低音域を少し下回っていて、登場頻度も多いです。発声の時間そのものも長くなっていて、安定した低音の発声が求められます。
前述のキー調整の際になるべく原曲キーがおススメと言いましたが、キーを下げてしまうとAメロの低音地帯が満足に歌えなくなる可能性があるからです。
高音が得意な方は原曲キーで、逆に低音が得意な方はキーを下げるのが良いのですが、どちらも苦手な場合は多少低音を捨ててでもキーを下げるべきかなと思います。
音程難易度はやや易~普通となっています。
細かい音程変化が多いのですが、全体的にロングトーン多めで曲のスピードもゆったりとしているために合わせやすい印象を受けます。
フレーズの一つ一つが長いために、音程よりも肺活量や高音を維持するためのブレスを意識するのがおススメです。
以上を考慮して、
「Story 」はカラオケでも人気の楽曲で、その特徴として歌いやすい傾向にある曲です。にもかかわらずしっかりとした表現力が求められるので奥が深い曲ですね。
歌いやすい曲と言うのはカラオケで長年人気になりやすく、女性曲ですとaikoさんの「カブトムシ」や一青窈さんの「ハナミズキ」などがあります。
この「Story」もその例に漏れないということですね。覚えやすいメロディラインをしていますし、壮大な旋律はカラオケの中盤以降にぴったりです。
気に入った場合にはぜひとも練習をしてみてください!
自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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