back number(バックナンバー)の楽曲「アイラブユー」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
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「アイラブユー / back number」の楽曲音域データ
アーティスト | back number |
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リリース | 2022/10/24 |
タイアップ | NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」主題歌 |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★★☆☆ |
地声最低音 | lowG#(G#2) |
地声最高音 | mid2G#(G#4) |
裏声最高音 | hiA#(A#4) |
スピード | BPM78(やや遅い) |
ラップ | なし |
2022年10月24日にリリースされたシングル曲です。back numberの6枚目の配信限定シングル曲で、NHK連続テレビ小説「舞いあがれ!」主題歌に起用されました。
当楽曲はNHK連続テレビ小説の主題歌に起用されたことから多くの人が耳にする機会が多く、2022年の年末に放送された紅白歌合戦でも披露されています。
YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2023年1月現在、1000万回を突破しています。再生回数はback numberの他の曲と比べると控えめですが、テレビで耳にする機会が多いためかなと思います。
動画のコメントには「いなくなってほしくない人のまわりに浮かんだもので作りました。」との記載があり、覚えやすい歌詞が特徴的なナンバーです。
「アイラブユー / back number」カラオケでの歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:Cメロ→Bメロ→ラストサビ
- 高音:mid1G#(G#3)
- 低音:地声最低音lowG#(G#2)
- 音程:やや易
音域はちょうど1オクターブに収まっていて、低音域に集中しています。最低音もこのパートで登場し、全体的に低いためにやや歌いにくさを覚えます。ただ高いキーが登場するわけではないので、事前に準備が必要ないのは良い点です。
音程の変化は緩やかで、急激な変化は少なめとなっています。合わせやすい配置ですし、ロングトーンも多めですので難易度は低めです。
Aメロゆえになるべく声量をおさえて歌唱します。ロングトーンをしっかりと決めつつ、あまり感情を込めずに歌うのがポイントです。静かな雰囲気の演出を心がけましょう。
- 高音:mid2F#(F#4)
- 低音:地声最低音lowG#(G#2)
- 音程:やや易
音域は広くなり、低音域~中音域に集中します。ほぼ中音域なので歌いやすいですが、後半には低音域の集中している部分があるのでその部分は難易度が少し高めです。
Aメロから継続して音程は緩やかで、合わせやすい配置になっています。細かいところを外してしまう可能性はありますが、気にせずに歌唱して問題はないでしょう。
Aメロから切り替えて、やや強めの発声で歌唱します。ここからサビに向けて盛り上げていく、という意識を持てると良いでしょう。前半は強めの発声ですが、後半は逆にAメロと同じように声量をおさえるのが良いでしょう。
Bメロの中でも声の強弱をつけることを意識してみましょう。
- 高音:地声最高音mid2G#(G#4)、裏声最高音hiA#(A#4)
- 低音:mid1G#(G#3)
- 音程:やや易
音域は中音域~高音域に集中します。このパートで地声最高音と裏声最高音が登場です。音域的には歌いやすいパートですが、高音が多いので息継ぎは意識するようにしましょう。
緩やかな音程変化が多くなっていて、AメロBメロと同様に難易度はやや低めとなっています。高音の部分で声が裏返って外してしまわないようにだけ注意ですね。
Bメロの最後で押さえていた声を開放するように高らかに歌唱します。ほぼ高音の発声ですので、back numberの歌い方を再現するだけでかなりらしさが出てくるでしょう。
ロングトーンにて母音を強調しつつ伸ばす歌唱を行っていますので、慎重に歌唱することを心がけましょう。
また高音部分は裏声と地声が入り乱れているので、どの部分が裏声でどの部分が地声かを事前に覚えておくのも良いでしょう。カラオケでは採点をONにしていれば最高音のバーが裏声だと分かるちょっとした裏技もあります。
- 高音:地声最高音mid2G#(G#4)、裏声最高音hiA#(A#4)
- 低音:mid1G#(G#3)
- 音程:やや易
音域に関してはサビから続投と思っていただいて構いません。主に中音域~高音域からなります。
細かい音程変化も見受けられますが、それ以上に長めのロングトーンが目立ちます。ロングトーンを合わせれば音程的には問題ないので、細かい部分は外しても気にしなくてOKです。
サビが続いているようなイメージで歌唱して問題ありません。かなりの高音が続きますが、地声や裏声を使うのでやや喉から負担は取り除けます。
一方でロングトーンの歌唱がおざなりになると再現度が一気に下がるので、最後までしっかりと決めるように意識してみてください。
なお「アイラブユー」は曲の構成が少し特殊で、このCメロの後にBメロを挟んでラストサビへと移行します。
- 転調:なし
- 繰り返し:あり
転調はしませんが、繰り返しはあります。繰り返しというよりも、最後にフレーズがいくつか追加されている形になります。
歌い方に関してはこれまでのサビとそこまで変わりません。裏声の発声にも注意しつつ、歌声を響かせながら綺麗に締めてきましょう。
カラオケで歌う場合の「アイラブユー / back number」の総評
曲中での音域はlowG#(G#2)~hiA#(A#4)とかなり広いです。
地声最高音はmid2G#(G#4)で、裏声最高音がhiA#(A#4)です。男性の平均的な音域から考えると、下に大きく広がっていると言えます。
曲を通しての音域は広く、各パートでの音域も広めですが、歌いやすい音域となっています。とくにback numberの歌い方の再現に慣れている方は、ボーカルの清水さんの発声がはっきりとしているために余計に歌いやすく感じると思います。
地声最高音はmid2G#(G#4)で、サビとCメロで登場します。
登場頻度はやや多いものの、地声のキーとしてはギリギリ男性の平均的な高音となります。カラオケで歌い慣れている人であれば問題がない場合が多いです。それゆえに
というのも地声最低音はlowG#(G#2)とかなり低く設定されているのが原因です。
Aメロ、Bメロで登場しますが、それに準ずるキーも多く登場します。男性の平均的な低音域を優に下回っていて、歌い慣れている人でも出しにくさを感じる低さです。
このキーをさらに下げてしまうとAメロの歌唱がおぼつかなくなるので、なるべく原曲キーで歌唱したいところです。
裏声最高音はhiA#(A#4)となっています。
サビとCメロで登場し、芯がしっかりとしつつもやや弱めの発声となっています。地声高音に自信があれば地声で発声しても問題はありませんが、表現力の点を考えると裏声での発声が望ましいです。
張り上げる形にもかかわらず弱めの発声となるので、声が裏返らないか心配な場合は目を瞑るなどして発声に注力するのがおススメです。
音程難易度はやや易~普通となっています。
全体的に歌いやすい配置になっていて、始めて歌う場合であってもある程度の音程を合わせることはできるはずです。歌唱の際には音程よりも高音の方を意識するようにしましょう。
以上を考慮して、
「アイラブユー 」はback numberの曲として考えるとやや歌いやすい部類に入る一曲です。その中でも細かい裏声の登場などがあるので、練習にも向いています。
一方で、歌唱の際には表現力を意識するために、ロングトーンに気を配らなければならない珍しい曲でもあります。それを再現するためにも、深く息を吸って体の中に使える空気の量を増やすようにしましょう。
サビで壮大なイメージを響かせる一曲となっています。その傾向からカラオケでは中盤から終盤で入れるのがおススメです。気に入った場合にはぜひとも練習をしてみてください!