「高嶺の花子さん / back number」のカラオケでの歌い方【音域】

back number(バックナンバー)の人気楽曲「高嶺の花子さん(たかねのはなこさん)」についてカラオケでのパート毎の歌い方や音域を解説しました。地声、裏声の高さや音程の難易度も掲載しているので、ぜひ参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

関連記事

このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]

曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「高嶺の花子さん / back number」の楽曲音域データ

アーティストback number
リリース2013/6/26
タイアップなし
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★☆☆
地声最低音mid1E(E3)
地声最高音hiB(B4)
裏声最高音hiD(D5)
スピードBPM138(速い
ラップなし
高嶺の花子さんについて

2013年6月26日にリリースされたシングル曲です。特にタイアップはありませんが、YouTubeなどで人気に火が付きました。backnumberの曲の中でもかなり初期の頃の曲となっています。

曲名からなんとなく察せられると思いますが、「高嶺の花」をテーマにした曲です。カラオケでも大人気で、総合曲ランキングでもたびたび見かけます。

また2022年の年末の紅白歌合戦でも披露されたために、さらに知名度を伸ばしました。

YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年9月現在、6200万回を突破しています。再生回数からも、かなりの人気が伺えますね。

「高嶺の花子さん」は少し変わったメロディラインなものの、歌っていて楽しいナンバーに仕上がっています。

「高嶺の花子さん / back number」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2G#(G#4)
  • 低音:地声最低音mid1E(E3)
  • 音程:普通(急激な変化はあるものの、歌いやすい)

音域は約1オクターブに収まっています。地声最低音はこのパートで登場しますが、一瞬の登場です。それ以外ですとmid1F#(F#3)の音が多めとなっています。また、低音から中音への急激な変化が少し見受けられます。

音程に関してはほとんどが緩やかな変化ですが、前述の通り、急激に変化する部分があります。ただし外してしまうほど急激な変化ではないので、そこまで気にしなくても問題はありません。全体的に中音域から高音域の音が多めですので、比較的合わせやすいと感じるはずです。

Aメロながら、やや力を入れた形で歌唱します。声の出し方が少し特殊でして、普通に話している時の「ええ!?」というような、そういった声に近いです。原曲しっかりと聞いて、アーティストの声の出し方を真似できるとGOODです。

Bメロ
  • 高音:hiA(A4)
  • 低音:mid1F#(F#3)
  • 音程:やや難(変化が多く、一部を外しやすい)

Aメロから考えると、音域はやや上の方にシフトします。高音はhiA(A4)と高めですが、登場は一瞬でして、そのあとは徐々に下がっていくといった形になっています。ただし一瞬ではり上げますので、その時に声が裏切らないように注意しましょう。

音程に関してはAメロよりも変化が複雑で、絶えず変化しているイメージです。急激な変化も多く、一部を外しやすくなっています。

歌い方はAメロのままで、やや跳ねるようなポップな形で歌唱します。歌詞を敷き詰めていて少し歌いにくさを感じるかと思いますので、重点的に練習した方がいいパートですね。

サビ
  • 高音:地声最高音hiB(B4)、裏声最高音hiD(D5)
  • 低音:mid2A(A3)
  • 音程:普通(変化は複雑だが、合わせやすい)

音域は狭めですが。高音域に集中しており、地声最高音と裏声最高音がどちらも登場します。それに準ずるキーも多く登場し、サビらしく喉にダメージを与えてくるような構成となっています。

音程の変化はありますが、歌いにくい配置にはなっていません。ただし、Bメロと同じようにスピードも速く、歌詞も敷き詰めているので、流れるように歌唱して行くのが大切です。

歌い方ですが、高音の部分に関してはほぼほぼ全力の歌唱になると思われます。高音の維持に意識を割く必要がありますので、メロディーや歌い方、歌詞に関しましては事前に完璧に覚えておきましょう。

Cメロ
  • 高音:地声最高音hiB(B4)
  • 低音:mid1F#(F#3)
  • 音程:普通(変化はあるが、歌いやすい位置に配置されている)

音域的にはBメロに近く、主に低音域からなりますが、高音域への急激なシフトも見受けられます。地声最高音も登場し、高音でまとまっている部分もあります。

音程に関しましても緩やかに変化する部分のほかに、激しく変化する部分もあり、難易度としては全体的には普通と言えるでしょう。一部分を外してしまうかもしれませんが、あまり気にせずに歌唱を続けるのがおすすめです。

歌い方に関しましては、AメロBメロと同じような調子で歌唱します。Cメロ全体を通して音程がちょくちょく変わるので、歌詞やメロディーをしっかりと覚える必要があります。同じような音程配置が繰り返されるというわけではなく、すべての部分が新しいと考えた方が良いでしょう。

ラストサビ
  • 転調:なし
  • 繰り返し:あり

転調はしません、繰り返しはします。
最初のラストサビは静かな雰囲気で歌唱して行き、ラストサビへの落差を歌声で付けていきます。

ラストサビでは一転、力を入れて歌唱し、最後と言わんばかりに盛り上げていきます。
当然、地声最高音と裏声最高音も再度登場しますので、ここで声が裏返らないようにしっかりと息を吸って歌唱して行きましょう。

カラオケで歌う場合の「高嶺の花子さん / back number」の総評

曲中での音域はmid1E(E3)hiD(D5)とやや広いです。
地声最高音はhiB(B4)で、裏声最高音はhiD(D5)です。男性の平均的な音域から考えると、上の方に広がっています。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

曲を通しての音域がやや広く、各パートでの音域もやや広めです。各パートは歌いやすいものの、急激な変化が多く見受けられます。それゆえに、そういったキーの変化の部分で声の出しにくさを感じるところはあるかもしれません。

地声最高音はhiB(B4)で、Cメロとサビで登場します。
back numberとして考えると高い方でして、それに準ずるキーも多く登場します。登場頻度もそれなりにあるので、やや余裕をもって出せる必要がありますね。

地声の高音に自信のある人ならば、やや余裕をもって出せるかと思われます。しかし実際にカラオケで歌唱してみて、苦しいなと感じた場合にはキーを下げることをオススメします。

キー調整をする場合には、キーを2つ~3つ下げてみましょう。

これでキーがmid2G#(G#4)やhiA(A4)になります。「高嶺の花子さん」は全体的に高音域が多めですので、一気に楽に感じるでしょう。

地声最低音はmid1E(E3)です。
男性の平均的な低音域から考えると、やや上の方に位置しています。さらに登場頻度も少なめです。そのため下げる余裕があります。これに準ずるのはmid1F#(F#3)のキーですので、これを意識して下げることを考えるとやや余裕があります。

もしもキーを3つ下げても厳しければ、さらにキーを下げることを考えてみてもよいでしょう。

裏声最高音はhiD(D5)となっています。
サビで登場し、高音域の地声から裏声部分へと緩やかに変化します。やや力を入れた状態で、しっかりとした芯のある裏声になっているのが特徴です。裏声部分も一瞬ではなくやや長いので、しっかりとアーティストの出し方を再現していきましょう。

音程難易度は普通となっています。
音程変化は絶えずあり、急激な変化も多いです。ただし音程はかなり合わせやすい位置に配置されています。メロディーと歌詞を覚えてしっかりと歌えば音程を合わせることができるでしょう。

ただし、各パートでの音程の配置は絶妙に異なっていて、普通の曲と比較して考えるとメロディーを覚える部分が多めとなっています。マスターするために普通の曲の1.5倍程度はメロディーを覚える必要がありますので、そこは難しいと感じるかもしれません。

以上を考慮して、

総合的な難易度では普通~やや難になると感じました。

「高嶺の花子さん」はback numberの他の曲から考えると、キーは高めとなっています。地声での発声に自信がある人ならば、歌っていて楽しめるでしょう。一方でキーの調整もしやすいので、苦しいと感じる方もキー調整をすれば十分に楽しめるはずです。

ただし忙しなくメロディラインが変わりますので、事前にカラオケでしっかりと歌い込む必要があります。Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロでどのような歌い方をしているのか、どこで歌詞を切っているのかなどをしっかりと体で覚えるのがおススメです。

マスターするまでの時間はかかりますが、難易度は高すぎるということはないので、気に入った場合はぜひともチャレンジしてみてください。

カラオケのコツが詰まった教科書で
さらにレベルアップ!

詳細かつ丁寧な解説で、歌唱力も採点の点数もアップさせて、カラオケで注目を集めよう!