「HAPPY BIRTHDAY / back number」のカラオケでの歌い方【音域】

「HAPPY BIRTHDAY / back number」について歌い方や音域を解説しました。カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「HAPPY BIRTHDAY / back number」の楽曲音域データ

アーティストback number
リリース2019/2/27
タイアップTBS系火曜ドラマ『初めて恋をした日に読む話』主題歌
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★☆☆
地声最低音lowF#(F#2)
地声最高音mid2G#(G#4)
裏声最高音hiB(B4)
スピードBPM73(やや遅い
ラップなし
HAPPY BIRTHDAYについて

2019年2月27日にリリースされたシングル曲です。ドラマの主題歌に起用されました。他の曲と同じく、オリコンで好成績を取っています。

YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生数は2022年9月現在、3200万回を突破しています。公開されたのが2021年ですので、たった1年でこの再生回数は人気が伺えますね。

「HAPPY BIRTHDAY」はAメロBメロはしみじみとしたメロディーで、逆にサビは訴えかけるような盛り上がりを見せる一曲となっています。

「HAPPY BIRTHDAY / back number」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid1G#(G#3)
  • 低音:地声最低音lowF#(F#2)
  • 音程:普通(変化は複雑だが、合わせやすい配置)

音域は狭めですが、低音域帯となっています。地声最低音はここで登場しますが、一瞬で上がってしまいますので、外したとしても気にしなくてOKです。ただそれに準ずるキーはやや多く、低音が苦手な場合はこのパートが鬼門になるかもしれません。

音程の変化は絶えずあるのですが、歌いやすい位置に配置されていて、メロディラインを意識しながら歌うと音程が合いやすいです。スピードはそこまで速くはないものの、しっかりと意識して合わせるよりもリズムに乗って歌唱したほうが良いですね。

低音部分がほとんどですので、声を小さくしての歌唱がおススメです。やや吐息多めに歌唱するとらしさが出ると思います。呟くような歌唱と考えると分かりやすいかもしれません。

Bメロ
  • 高音:mid2F#(F#4)
  • 低音:mid1G#(G#3)
  • 音程:やや易(変化が少なく、合わせやすい)

Aメロから、音域がそのまま上にずれるような印象です。キーが高めになるので、かなり歌いやすくなったと感じるでしょう。最高音はまだ出てきませんし、良心的なパートと言えるでしょう。

音程もAメロに比べればかなり落ち着いています。ややスピードは上がりますが、それでも音程は合わせやすさを感じるでしょう。特に後半の音程は一直線の平坦なものですので、この部分は絶対に外さないようにしましょう。

Aメロとは打って変わってやや声を張っての歌唱になります。Aメロで声を抑えていたので、その落差を演出できるパートですね。もちろんサビが一番の盛り上がりですので、余力は残しておきましょう。

サビ
  • 高音:地声最高音mid2G#(G#4)、裏声最高音hiB(B4)
  • 低音:mid1F#(F#3)
  • 音程:普通(変化は複雑だが、合わせやすい配置)

主に高音域から成ります。サビを通して高いキーが頻出すると考えてください。ただし、地声、裏声を何回か切り替えますので、やや歌唱力が必要なパートです。地声最高音のmid2G#(G#4)がギリギリ出せるくらいですとちょっと厳しさを感じるかもしれません。

音程はやや複雑で、絶えず変化します。さらに裏声への切り替えは一瞬でキーが上がるので、その周りで音を外してしまいがちです。ですが音程の取りやすい部分もありますので、そういったところをしっかりと合わせれば、さして音程正解率に影響はないと思われます。

Bメロでの歌い方をそのまま続けていきますが、やや力を入れるとより良いですね。ちなみに裏声は最初は張り上げて出した後に地声に変形するものになります。こちらは一瞬の切り替えですのでしっかりと発声をしましょう。

一方でもう一か所は抜けていくような裏声となっていますので、発声した後に息を抜いてフェードアウトするような演出をするとかなりらしさが出るでしょう。

Cメロ
  • 高音:地声最高音mid2G#(G#4)
  • 低音:mid1F#(F#3)
  • 音程:やや易(変化が少なく、合わせやすい)

2番のAメロ終了後に急にこのCメロへと移行します。かなり珍しい曲の構成をしていますので、2番を知らない状態で歌うと驚かれるかもしれません。音域的にはBメロに似ていて、Bメロが歌いこなせるなら問題はないでしょう。

スピードはやや速くなっていますが、音程の配置もBメロと似通っています。ロングトーンがやや多めですが、その分しっかりと合わせやすいということでもあります。まっすぐとした発声を意識することで、音程正解率を一気に上げることができるでしょう。

歌い方としてはサビのように出し切るような発声ではなく、どちらかというとしっかりとした発声となります。一つ一つのワードをはっきりと発音すると、かなりらしさが出るでしょう。

ラストサビ
  • 転調:なし
  • 繰り返し:あり

繰り返しとありますが、最初はやや抑え気味の音量で、そして最後は全力で歌唱していきます。落差を自分の歌声で作り上げていきましょう。

カラオケで歌う場合の「HAPPY BIRTHDAY / back number」の総評

曲中での音域はlowF#(F#2)hiB(B4)とかなり広いです。
地声最高音はmid2G#(G#4)で、裏声最高音はhiB(B4)です。男性の平均的な音域から考えると、下の方向に広がっています。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

曲を通しての音域は広いのですが、各パートでの音域は狭めになっています。Aメロが低く、Bメロ以降が高めと覚えておくと良いでしょう。全体的に見てみると中音域帯の音が多めで、高音が連発されるわけではありません。

地声最高音はmid2G#(G#4)で、Cメロとサビで登場します。
そこまで頻度は多くないのですが、裏声のことを考えるとこのキーがやや余裕をもって出せるとかなり楽になります。mid2G#(G#4)は到達不可能な高さでは決してないので、カラオケで練習をして出せるようになりたいところです。

一方で、カラオケでさまざまな曲を歌い慣れている人からすると裏声の方が問題かと思われますので、やや余裕をもってサビは歌唱できているのかなと思われます。
以上の点を考慮して

キー調整はしないことをオススメします。

地声最低音はlowF#(F#2)です。
男性の平均的な低音域から考えるとかなり下の方に位置しています。登場は一瞬ですが、それに準ずる低さのキーも多く登場します。「HAPPY BIRTHDAY」はAメロの低音域部分が一般的に考えてもかなり低いために、キー調整がしにくくなっています。よほど低音に自信がない限りは、高音域を頑張って発声する方が良いでしょう。

裏声最高音はhiB(B4)となっています。
サビで一瞬だけ登場します。その後のhiA#(A#4)のキーも裏声となっています。このキーへは地声から、裏声部分へと一気に変化します。地声→裏声に切り替わりますが、裏声→地声へは変化しません。

急に張り上げる形になるので、声が裏返らないように要注意ですね。地声の高音に自信がある人は、この裏声への一瞬の変化を練習すると良いでしょう。

音程難易度は普通となっています。
音程変化は複雑ですが、どちらかというと合わせやすくなっています。多少は外してしまうかもしれませんが、気にしなくても大丈夫です。

ただし、歌詞はやや敷き詰め気味ですので、歌詞はしっかりと覚えるようにしましょう。またCメロはかなり曲調が変わりますので、ここもしっかりと覚えておきたいところです。

以上を考慮して、

総合的な難易度では普通~やや難になると感じました。

「HAPPY BIRTHDAY」はback numberの他の曲から考えると、やや難しめとなっています。音域が広く、裏声も使われていて、要求されるテクニックは多めです。しかし、落ち着いたメロディラインをしているので比較的余裕はあり、ものすごく難しいというわけではありません。

事前にカラオケでしっかりと練習をすれば、十分に歌いこなせるレベルでしょう。逆にまったく練習せずに歌うと2番以降で痛い目を見ると思います。ドラマでこの曲を好きになった人も居ると思いますが、そういった人は2番のCメロの急な登場に驚くでしょう。

カラオケでは終盤辺りで入れるとしんみりとした空気を作り出せます。アップテンポな曲で疲れた気持ちを癒すために、入れてみるのもアリですね。

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