「月虹 / BUMP OF CHICKEN」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「月虹 / BUMP OF CHICKEN」の楽曲データ
アーティスト | BUMP OF CHICKEN |
---|---|
リリース | 2019/7/10 |
タイアップ | アニメ「からくりサーカス」OPテーマ |
総合難易度 | ★★★★☆ |
音程難易度 | ★★★★☆ |
地声最低音 | mid1D(D3) ※Aメロ、Bメロで登場 |
地声最高音 | mid2G(G4) ※サビで登場 |
裏声最高音 | mid2G#(G#4) ※Cメロで登場 |
スピード | BPM200(とても速い) |
ラップ | なし |
2020年7月10日にリリースされたアルバム「aurora arc」に収録されている曲です。
アニメ「からくりサーカス」のOPテーマにも起用されました。
シングルではありません。
YouTubeに公式チャンネルが音源を投稿しています。
音源なので画面は切り替わりません。
とはいえ、動画サイトでフルで聴けるので、気楽に聴くことができます。
アルバム「aurora arc」がオリコンでも1位を獲得し、その中でもタイアップがあったことによりさらに注目を浴びた作品です。
曲調はアップテンポで、疾走感のあるナンバーです。
BPM(曲の速さ)も200を記録していて、日本中の全曲で見てもトップクラスに速い曲です。
曲全体を通してやや早口で歌唱することが必須です。
歌いこなすのは大変ですが、疾走感があるために歌っていて楽しいナンバーです。
それぞれのパートや総合評価について、詳しく見ていきましょう。
「月虹 / BUMP OF CHICKEN」の構成と歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:Cメロ→ラストサビ
Aメロなのでキーは低めに設定されています。
上がり切っても、mid2D(D4)までです。
地声最低音のmid1D(D3)もここで登場します。
スピードが速く、音程変化も複雑です。
早口で歌う必要があり、舌が回ったとしても歌いにくさを感じるでしょう。
Aメロからやや力を入れた発声で歌唱していきます。
弾むように歌唱していきましょう。
歌詞を敷き詰めていますが、しっかりと歌詞の切れ目が歌唱の切れ目となっています。
そのためリズムは取りやすいですね。
むしろ早く歌おうと思って原曲を追い越してしまわないように注意しましょう。
音域はAメロとほとんど変わりません。
上がり切るところはmid2D(D4)です。
しかし、張り上げて歌う部分が多く、高音の登場頻度はAメロより多くなります。
歌詞の敷き詰め具合はAメロよりはなくなります。
ですが急激に上下する音程が多いので、音程を合わせるのはここでも難しいです。
ややAメロよりも弱い発声を意識します。
切れ目はありますが、短いです。
母音を伸ばす部分があるので、そこでリズムを取っていくようにしてください。
音域が一段階上がります。
高音を中心に構成するようになり、地声最高音のmid2G(G4)も登場します。
一方で僅かですが低音部分もあり、地声最低音も登場します。
音域の変化が激しいパートですね。
歌詞はやや敷き詰め気味です。
音程の変化は緩やかですが、低音域が集中する部分は変化がかなり複雑で歌いにくいですね。
フレーズの途中で出てくる低音の音程を外しやすくなっています。
Aメロよりも強い発声へとシフトします。
フレーズの先頭が母音を伸ばすので、そこでリズムを取りつつ、後半の敷き詰めている部分は強調を意識せずに歌うのがおススメです。
低音部分での歌唱が難しいですが、「の」の音を若干強調してリズムを取ります。
その後は母音を伸ばす部分があるので、そこでリズムを取っていくのがおススメですね。
音域が広く、低音域から裏声最高音のmid2G#(G#4)まで広く登場します。
相変わらず歌詞を敷き詰めがちです。
音程変化も上下に激しく動きます。
やや力を入れた発声を意識します。
Aメロと同じ程度でOKです。
高音部分の裏声はリラックスして出しています。自然な裏声ですね。
歌詞を敷き詰めていますが、ほんの少しだけ母音を伸ばして歌唱しています。
切れ目は多く、やや余裕はあります。
リズムを取りながら歌唱していきましょう。
繰り返し、および転調はありません。
ただし最後にはアウトロが配置されています。
高音でのロングトーンが多く、最後にして最大の見せ場ですね。
最後のロングトーンはかなり力を入れての歌唱になります。
キーは高いですが、ややシャウト気味で歌声を響かせていきましょう。
カラオケで歌う場合の「月虹 / BUMP OF CHICKEN」の総評
曲中での音域はmid1D(D3)~mid2G#(G#4)と標準的です。
地声最高音はmid2Gで、裏声最高音がmid2G#です。
男性の平均音域と比較すると、ぴったりと一致します。
パート内部で音域は激しくは変化しません。
一部急激な変化はありますが、AメロBメロは低く、サビは高いですね。
地声最高音はmid2G(G4)で、サビで毎回登場します。
それ以外にはmid2Eやmid2Fの音が多く登場します。
とくにmid2Fのキーはロングトーンで多く登場するので、このキーは余裕をもって出せる必要があります。
最高音は連発されないので、まずは原曲キーで歌唱してみるのがおススメです。
もし原曲キーでの歌唱が厳しいならmid2Fのロングトーンが原因なので、
地声最低音はmid1D(D3)です。
やや低く、曲中では多く登場します。
とはいえ全体で見てみるとそこまで回数が多いわけではありません。
少なくともキーを1つ下げるくらいならば大丈夫です。
裏声はmid2G#(G#4)ですが、Cメロにのみ登場します。
地声で出すときついかもしれませんが、裏声ならば余裕があるでしょう。
この部分は問題なく歌唱できると思います。
音程難易度はやや難となっています。
音程の変化は複雑で、スピードも速く、余裕がなくなりやすいです。
しっかりと歌い込まないと、満足には歌えないでしょう。
どれだけ練習したかが物を言う曲です。
以上を考慮して、
音域的には余裕があるのですが、スピードが速いために余裕を失いやすいです。
とくに息継ぎのミスは致命的で、一気に肺活量が苦しくなってしまいます。
また音程を意識して合わせる暇もないのも欠点ですね。
一方で、しっかりと歌詞や歌い方を覚えれば楽しく歌える曲です。
スピードの速い曲に慣れている方ならば、余裕を持っての歌唱もできるでしょう。
キーが低く、さらに調整もしやすいので練習を積めるというのもメリットです。
「月虹」を歌唱して速い曲に慣れていく、というのもとてもおススメです。
最近の曲は米津玄師さんを始めとしてスピードが速く、歌詞を敷き詰めている曲が多いので、そうした曲への対策にもなりますね。