「Gravity / BUMP OF CHICKEN」の歌い方【音域】

「Gravity / BUMP OF CHICKEN」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「Gravity / BUMP OF CHICKEN」の楽曲データ

アーティストBUMP OF CHICKEN
リリース2020/9/10
タイアップアニメ映画「思い、思われ、ふり、ふられ」主題歌 
総合難易度★★★★☆
音程難易度★★★★☆
地声最低音lowF(F2)
地声最高音mid2G#(G#4)
裏声最高音なし
スピードBPM80(標準的な速さ)
ラップなし
Gravityについて

2020年9月10日に配信限定でリリースされました。
後、2020年11月4日にはCDとしてシングルでリリースされます。
CD版のシングルの中には、同じく配信限定でリリースされている「アカシア」も収録されます。

アニメ映画「思い、思われ、ふり、ふられ」の主題歌に起用されました。
タイアップの効果もありますが、歌番組やSNSで拡散され、知名度も高い曲です。

YouTubeに公式チャンネルがPVを投稿しています。
2020年10月現在、すでに190万回も再生されています。
PVの内容は一人の青年が不思議な洞窟から抜け出しそうと冒険をする様子が映されています。

その冒険の最中に赤いドレスの女性やBUMP OF CHICKENのメンバーが出てきたりします。
最終的には炎越しに演奏するBUMP OF CHICKENのメンバーが映し出されます。

BPMからも分かるように、アップテンポで疾走するような曲ではありません。
しかし、明るいメロディと弾むような温かさのある曲となっています。

「Gravity / BUMP OF CHICKEN」の構成と歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ(2回)→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ(2回)→Bメロ→サビ
  • ラスト:ラストサビ→アウトロ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2D#
  • 低音:lowG#
  • 音程:やや難(歌いにくく、音程の上下差が激しい)

やや力を抜いた発声で歌唱していきます。
口ずさむような歌唱ですね。
高音部分もそこまでキーが高くはないので、軽い調子で歌唱していきましょう。

歌詞の切れ目と歌唱の切れ目が一致していないだけでなく、切れ目の場所がバラバラで歌いにくく感じます。
どのような歌詞で、どこで切っているのか、どこで伸ばしているのかをしっかりと覚える必要があります。
しっかりと覚えれば、多少外すことはあるかもしれませんがある程度歌いこなすことはできるでしょう。

Bメロ
  • 高音:mid2A#
  • 低音:地声最低音lowF(2番で登場)
  • 音程:普通(変化は緩やかだが、やや歌いにくい)

発声はAメロと同じく、口ずさむように軽い調子で歌唱していきます。
切れ目がAメロよりも少なくなり、やや歌いやすくなります。
音程の難易度も下がるので、Aメロを覚えるころにはある程度覚えられているパートと言えます。

サビ
  • 高音:地声最高音mid2G#
  • 低音:mid1F
  • 音程:普通(変化は激しく、歌詞を敷き詰めているものの、歌いやすい)

Bメロよりも強い発声へとシフトします。
AメロBメロは静かな印象でしたが、サビで盛り上げるイメージです。
低音、高音問わずに力を入れて歌唱していきましょう。

細かい切れ目が多いパートです。
息継ぎをするほどではありませんが、リズムを取るための切れ目としては十分です。
音程が緩やかに変化するので、歌いやすいと感じるでしょう。

切れ目でリズムを取りつつ、歌い方を再現していきましょう。

Cメロ

ありません

ラストサビ
  • 転調:なし
  • 繰り返し:あり
  • 高音:mid2C#
  • 低音:mid1C#
  • 音程:普通(変化は緩やかだが、細かい部分を外しやすい)

アウトロですが、サビと同じように力を入れて歌唱していきます。
同じような音程配置が連続するので歌いやすい部分です。
歌詞の切れ目と歌唱の切れ目が一致しているので、リズムも取りやすくなっています。

カラオケで歌う場合の「Gravity / BUMP OF CHICKEN」の総評

曲中での音域はlowF(F2)~mid2G#(G#4)とかなり広いです。
地声最高音はmid2Gで、裏声は使われていません。
男性の平均音域と比較すると、低音部分に突き抜けていますね。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

音域が広く、それゆえに各パートでも音域が頻繁に変化します。
低音から中音への変化や、中音から高音への変化が多めです。
音域的にはやや歌いにくい曲です。

地声最高音はmid2G#(G#4)で、サビで登場します。
張り上げるように歌唱し、しっかりと聞き取れるので、このキーが余裕をもって出せる必要があります。
苦しそうに出しても問題はありませんが、余裕をもって出せると良いです。

もしも苦しくて歌唱そのものが厳しい場合は、
最高音を意識して下げるのがおススメです。

キー調整をする場合には、キーを1つ~2つ下げてみましょう。

これで地声最高音がmid2G(G4)くらいになるので、歌いやすくなると思います。
まずは1つ下げてみて、それでも高い場合はもう1つ下げてみましょう。

地声最低音はlowF(F2)です。
2番のBメロで登場しますが、それ以外にもlowG#といった低音が登場します。
キー調整をしなくても十分に低く、低音が出せない人も多いと思います。

キーを下げると地声最低音も下がります。
とはいえ元々が低音すぎるので、気にせず下げて、
それなら高音を出せるようにしよう!というのもアリだと思います。

音程難易度はやや難となっています。
音程変化が複雑で、切れ目がバラバラなので歌いにくいです。
しかし、しっかりとカラオケで歌い込めば思ったように歌えるレベルです。
歌い慣れている人であればなおさらでしょう。

以上を考慮して、

総合的な難易度ではやや難になると感じました。

BUMP OF CHICKENの曲の中では難易度は普通の印象の曲です。
スピードが速くないですし、極端に音程が合わせにくいわけでもありません。
ですが、すぐにマスターできるかと言われるとそこまで簡単でもありません。

どちらかというと練習をすれば習得ができる曲です。
練習をしなければ難しく感じますが、練習をしさえすれば歌いこなせるようになります。
どれだけカラオケで歌唱したかが問われる曲ですね。

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