「カルマ / BUMP OF CHICKEN」のカラオケでの歌い方【音域】

BUMP OF CHICKEN(バンプ/バンプオブチキン)の「カルマ」について、カラオケでの歌い方や音域を解説しました。地声最高音や裏声最高音、各パート毎の音程の難しさなども解説していますので、ぜひ参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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曲情報をまとめた後に、実際にカラオケで歌唱して、歌うときに気を付ける点などを記載しています。歌いこなすために練習するときの参考にしていただければ幸いです。

「カルマ / BUMP OF CHICKEN」の楽曲音域データ

アーティストBUMP OF CHICKEN
リリース2005/11/23
タイアップゲーム、アニメ『テイルズ オブ ジ アビス』主題歌
総合難易度★★★☆☆
音程難易度★★★☆☆
地声最低音mid1C#(C#3)
地声最高音mid2F#(F#4)
裏声最高音なし
スピードBPM194(速い)
ラップなし
カルマ について

2005年11月23日にリリースされたシングル曲です。BUMP OF CHICKENの11枚目のシングルで、ゲーム「テイルズオブジアビス」の主題歌に起用されました。

ゲームの発売日は12月15日なので、先行リリースといった形になります。11月23日の段階では「supernova/カルマ」という名義で両A面シングルとして発売されました。

その後、12月14日にはゲーム仕様の限定シングルもリリースされています。

YouTubeにTOYSFACTORYJP公式チャンネルがMVを投稿しています。
再生回数は4400万回を突破しています。ゲームがシリーズものなのですが、シリーズの中でも屈指の人気を誇るために、再生回数も凄まじいですね。

「カルマ」はアップテンポな調子で疾走する、カッコいいナンバーとなっています。

「カルマ / BUMP OF CHICKEN」カラオケでの歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 終盤:Cメロ→ラストサビ
歌い方解説
Aメロ
  • 高音:mid2D#(D#4)
  • 低音:地声最低音mid1C#(C#3)
  • 音程:普通

音域はやや狭く、低音域に集中しています。最低音がこのパートで登場しますが、頻度がかなり多く、それに準ずるキーも多く登場します。音域的には低音域が多いので少し歌いにくさを感じるかもしれません。

原曲を聴いているととてもスピードが速いと思われるかもしれませんが、実際にカラオケで歌唱してみると音程の変化は緩やかです。ただし音の数が多いので細かい部分を外しやすくはなっています。

Aメロですが声量をおさえるといったことはせずに歌唱します。ポイントとしては流れるように歌唱しつつも、歌詞の切れ目ではしっかりと切るのが大切です。切れ目はかなり短く、十分に息継ぎをする暇もないくらいですので、可能な限りブレスをしつつリズムを取る箇所としていきましょう。

Aメロの中で一部はり上がる部分があるので、その部分の歌唱は要注意です。あまり力を込めすぎずに、けれどもそれ以外の場所とはメリハリをつけていきましょう。

Bメロ
  • 高音:地声最高音mid2F#(F#4)
  • 低音:地声最低音mid1C#(C#3)
  • 音程:普通

音域は曲中で最も広く、このパートで最低音と地声最高音の両方が登場します。低音域から高音域まで幅広く登場し、どちらも頻度多めです。音域的には忙しないために歌いにくいですね。

Aメロから継続して細かい音程の変化が多く、一部を外しやすくなっています。スピードが速いことも相まってやや難易度は高めですが、リズムに合わせて歌うことで音程を合わせることはできます。

低音域から高音域に向けて変化する特徴的な音程配置をしています。低音部分はやや声量をおさえつつ、高音部分に向かうにつれて声量を入れていきます。ただしわざとらしく力を入れるようなことはせずに、どちらかというと流れに乗って歌唱したほうが良いと言えます。

サビ
  • 高音:地声最高音mid2F#(F#4)
  • 低音:mid1F(F3)
  • 音程:普通

音域はほぼ1オクターブですが、高音域に集中しています。地声最高音がこのパートでも登場です。全体的にキーも高く、息継ぎのタイミングもシビアですので歌いにくいパートと言えます。

スピードが速く歌詞も敷き詰めていますが、長めの発声が多いのが救いです。その部分をしっかりと合わせることで、音程正解率を稼いでいきましょう。一部急激に変化する部分では音程を外すこともあると思いますが、気にせずに歌唱していくのがおススメです。

あまり力の強弱などを考えずに、とにかくリズムに乗って歌唱することを意識しましょう。その上で原曲のBUMPの歌い方を真似するのがおススメです。高音部分が多いので息継ぎに関しても忘れないようにしてください。

Cメロ
  • 高音:地声最高音mid2F#(F#4)
  • 低音:mid1D#(D#3)
  • 音程:普通

音域は広く、このパートでも地声最高音が登場します。後半に向かえば向かうほど高音が連発されるので、苦しさも感じるでしょう。

カラオケで歌唱していると、パッと見た感じAメロBメロサビと同じように歌詞を敷き詰めているように見えますが、カラオケの都合上音程バーを凝縮しているだけで実際にはやや余裕があります。

しっかりと音程バーを見て音程を合わせつつ、しっかりとした発声を意識して歌唱しましょう。

やはり一番の見せ場は後半部分の高音地帯にあります。キーはmid2F#(F#4)とやや低めですが、高音が苦手な方はここでしっかりと力を入れて歌声をカラオケルームに響かせてください。

逆に高音が得意な人は余裕があると思いますので、意図的に声の力を増すことでラストサビへの盛り上がりとしてみてください。

ラストサビ
  • 転調:なし
  • 繰り返し:あり

転調はなく、繰り返しがあります。

キーは上がりませんが、ラストサビは通常のサビよりもやや力を入れて歌唱します。さらに最後には長めの高音ロングトーンが待っていますので、この部分もしっかりと決めて綺麗に閉めていきましょう。

カラオケで歌う場合の「カルマ / BUMP OF CHICKEN」の総評

曲中での音域はmid1C#(C#3)~mid2F#(F#4)と広めです。
地声最高音はmid2F#(F#4)で、裏声は使われていません。男性の平均的な音域から考えると、下方向に少しだけ広がっています。地声最高音は平均的な音域に収まってますね。

参考:男性の平均的な音域

男性の平均的な声域

曲の長さが3分台とかなり短く、スピードは速めで歌詞もある程度詰め込んである一曲です。音程配置も複雑で、スピードの速さも相まって音程を外しやすくなっています。

キーは高くはないのですが、最初から最後まで休む暇がなく、それゆえに息が苦しくなりやすい曲ですね。

地声最高音はmid2F#(F#4)でAメロ以外で登場します。
男性の平均的な音域から見てみると少しだけ低めです。ただし登場頻度はかなり多く、ロングトーンの形でも登場します。

とはいえこのキーはほとんどの人が出せると思うので、高音の難易度は低めです。高音が得意な方ならば低いと感じるほどでしょう。以上の点を踏まえて、

カラオケで歌う際は、まずはキー調整はしないでチャレンジしてみてください。
曲全体を通して疾走するような形での歌唱になるために、そこまで高音の苦しさを感じないのも良い点ですね。

地声最低音はmid1C#(C#3)で、Aメロ、Bメロで登場します。
登場頻度はかなり多く、発声が長いキーもあります。それゆえに、あまり下げる余裕はありません。最低音の観点からも、キーは下げない方が良いでしょう。

音程難易度は普通となっています。
曲のスピードが速く、歌詞を敷き詰めているので音程を見て合わせるような余裕はありません。ただし全体的に合わせやすい位置には音程は配置されていて、メロディラインも覚えやすくなっています。

付け焼刃で対処できるレベルではありませんが、しっかりと覚えて歌えば、音程を意識しなくてもある程度の音程を合わせることはできるでしょう。

以上を考慮して、

総合的な難易度では普通になると感じました。

「カルマ」は知名度が高いのでカラオケでは安心して選べる一曲です。この曲を歌う人も多いですね。BUMPの曲らしく、地声のキーが低いですし、裏声も使われていません。

ただ曲のスピードが速いために、聴いているだけの状態でいきなり歌うのはおススメしません。事前に口ずさんだり、一人カラオケで練習するなどして歌い方を体に教え込みたいですね。

ノリノリで歌唱できるカッコいい曲ですので、気に入った場合はぜひとも練習してみてください。

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