「Last Song / GACKT」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「Last Song / GACKT」の楽曲データ
Last Song
GACKT
2003/11/12 ¥204
アーテイスト | GACKT |
---|---|
リリース | 2003/11/12 |
タイアップ | なし |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★☆☆☆ |
地声最低音 | mid1B(B2) ※Aメロ、サビで登場 |
地声最高音 | hiA(A4) ※Cメロ、ラストサビで登場 |
裏声最高音 | hiA(A4) ※サビで登場 |
スピード | BPM130(やや速い) |
ラップ | なし |
2003年11月12日にリリースされたシングル曲です。
タイアップこそないものの、この曲で3度目の紅白歌合戦出場を果たしました。
そのため知名度はGACKTさんの曲の中でも高めになっています。
YouTubeにてcrownrecordがPVを投稿しています。
2020年10月現在、再生回数が570万回を突破していて、人気が伺えます。
典型的なバラードソングですが、AメロBメロは静かな印象、
サビは一気に盛り上がります。やや壮大なイメージがありますね。
ゆったりとした曲調で、歌いやすい曲になっています。
「Last Song / GACKT」の構成と歌い方について
- 1番:Aメロ→サビ
- 2番:Aメロ→サビ
- ラスト:Cメロ→ラストサビ
- 高音:mid2A
- 低音:地声最低音mid1B
- 音程:やや易(細かい部分は外しやすいが、全体的に単調で歌いやすい)
少しだけ力を入れて、呟くように歌唱していきます。
低音を響かせることができる場合は、それを意識するとらしさが出るでしょう。
アクセントはあまり意識せずに、自然体で歌唱していきます。
母音はやや強調するので、力の加減が難しいパートです。
一方でスピードはゆっくりで切れ目も十分に配置されていて、リズムは取りやすいですね。
ありません
- 高音:裏声最高音hiA
- 低音:mid1G
- 音程:やや易(変化は複雑な部分が一部あるが、流れに乗って音程を合わせやすい)
Aメロとは打って変わって力を入れた発声で歌唱していきます。
Aメロは自然体でしたが、サビは感情を込めて歌唱するイメージです。
前半部分は4音ごとにアクセントが置かれています。
ここでアクセントをつけることによって、歌いやすくなるでしょう。
後半には裏声での最高音が登場します。
この裏声は抜けるような裏声で、リラックスして発声します。
力を入れないように注意しましょう。
- 高音:地声最高音hiA
- 低音:mid1D
- 音程:やや易(変化が緩やかで、音程が合わせやすい)
前半後半の2つのブロックから成ります。
前半後半の間にはかなりの隙間が空いています。
前半は2番のサビからすぐに移行します。
かなり強めに歌唱されていて、感情のこもった、叩きつけるような発声が特徴です。
後半は同じく強めの発声ながらも、母音を伸ばして溜めるような雰囲気を出します。
その溜めた力をラストサビで爆発させるイメージを持つと歌いやすくなるでしょう。
- 繰り返し:なし
- 転調:あり(一部)
- 高音:地声最高音hiA(頻度多め)
カラオケで歌う場合の「Last Song / GACKT」の総評
曲中での音域はmid1B(B2)~hiA(A4)とかなり広いです。
地声、裏声ともに最高音はhiA(A4)です。
高音、低音ともに男性の平均的な音域をややオーバーしています。
パート内部で、音域は激しく変化しません。
音域は広いですが、低いパートは低い、高いパートは高いと綺麗に分かれています。
地声最高音はhiA(A4)で、Cメロとラストサビで登場します。
とくにラストサビでは一部が転調し、それまで裏声で発声していた部分も地声でhiAを出すようになります。
そのため、hiAのキーが安定して出せるということが必須になってきます。
とはいえhiAは男性の平均的な地声の最高音をやや越えています。
このキーを安定して出せる人は少ないでしょう。
なのでキー調整をしたいところですが、地声最低音がそこに待ったをかけます。
地声最低音はmid1B(B2)で、これは一般的に見てもかなり低いキーになります。
このキー自体は登場が一瞬ですが、Aメロにはそれ以外にもmid1Dのロングトーンが登場します。
mid1Dでさえ低いと感じる人が多いでしょう。
つまり、原曲キーの段階で低音には余裕がないということになります。
この状態でキーを下げると低音部分も下がってしまい、満足に音を出せないということも起こりえます。
なので基本的にはキー調節をしない方針がおススメです。
もしも低音に自信がある場合は、下げてもOKです。
これで地声最高音がmid2G(G4)になります。
サビに関しては一気に楽になるでしょう。
ただし、低音はlow音域に突入するので、低音が得意な人向けです。
もしも高音に相当な自信がある場合は、逆にキーを上げたほうが歌いやすくなるでしょう。
音程難易度はやや易になります。
ゆったりとしたペースで歌唱できるので、かなり余裕はあります。
音程配置も複雑ではないので、歌いやすく感じるでしょう。
以上を考慮して、
キー調整がしにくいのが難点ですね。
GACKTさんは綺麗な低音を響かせるアーティストですので、低音が苦手だと歌いにくいと思います。
逆に低音が得意な人は下げることも視野に入るので、向いているとも言えます。
とはいえ音域はかなり広く、低音が得意でこの曲を歌いこなせるならば、
かなりの歌唱力があるということになります。
まだ実力が不足していると思う場合は、他のアーティストの曲で実力をつけるのもアリです。
とくに、低音が大丈夫な場合は、高音を他のアーティストで練習して、
その後にGACKTさんの曲に戻ってくるという方針がおススメですね。
音域の問題を解決すると、意外にも歌いやすさを感じるはずです。