「Vanilla / GACKT」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「Vanilla / GACKT」の楽曲データ
Vanilla
GACKT
2004/02/25 ¥204
アーテイスト | GACKT |
---|---|
リリース | 1999/8/11 |
タイアップ | 「たかの友梨ビューティクリニック」CMソング |
総合難易度 | ★★★★★ |
音程難易度 | ★★★★★ |
地声最低音 | lowC(C2) ※Aメロ、サビで登場 |
地声最高音 | mid2G#(G#4) ※ラストサビで登場 |
裏声最高音 | hiD(D5) ※ラストサビで登場 |
スピード | BPM92(標準的な速さ) |
ラップ | なし |
1999年8月11日にリリースされたシングル曲です。
GACKTさんの2作目のシングルで、知名度が高い一曲です。
シングルの売上枚数でも上位となっています。
YouTubeにてcrownrecordがPVを投稿しています。
2020年10月現在、再生回数が630万回を突破していて、人気が伺えます。
もちろん、曲の最後まで聴くことができます。
曲調はアップテンポで、弾むようなメロディが特徴的なナンバーです。
ノリノリで歌唱できるのが良い点ですね。
「Vanilla / GACKT」の構成と歌い方について
- 1番:Aメロ(2回)→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
- ラスト:Bメロ→ラストサビ
- 高音:mid2C
- 低音:地声最低音lowC(2番)
- 音程:やや難(音程変化は単調だが、歌詞を敷き詰めている)
力を入れずに、リラックスした状態で歌唱していきます。
リズムに乗りつつも口ずさむような歌唱で、アクセントは意識しません。
歌い方だけを覚えて、軽い調子で歌唱していきましょう。
歌詞を敷き詰めている部分が多いので、流れるように歌うのがコツです。
切れ目は多いですが、短いですので、しっかりと切ってリズムを取っていきましょう。
- 高音:mid2F
- 低音:mid1C
- 音程:普通(前半は歌いやすいが、後半は歌詞を敷き詰めがち)
発声に関してはAメロと同じです。
注意点として、Aメロよりも母音を伸ばす部分が多くなります。
そのため、やや余裕が持てるパートと言えます。
最後のロングトーンでサビへと繋いでいきます。
しっかりと伸ばした後はいったん休憩し、サビへと気持ちをリセットしましょう。
- 高音:mid2G(地声)、hiA#(裏声)
- 低音:mid2C
- 音程:普通(変化は複雑だが、歌いやすい)
同じような音程配置が繰り返されます。
張り上げる部分が地声の場所と裏声の場所があります。
裏声の方がキーが高いですが、地声部分もややキーは高めです。
地声部分はしっかりと発声し、裏声部分は抜けるような裏声を出しています。
力の強弱が地声と裏声で違うので、そこを意識して行きましょう。
フレーズごとに地声、裏声、地声、裏声と繰り返すので、順番を覚えておくとミスをしにくいです。
切れ目がかなり多く、リズムが狂わされやすい部分です。
少しの切れ目ですが、しっかりと一旦区切るなどして、リズムに乗っていきましょう。
焦って速く歌わないように要注意です。
Bメロの最後のフレーズが繰り返されます。
Bメロを覚えていれば音程やメロディは同じなので、
問題なく歌唱できるでしょう。
- 繰り返し:あり
- 転調:あり(繰り返し部分で全体的にキーが+1)
- 高音:地声最高音mid2G#(転調後)、裏声最高音hiD
裏声最高音のhiDの後に転調し、キーが+1されます。
カラオケで歌う場合の「Vanilla / GACKT」の総評
曲中での音域はlowC(C2)~hiD(D5)と恐ろしいほど広いです。
地声最高音がmid2G#(G#4)で裏声最高音はhiD(D5)です。
高音低音どちらも男性の平均的な音域を大きくオーバーしています。
パート内部で、音域は激しく変化しません。
音域はかなり広いのですが、低いパートは低い、高いパートは高いとなっています。
とはいえそれでもAメロはかなり低く、サビは高めなので、音域の難易度は高めですね。
地声最高音はmid2G#(G#4)で、転調後のラストサビで登場します。
登場頻度は少ないものの、張り上げるような発声なので声が裏返りやすいのが難点です。
mid2G#までの音は安定して出せるのが絶対条件になります。
地声のキーにしては少し高いかもしれませんが、
というのも、地声最低音はlowC(C2)と恐ろしく低く設定されています。
このキーは一瞬のみの登場で、セリフのような部分に割り振られています。
lowCは採点の音域で設定されているキーなので、以上の理由から、無視してもOKです。
ちなみにこの最低音を無視した場合、次に低いキーはmid1Bとなります。
残念ながらこれでも十分に低いために、キーを調整するのはおススメできません。
裏声最高音はhiD(D5)で、ラストサビで登場します。
登場は一か所のみですが、それ以外にも多く登場します。
サビではhiA#の裏声が登場しますし、ラストサビでは転調してhiBの裏声も出てきます。
頻度が高いために、高い裏声の実力が必要になります。
音程難易度は難になります。
歌詞を敷き詰めていて変化も複雑です。
低音、高音ともに配分が多く、なかなか思ったように歌えない曲です
以上を考慮して、
純粋に難しい曲です。
音域がとても広く、裏声も多用していて、音程変化も複雑です。
なかなか思ったとおりに歌えないほど配置もいやらしいですね。
難易度が高いですが、その分歌いこなせれば周りの視線を集められますし、
歌っていて楽しくもなれます。
とはいえそのレベルにまで達するには練習が必須です。
色々な曲を歌い慣れている人ですら難しいと感じるレベルで、
少なくとも自分の歌声に自信が持てない人は手を出すべき曲ではありません。
それでもチャレンジしたい場合は、別の曲で裏声やスピードの速い曲を練習するのがおススメです。
音程、裏声、低音あたりが難点なので、それぞれの要素を別の曲でひとつづつ攻略して行くのがおススメですね。