「BEAUTIFUL DREAMER / GLAY」の歌い方【音域】

「BEAUTIFUL DREAMER / GLAY」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「BEAUTIFUL DREAMER / GLAY」の楽曲データ

BEAUTIFUL DREAMER
GLAY
2003/10/16 ¥255

アーティストGLAY
リリース2003/10/16
タイアップ自動車「シボレー・クルーズ」CMソング
総合難易度★★★★
音程難易度★★★★
地声最低音mid1B(B2)※Aメロで登場
地声最高音hiB(B4)※サビ、アウトロで登場
裏声最高音なし
スピードBPM187(とても速い)
ラップなし
BEAUTIFUL DREAMERについて

2003年10月16日にリリースされたシングル曲です。
前作「逢いたい気持ち」から1年以上ぶりのシングル曲です。
GLAYのライブではかなり高頻度で歌われる曲で、知名度は高めです。

CMソングに起用されています。
ですがどちらかというとGLAYの別の曲からGLAYが好きになり、他の曲を聴いているうちにこの曲も気に入る流れが多いようです。

YouTubeにてOfficialチャンネルがPV動画を投稿しています。
投稿は10年前で、300万回以上再生されている人気曲です。

白黒のモノクロ調のPVになっています。
GLAYのメンバーが演奏し、鳥が多く登場します。

歌詞の最後に登場する「~」で囲まれた歌詞が印象的です。
「BEAUTIFUL DREAMER」の名にふさわしく、美しさを求めた曲になっています。

「BEAUTIFUL DREAMER」は軽快なロックナンバーとなっています。
前奏でのドラムとベースの音が壮大な世界観を作り上げます。
TERUさんの歌声と伴奏が弾むようなメロディを奏でてくれます。

サビを歌いきった後のベースの特徴的なメロディ、
そしてラストサビの後のバイオリンの音が幻想的な雰囲気を出している曲ですね。

「BEAUTIFUL DREAMER / GLAY」の構成と歌い方について

曲の構成
  • 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
  • ラスト:ラストサビ(2回)→アウトロ
歌い方解説
Aメロ

一部がキーが高く、mid2D(D4)のロングトーンも登場します。
しかしそれ以外の部分はキーが低めで、地声最低音もこのパートで登場します。

歌詞はやや敷き詰め気味ですが、息継ぎの暇は十分にあります。
スピードは速いですが、まだ余裕がある段階です。
音程の変化もそこまで複雑ではないので、合わせやすさを感じるでしょう。

力を抜いた優しい発声で歌唱していきます。
少々高い部分がありますが、その部分でも力を抜いて歌っていきましょう。

前半では呟くように、囁くように優しく発声をしていきます。
一方で後半には少し力を入れて前半との違いを出すとらしさが出てきます。

Bメロ

全体的にキーが高めに設定されています。
中心に構成されているのはmid2E(E4)のキーで、Aメロから一気に上がります。
サビへとつながるロングトーンはhiA(A4)の高音です。
BメロからhiA(A4)の音が登場するのは珍しく、難易度が高いのが分かりますね。

Bメロそのものは2フレーズしかないものの、歌詞は敷き詰め気味です。
また音程配置が少し複雑で、かつ歌いにくい位置に配置されています。
激しく上下に音程が動くので、音程を外しやすいのも難点です。

Aメロ時よりも力を入れて歌唱していきます。
高音になるにしたがって発声に力を込めて、叩きつけるように発声をします。
サビへとつながるシャウト部分が綺麗に出せれば完璧です。

音程変化が一部複雑なところがあります。
3音ずつ同じ音程を繰り返しますが、1音目の母音を強調しつつリズムを取っていくとそれっぽく歌えます。

サビ

キーの高さはGLAYの曲の中でも群を抜きます。
最高音はここで登場します。しかし、登場は一瞬です。
一番の問題は中心となっている音です。
恐ろしいことに、hiA(A4)が中心になっています。

サビの中でhiA(A4)の音を連発します。
サビの半分以上がhiA(A4)の音で、高音が得意な人でも厳しさを感じるくらいです。
それ以外にも、ロングトーンはmid2F#(F#4)の音だったりと、全体的に見てかなり高いということがよく分かります。

歌詞の敷き詰め具合はかなり激しく、全体を通して早口での歌唱が必要です。
また音程変化が一部複雑で、短いスパンで激しく上下するために歌いにくいです。
音程も外しやすく、かなり難易度が高いパートです。

サビは耳に残りやすく覚えやすいですが、そのことを考慮しても音程難易度は高いと言えます。
かなり練習をしないと、満足に歌うこともできないレベルですね。

高音が連続しますが、流れるように歌っていくだけの余裕が必要です。
もしも高音がきつい場合はキーを下げることも考えましょう。

音程変化が複雑で、歌いにくいパートです。
歌唱をする場合には伴奏に耳を傾けます。

また採点ゲームをやっている場合は音程バーを見ないようにしましょう。
音程バーに気を取られて上手く歌えなくなります。
多少外してもいいので、流れに任せた歌った方がらしさが出てきます。

Cメロ

ありません

ラストサビ

転調はないものの繰り返しはあります。
サビは難易度が高めですが、それを2回繰り返します。

さらに、最後にはアウトロが用意されています。
アウトロはラストサビの最後と変わりません。
ですが最後にはキーの高いロングトーンが待っています。

最後のロングトーンのキーはhiA(A4)とかなり高いです。
このキーを地声で出すのは、厳しいでしょう。

カラオケで歌う場合の「BEAUTIFUL DREAMER / GLAY」の総評

曲中での音域はmid1B(B2)~hiB(B4)と広めです。
地声の最高音がhiB(B4)で裏声は使われていません。
ちょうど2オクターブの音域ですね。

男性の平均的な音域から考えると大きく上にずれています。
中心に使われている音が高く、ほとんどの男性は高い印象を持つでしょう。

AメロBメロでさえ、頻出するのがmid2D(D4)やmid2E(E4)の音なのも厳しいところです。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

AメロBメロサビといったパートの中では音域はそこまで頻繁に変化しません。
とはいえ音程変化は上下に激しく変わります。
歌いにくいと感じる部分は多いでしょう。

高めのAメロBメロも問題ですが、一番の問題はサビでしょう。
hiA(A4)の音が連発されると、どれだけ高音が得意でも苦しさを感じるでしょう。

この曲に関してはキーを下げたほうが無難ですね。

キー調整は、4つ~5つくらい下げるのがおススメです。

これでサビの中心となる音がmid2E(E4)やmid2F(F4)になります。
これでもまだ高いですが、原曲に比べればかなり歌いやすくなるでしょう。

しかし、地声最低音も同時に下がり、lowの音域にまで突入します。
地声最低音は一瞬だけ登場するわけではありません。
そのためAメロでの歌唱が低すぎて難しくなるでしょう。

キー調整がしにくいですね。
下げないと高すぎますし、下げると低すぎる部分が出てきてしまいます。
音域的な難易度はかなり高いと言えるでしょう。

音程難易度は難となっています。
全体的にスピードが速く、ほぼすべてのパートを早口で歌います。
舌が回るかどうかがまずは問題です。

さらに音程配置も複雑で、歌いにくい位置に配置されています。
カラオケで歌唱してみると思ったように歌えないことが起こります。
激しく上下に移動する音程は、高音を連発しながら歌うのは難しいと言わざるを得ません。

以上を考慮して、

総合的な難易度では難になると感じました。

キー調整はしにくいですが、仮に下げたとしても難易度は「やや難」クラスです。
GLAYの曲の中ではTOPクラスに難易度の高い曲です。

かなり高音が強く、そして音程を合わせる実力が必要です。
さらにその状態でカラオケでかなり練習を積まないと満足に歌えないでしょう。
数多くの曲を分析しましたが、ここまで難易度が高い曲は少ないです。

曲調はとても良く、疾走感も相まってカッコいい印象が強いです。
そのため周りに訴える力も強いです。

GLAYを知っていてこの曲を知らない人に聴かせると、「いいね!これ!」という言葉をもらいやすいです。

歌っていて楽しい曲でもあるので、もしも気に入った場合はチャレンジしてみるのも良いかもしれません!

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