「Way of Difference / GLAY」の歌い方【音域】

「Way of Difference / GLAY」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。

自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。

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「Way of Difference / GLAY」の楽曲データ

Way of Difference
GLAY
2002/02/27 ¥255

アーティストGLAY
リリース2002/2/27
タイアップバラエティ「あいのり」主題歌
総合難易度★★★★
音程難易度★★★★★
地声最低音mid1E(E3)※Cメロで登場
地声最高音hiD(D5)※ラストサビで登場
裏声最高音なし
スピードBPM107(標準的な速さ)
ラップなし
Way of Differenceについて

2002年2月27日にリリースされたシングル曲です。
前作「ひとひらの自由」から約5か月ぶりのリリースになります。
オリコン1位を獲得し、累計で70万枚以上売り上げた大ヒットシングルです。

タイアップは有名バラエティ番組「あいのり」です。
そのため、当時はタイアップ方面でも有名になりました。

YouTubeにて公式チャンネルがPVを投稿しています。
再生回数は900万回を突破しています。
GLAYの公式チャンネルでもTOPクラスの再生回数ですね。

タイトルの「Way of Dirrerence」は英語で「違った道」という意味です。
歌詞も、ずっと一緒に居た2人が異なる道を歩むことが記されています。
とらえ方によっては失恋ソングにも聴こえますね。

メロディはバラード調ながらも、流れるように歌唱するTERUさんの歌声が、バラードとは少し違った世界観を作り上げています。

「Way of Difference / GLAY」の構成と歌い方について

曲の構成
  • 1番:イントロ→Aメロ→サビ
  • 2番:Aメロ→サビ
  • ラスト:Cメロ→ラストサビ(2回)→アウトロ
歌い方解説
イントロ

イントロというよりもほぼサビです。
音域、音程、歌い方に関しては「サビ」の部分で説明します。

Aメロ

Aメロですがキーは高めです。
中心となる音はmid2E(E4)で、mid2D(D4)やmid2F#(F#4)のロングトーンも登場します。
またサビへとつながる部分はキーが高く、hiA(A4)の音が連発します。

スピードはゆっくりですが、歌詞をかなり敷き詰めています。
音程変化も単調なものの、細かい変化が多く、外しやすいです。
全体的に歌詞と歌い方をしっかりと覚えないと、思ったように歌えないでしょう。

声の大きさをセーブした状態で、芯のある発声を心がけます。
発声が不安定にならないように注意しましょう。
リラックスしての発声が効果的です。

歌詞を敷き詰め気味なので子音を強調しつつ歌唱していきます。
ただし、フレーズの最後は母音を強調しての伸ばしが多いので注意しましょう。
切れ目は分かりやすく、息継ぎをする暇も十分にあります。
流れるように歌唱していきましょう。

Bメロ

ありません。

サビ

中心となる音はmid2D(D4)やmid2E(E4)などです。
しかし一部音域が上がる部分があり、そこではhiA(A4)が中心に登場します。
hiA(A4)の登場頻度が多く、この音を安定して出せるくらいのレベルが求められています。

歌詞は敷き詰め気味で、ほとんど早口のような歌唱になります。
音程変化も複雑で、急に張りあがる部分や、一気に下がる音程もあります。
歌い慣れている人でも音程を合わせにくく感じるでしょう。
音程を意識して合わせる余裕はないので、しっかりと歌い方を覚えておく必要があります。

Aメロでの発声のままサビを歌唱します。
高音部分がありますが、そこも力を入れずに発声します。
無理やり出さないように注意しましょう。

Aメロと同じく歌詞を敷き詰め気味です。
かなり難しいパートで、子音を強調しつつ、アクセントで音程を合わせていく必要があります。
子音での発声ならば歌詞をはっきり歌ってもリズムが狂うことはありません。
むしろ歌詞をはっきり歌わないようにすると早く歌ったり、遅く歌ったりしがちです。

Cメロ

前半と後半に分かれます。
前半は全体的にキーが低く、地声最低音も登場します。
中心となるキーもmid1G(G3)で、安定して出しやすいです。

後半はキーが上がります。
mid2E(E4)の音を中心にするようになり、mid2G(G4)のロングトーンも登場します。
高低差が激しいパートですね。

歌詞は相変わらず敷き詰め気味で、休む暇がありません。
音程変化は緩やかに変化します。急激に上下する部分はありません。
しかし、余裕はありません。Aメロやサビよりは少し余裕があるくらいです。

ここでも発声はAメロと同じです。
相変わらず歌詞は敷き詰め気味なので子音を強調しつつ歌唱していきます。
サビよりも切れ目が多く配置されているので、切れ目を意識してリズムを取っていきましょう。

ラストサビ

繰り返し、および転調があります。
2回繰り返し、2回目の繰り返しで転調が一部発生します。
地声最高音はこの転調部分で登場します。

転調部分は最高音のみならず、hiB(B4)のロングトーンがあったりと、かなりの高音が要求されます。

音程に変化はないので、高音の方に意識を向けていきたいですね。

ラストサビから発声が強くなっていきます。
転調部分で強さが最大になり、やや叩きつけるような発声になります。
Aメロとサビで押さえていたリラックスを開放し、歌声に芯を入れていくイメージです。

カラオケで歌う場合の「Way of Difference / GLAY」の総評

曲中での音域はmid1E(E3)~hiD(D5)とやや広めです。
地声最高音はhiD(D5)で、裏声は使用されていません。

曲全体を通して高音域が多く、とくにラストサビでは男性の平均的な声域をはるかに超える高音のロングトーンが複数登場します。

参考:男性の平均声域

男性の平均的な声域

パート内部での音域の変化は激しくありません。
どのパートも高く、Cメロの一部のみが低くなっています。

地声最高音はhiD(D5)で、ラストサビで登場します。
転調部分に当たるので頻出するわけではありません。

地声最高音はGLAYの曲の中でもトップクラスの高さです。
しかし、曲中での高音の割合も目を見張ります。
全体的にmid2E(E4)の登場が多く、hiA(A4)やhiB(B4)の登場も多いです。

これらの高音を頻繁に出していかなくてはなりません。
加えて歌詞の敷き詰めが激しいので、高音を素早く出していく必要があります。
そのため高音に慣れていないと、そもそも歌うことすらできません。

「Way of Difference」は地声最高音、中心となる音どちらも一般的な男性の声域を大きくこえています。
歌唱をする場合には、よほど高音に自信がない限り、キーを下げたほうが無難です。

キーを下げる場合、4つ~5つ下げてみましょう。

これでも最高音は高さを感じると思います。
しかし中心となる音が軒並み下がるので、一気に歌いやすくはなります。

地声最低音はmid1E(E3)でやや余裕があります。
Cメロの前半部分が低音地帯です。
低すぎる場合は歌えなくても気にしないのもアリだと思います。
高音部分がかなり厳しいので、低音部分は多少苦しくても我慢をしましょう。

音程難易度は難となっています。
「やや難」寄りの「難」です。
とにかく歌詞を敷き詰めがちで、休まる暇がありません。

そのため音程を合わせる余裕もありません。
音程変化も複雑な部分があり、細かい部分を外しやすくなっています。
キーを下げてもこの問題は解決しないので、音程難易度は難しいといえます。

また、この曲の難しいのは普段のTERUさんとは違った発声法にあります。
TERUさんは多くの曲のサビを力強い地声で歌唱しますが、この曲は全体的にリラックスした状態での歌唱になっています。

この歌唱法を真似するのが難しく、無理やり出したりすると原曲とは大きく違って聴こえてしまいます。原曲を再現しようとしても、サビでの音域の高さがそれを邪魔してきます。表現という意味でも難易度は高めです。

以上を考慮して、

総合的な難易度では難になると感じました。

キーの高さ、音程の難易度、歌詞の敷き詰め具合、表現、これらを考慮して「難」にしました。GLAYの曲の中でもトップクラスに難しく、やや歌いにくい曲です。

もちろんカラオケで披露すれば周りは注目してくれます。
しかし、その領域までもっていくにはかなりの練習が必要になるでしょう。
少なくとも、色々な曲を歌い慣れていて、カラオケの経験値が高いことが前提です。

その上でしっかりと歌詞と歌い方を覚え、カラオケで自主練を積む必要があります。
上級者向けの曲ですね。

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