「LET ME BE / GLAY」について歌い方や音域を解説しました。
カラオケで歌う場合の参考にしてください。
自分のキーを知っているとより参考になります。自分のキーの判断方法は以下で説明しているので、調べてみましょう。
このページではあなたの声のキーの高さを計測する方法について説明しています。自分の声の高さを知ろう!専用システムで音域(声域)チェック!音域(声域)を知る際に、「音域チェッカー」を使用します。音域チェッカー「音域チェッカー[…]
「LET ME BE / GLAY」の楽曲データ
LET ME BE
GLAY
2009/10/21 ¥255
アーティスト | GLAY |
---|---|
リリース | 2009/10/21 |
タイアップ | 映画「イサム・カタヤマ=アルチザナル・ライフ」主題歌 |
総合難易度 | ★★★☆☆ |
音程難易度 | ★★☆☆☆ |
地声最低音 | mid1C#(C#2)※Aメロで登場 |
地声最高音 | hiB(B4)※サビ、Cメロで登場 |
裏声最高音 | なし |
スピード | BPM() |
ラップ | なし |
2009年10月21日にリリースされたアルバム「THE GREAT VACATION VOL.2 〜SUPER BEST OF GLAY〜」に収録されている曲です。
このアルバム自体がかなりの大ボリュームで、「LET ME BE」はDisc3に位置します。
2009年に同時開催したライブ会場で先行配布されていたものをアルバムに収録した形になります。
YouTubeにて公式チャンネルがライブ映像を投稿しています。
ライブ音源なのでアルバムの音源とは少し違っています。
ですが、ライブはライブで良い味を出しています。
タイトルの「LET ME BE」は英語で「私を一人にしておいて」という意味です。
少し物寂しいタイトルですね。
歌詞にも淋しさを連想させるフレーズがちりばめられています。
歌詞は昔恋頃を抱いていた相手との別れを決意するように読み取れます。
自分は気にせずに、幸せになってほしい、というような気持が読み取れます。
曲調もバラード調になっています。
GLAYにしては珍しく、ピアノをメインとした旋律が多めです。
ピアノとTERUさんの歌声が、物寂しい世界観を美しく作り上げています。
「LET ME BE / GLAY」の構成と歌い方について
- 1番:Aメロ→Bメロ→サビ
- 2番:Aメロ→Bメロ→サビ
Aメロにもかかわらずキーは高めです。
中心となる音はmid2E(E4)やmid2G#(G#4)などで、mid2E(E4)のロングトーンも出てきます。
スピードはゆったりですが、やや歌詞は敷き詰め気味です。
しかし息継ぎの隙間は多く、音程も難しくはありません。
声の大きさをセーブした状態で、芯のある発声を心がけます。
発声が不安定にならないように注意しましょう。
歌詞の切れ目が多いので、そこでリズムを取ります。
あまり母音は強調しません。
強調できる部分でも切っていることが確認できます。
音域はAメロとほとんど変わりません。
しかし一部ですが地声最低音が登場します。
地声最高音のみ低く、それ以外のキーは高めという珍しい構成です。
Aメロ以上に歌詞を敷き詰めています。
やや早口のように歌わなくてはなりません。
音程は難しくはなく、緩やかに変化します。
流れに乗って歌唱しつつ、音程を合わせやすいですね。
Aメロと同じような発声を意識します。
ただし、次第にキーが上がっていくので、少しずつ声量の抑えを外していくイメージです。
Aメロが50%の声量だと仮定すると、Bメロは70%程度を意識すると良いでしょう。
歌詞は敷き詰め気味ですが、歌詞の切れ目ははっきりとします。
息継ぎを行わない切れ目が多いので、そこを意識しつつリズムを取っていきましょう。
ここも全体的にキーが高く、中心となる音はhiA(A4)です。
他にもmid2G#(G#4)やmid2F#(F#4)のロングトーンが連発されます。
地声最高音も登場し、曲中でもっとも苦しくなりやすいパートですね。
歌詞は敷き詰めておらず、音程変化も激しくはありません。
しかし、細かく変化する音程が多めなので、一部を外してしまうことはあるでしょう。
AメロBメロと違って声量をセーブしません。
全体的に強い発声を意識しますが、張り上げる部分では叩きつけるような発声ではなく、泣いているような発声を意識します。
出し方が分からなくても、それっぽく歌うだけでも形になりやすいです。
ペースがゆったりになり、歌詞の敷き詰めもなくなります。
切れ目も分かりやすく、余裕が出てくるパートです。
高音の維持に注意力を使っていきましょう。
ありません。
ありません。
2番のサビで終了です。
カラオケで歌う場合の「LET ME BE / GLAY」の総評
曲中での音域はmid1C#(C#3)~hiB(B4)とやや広めです。
地声最高音はhiB(B4)で、裏声は使用されていません。
曲全体を通して高音域が多く、どれだけ高音が維持できるかが問題になる曲です。
パート内部での音域の変化は複雑ではありません。
Aメロがやや急激に上下しますが、歌いにくいというほどではありません。
全体的に高いので、歌いにくいといった部分はほとんどないでしょう。
地声最高音はhiB(B4)で、サビで連発されます。
最高音の周りにはhiA(A4)の音も多く目立ちます。
地声最高音はもちろん高いのですが、曲中での高音の割合も目を見張ります。
Aメロから他のアーティストの曲のサビ部分で出てくるような音域が登場します。
最低音のあるBメロも全体的に高音域が多めです。
高音をただ出すのではなく、出し続ける必要があります。
高音の難易度はかなり高いと言えますね。
これで最高音がmid2G#(G#4)まで下がります。
中心の音を下げることで、歌いやすさを感じるでしょう。
ここまで下げると地声最低音が心配ですが、この最低音は一瞬しか出てきません。
Bメロで出現し、最低音の後に一気に高音域へと移動します。
仮に原曲キーで歌唱しても音程を合わせるのが難しい部分です。
登場頻度が多くないので、無視して下げてしまうのが良いでしょう。
音程難易度はやや易となっています。
「易」寄りの「やや易」です。
曲中を通じて難しいところは少なめです。
歌いやすく、合わせやすさを感じるでしょう。
高音部分を解決すれば音程を合わせる余裕も出てくるので、難易度は低めです。
以上を考慮して、
キーを下げやすいのが一番のメリットです。
音程も難しくはなく、歌いやすい曲です。
キー調節をすれば落ち着いて歌いやすいですし、取り掛かりやすい曲と言えます。
「GLAYの曲をこれから歌いたい人」におススメしやすい一曲です。
難易度も高くなく、入門としてはちょうど良いです。
もちろんキー調整は必須ですが……。
カラオケで披露する場合には中盤から終盤にかけて入れるといいでしょう。
しんみりとした雰囲気で周りの気持ちを掴みやすいです。